これは 昭和40年 岩波書店の地図
全羅北道 全羅南道 慶尚南道 慶尚北道の南部 ヤマトが経営した地域がわかる
百済・任那・加羅・新羅の位置関係が 一目瞭然である
この頃は 中国や朝鮮半島の地図は漢字表記で 古代の地名も調べやすかった
継体紀における 欲往任那爲復興建新羅所破南加羅・喙己呑而合任那
任那や南加羅・喙己呑の位置が理解しやすい
何時の間にか 韓国では漢字が失われ 彼等の歴史も失われつつある
現在 自分が調べようとする地図はすべてハングルで表記されている
翻訳をかけても 出てくるのは音だけで 漢字が出てこない
彼等の国の地名の歴史を探るのが難しくなった
現在の韓国庶民は 自国の歴史書「三国史記」や「三国遺事」など もはや読むことも不可能だろう
韓国庶民は 自ら望んで ある種の文盲になろうとしている 理解できない
ヴェトナムもそうだ 嘗て 漢字文化圏であったが 表音文字に変わってしまった
グエン・カオキ氏やホー・チミン氏が 阮高祺や胡志明などの漢字を使っていた時代を覚えている人は少なくなった
発音記号だけの言語で 古代を保てるのだろうか?
同音異義語を区別するためや 新しい概念の表記方法として 造語能力のある漢字を使う
我々は 平仮名 片仮名 アルファベットを 左の言語脳で理解し 漢字を映像として右脳で理解している
無駄で 複雑に見えるが 表現や思考の為に 両方の脳をフルに使用しているのだ
脳の構造は 皆同じだが 脳の使い方が違う 全脳で文字や言語を感じているのだ
たしかに 漢字は 日本や 北朝鮮 韓国 ヴェトナムの固有文字ではない
だが 各国 2000年近くの使用履歴がある
英語のように表音文字だけで進化してきた言語は
表音文字表記なりの歴史の淘汰を経て 同音異義語などほとんど無く きちんとした論理性を保っているし
中国語も 漢字は表意文字であり 同時に表音文字でもあるので 同音異義語は少なく
新しい概念の導入にはやや難があるが 言語として一貫した論理性は保たれている
日本も 漢字 平仮名 片仮名 アルファベットを全て使用する事によって日本語の論理性が保たれている
歴史的使用文字を捨てるのは その国の古代から続いた文化を捨て去るに等しい
何故 幼児語表記に戻ろとするのか 自分には分からない
でも 彼等には彼等自身の考えがあるのだろう
彼等の未来は彼等にまかせよう 我々がとやかく言うことではない
未来の結果に責任を負うのは 彼等自身だからだ
今朝も 2時起床
日記書いてたら もう 3時か
新聞屋のバイクの音がする
新聞取りに行くか