こんにちわ!4Kです。
先日、ブログを見て頂いている方から弾頭の中心に穴を(寸法を出す)開ける方法
の問い合わせがありましたので今回少し説明したいと思います。
(工作系ブログですから!!)
弾頭の中心になぜ穴を開けるか!弾頭にワッズをネジで固定して撃つ為で
私もいつかやりたいと考えていました。(まだやっていないのですが)
で!私が製作した物でこれ!
これは何かといいますと弾頭の外径を均一化する為に製作した雇です。
弾頭は鋳造したままだとこの様に少し寸法がズレていました。
楕円になっていたと思います。(約0.1~0.2mmの物ですが)
これを
これに入れ
モルドの中子で少し叩くと
ほぼ外径が均一化します。これも私のMSS-20の銃身内径に合わせました。
穴開けには関係ないやろ!!と怒られそうですがこの雇の下側に穴を開ければ
こうやって弾頭を入れて
反対側からドリルで穴を開ければ、どの弾頭を入れても真ん中に
穴が開きます。!!ドヤァ!!!
と言いたいですが雇は旋盤で製作する必要がありますし旋盤があるのなら、
そのまま旋盤で穴が開けられるやんけ!と怒られそうですね(笑)
では、旋盤も何もない場合どうやってセンター(中心)を出すか?
トースカンを使用して1個1個「けがき作業」をして穴を開ける場所を決めます。
方法はこれ!
まず、弾頭の外径を測定し(この場合Φ15.66mmを使用します。)2分して
中心寸法を出します(7.83mm)。それをトースカンで合わせます。
トースカンで読み取ったこの寸法を
弾頭の頭にけがきます。
それを転がしながら出来れば3か所位やると
こんな感じ!その交差した所がセンター(中心)ですので、そこにポンチを打ちます。
するとあ~ら不思議でもなんでもないのですが( ´艸`)
ほぼ中心が出ました。これでドリルで穴を開ければポンチからズレる事はありません。
(写真は少しセンターがズレているようですが計りましたら0.15mmのズレでした。(笑)
老眼鏡をかけないでポンチを打ちましたので御了承下さい!もし、正確に
打ちたいのであれば拡大鏡で見ながらやるともっと正確に打つ事が出来ます。)
昔からの寸法の出し方ですね。戦争当時女学生がこのように寸法を出してゼロ戦を
作っていたのかも?その人の技量で正確に寸法が出るかどうかですが(笑)
で!これで1個センター(中心)が出ました。穴を開けるのにボール盤を使用して
いればバイスに挟んでボール盤に固定し一度位置を決めてしまえば後はけがか
無くても同じ位置に穴が開けられます。
この状態でボール盤にセットして穴を開ける位置を決めてこのバイスを固定!!
そうすれば後は「けがき作業」しなくてもOK!!
ちなみにこのバイスの弾頭を挟んでいる所はV溝が切ってあるので位置はズレること
なく同じ場所に弾頭を銜える(クワエル)事が出来ます。
安いバイスでも考えれば位置を一定にする事は出来ると思います。
参考になりましたでしょうか?
話は変わりますがGUN-NET.COMにペラッツィのMX8 スキート銃が
UPされていましたね。年代的には私の銃と同じかな?と思いましたが
刻印が金文字?になっていました(笑)
ペラッツィ MX8をお探しの方はお急ぎ下さい!
今日はここまで!
でわでわ!