今日の1限は「臨床心理学」の授業。
授業内容が非常に興味深かったので
書き留めておこうかと思います
この授業は「臨床」という名ですが、
主に「食」と「こころ」の関係性について考えていく授業です。
受講者数も約20名と少人数なので、
机を円形に囲んで、ゼミっぽい講義となってます。
本日のテーマは
「食事を学校給食に任せることのデメリットとは?」
昼食を給食で出すというのは当たり前ですが、
最近は朝食の欠食が目立ち、
午前中の授業から居眠りする児童が増えてきているそうです
そこで、一部の地域では試験的に
朝ごはんを学校で提供するということが行われています。
朝食を給食として出すことのデメリットとして、
①食に関する経験の不足
ごはんの準備、家族とのコミュニケーション不足など。
食事中の会話は大変重要なコミュニケーションの場。
友達とのコミュニケーションは図れても、
家族とのコミュニケーションの機会が少なくなってしまいます。
「食」というのは「食べる」だけでなく、
調理の過程や後片付けもひっくるめたものだと思います。
②家庭の味・おふくろの味を経験する機会が少なくなる
『好きな食べ物は?』って子どもに聞いた時に、
『給食で食べたカレーライス!!』って答える子もいるかもしれません。
家庭で料理をしているお母さん(やお父さん)にとっては
少し悲しいですよね
③夕食がより一層簡素になる可能性がある
『朝・昼は学校でしっかりと栄養バランスのよい食事をしてるんだから、
晩はちょっとぐらい手抜きしてもいいかな?』
と思っている親も少なくありません。
実際働いているお母さんにとって
仕事から帰ってきて晩ご飯を作るというのは
すごく大変なことです。
(この授業の先生も働きながら家事をこなしていらっしゃいます。)
結果、お惣菜を買ってきて
調理をラクにしてしまったりするのも事実です。
これでは家庭での食事に楽しみや期待感がなくなってしまいます。
④学校給食が一生続くわけではない
今はこの子どもたちにとってはよいかもしれないけれど、
朝食を学校で食べることに慣れた子どもたちが
将来大きくなって親になった時、
果たして同じような朝食を作れるか…?
というとYESとはいいにくですよね
家庭での変化がない限り、
朝食給食の取り組みは意味を成しません。
⑤料理の光景を目にする機会が少なくなる
まるごとの魚をその場でさばくと、
何だか魚さんに申し訳ない感じがしますが、
切り身の状態でみると、
その申し訳ない感覚が薄らぐってことはないですか?
そのように「命を犠牲にして栄養を戴いている」という感覚が
希薄化していくのではないかと思います。
⑥料理の汚い部分を目にしない
出来上がった料理はキレイですが、
その料理が完成するまでに、野菜くずや袋のごみなどといった
汚い部分も発生するのです。
中食(出来上がった料理を買って家で食べること)や外食では
そういう汚い部分が排除された状態で提供されます。
料理をすると汚い部分も出てくる
ということを教えるも食育には重要です。
っとまぁ、こんな感じです
食育って奥が深いですね
今日は真面目腐った日記でした
授業内容が非常に興味深かったので
書き留めておこうかと思います
この授業は「臨床」という名ですが、
主に「食」と「こころ」の関係性について考えていく授業です。
受講者数も約20名と少人数なので、
机を円形に囲んで、ゼミっぽい講義となってます。
本日のテーマは
「食事を学校給食に任せることのデメリットとは?」
昼食を給食で出すというのは当たり前ですが、
最近は朝食の欠食が目立ち、
午前中の授業から居眠りする児童が増えてきているそうです
そこで、一部の地域では試験的に
朝ごはんを学校で提供するということが行われています。
朝食を給食として出すことのデメリットとして、
①食に関する経験の不足
ごはんの準備、家族とのコミュニケーション不足など。
食事中の会話は大変重要なコミュニケーションの場。
友達とのコミュニケーションは図れても、
家族とのコミュニケーションの機会が少なくなってしまいます。
「食」というのは「食べる」だけでなく、
調理の過程や後片付けもひっくるめたものだと思います。
②家庭の味・おふくろの味を経験する機会が少なくなる
『好きな食べ物は?』って子どもに聞いた時に、
『給食で食べたカレーライス!!』って答える子もいるかもしれません。
家庭で料理をしているお母さん(やお父さん)にとっては
少し悲しいですよね
③夕食がより一層簡素になる可能性がある
『朝・昼は学校でしっかりと栄養バランスのよい食事をしてるんだから、
晩はちょっとぐらい手抜きしてもいいかな?』
と思っている親も少なくありません。
実際働いているお母さんにとって
仕事から帰ってきて晩ご飯を作るというのは
すごく大変なことです。
(この授業の先生も働きながら家事をこなしていらっしゃいます。)
結果、お惣菜を買ってきて
調理をラクにしてしまったりするのも事実です。
これでは家庭での食事に楽しみや期待感がなくなってしまいます。
④学校給食が一生続くわけではない
今はこの子どもたちにとってはよいかもしれないけれど、
朝食を学校で食べることに慣れた子どもたちが
将来大きくなって親になった時、
果たして同じような朝食を作れるか…?
というとYESとはいいにくですよね
家庭での変化がない限り、
朝食給食の取り組みは意味を成しません。
⑤料理の光景を目にする機会が少なくなる
まるごとの魚をその場でさばくと、
何だか魚さんに申し訳ない感じがしますが、
切り身の状態でみると、
その申し訳ない感覚が薄らぐってことはないですか?
そのように「命を犠牲にして栄養を戴いている」という感覚が
希薄化していくのではないかと思います。
⑥料理の汚い部分を目にしない
出来上がった料理はキレイですが、
その料理が完成するまでに、野菜くずや袋のごみなどといった
汚い部分も発生するのです。
中食(出来上がった料理を買って家で食べること)や外食では
そういう汚い部分が排除された状態で提供されます。
料理をすると汚い部分も出てくる
ということを教えるも食育には重要です。
っとまぁ、こんな感じです
食育って奥が深いですね
今日は真面目腐った日記でした