天守閣はもう消えて久しい
石垣のみで過ごす日々
考え方を変えなければと思う
この過ぎゆく日々 自分の想像を超える変化が起きている
と 言っても個人的にじじいになったと それだけのことだ
なんでもないのに とてつもない疲労感
寝ているのに 足がつる
意欲が薄れ ほとんどすべてに興味を失う
若い頃の絶望ではない
ある種の倦怠感
経験はやがて倦み
すべてはあるがままでいいかなと考えるようになる
自分の能力の衰えも素直に受け入れる
無能の寂しさを感じる時もあるが
無能であることの自由さを これでいいかななんて思う時もある
体重64ｋｇ変わらない
だが 足が重い
ついこの間まで 何気なく歩く
この違和感はなんだろう
衰えとは
今迄なんでもないことが
意識にのぼることである
これが年を取ることかなと思う
新しい体験ではあるが
先輩諸氏は若さを 気持ちを若くということに 執着しているようで
自分とは方向が違う
別に若くとは思わない
このポジションはとても自由である
と 同時に 体が不自由になる
すべてを望むのは傲慢だ
衰えを受け入れよう
自画像を
これが自分のリアルなんだと素直に思う
しみが増えた
皺がさらに増えた
髪の毛は 残念ながら
減った
寄せて集めてのてっぺん禿だ
日記を書く元気が少し出てきた
続くかな
