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もう 妻と同じ背の高さになった
夕方 駅まで見送った 3月末に又来ると言う
2歳の赤ん坊から育てたので 孫であるが 自分の子に近い感情はある
妻と違って 特に会話もないが 駅で
じいちゃん 又来るね と手を振って 駅の階段へ足早に歩いて行った
交通費1000円を渡した ありがとうと言った
あちこち擦り切れた靴を履いてたので 昨日靴を買ってあげた
子は成長が早い
娘はいい靴を買ったのだが成長に追いつかない
運動量も激しい 擦り切れるのは当たり前だ
新しい靴を履いて 古い靴は置いて行った
持っていかないのか
3月末には 又来る そん時持って帰る 荷物いっぱいだし
話は違うが
政府が と言うより 官僚機能がまったく働いていなかったのがわかった
3月12日 原発 4基がメルトダウンした事も判断できず
この国の貴族官僚は 現場は掴んでいた事はわかるが
上層部は まったくの無能であった事がわかった
頭はいいが 結果としては無能であった
情報が下から上がってこなかったと言う言いわけは
上がって来る組織を作れなかった彼らの責任である
それ以前に情報を握りつぶした
下に責任を問うのは 自分の無能を晒す事だ
組織を作れなかった その無能さを考えて欲しい
ネットで調べた情報は 玉石混淆であったが
正確な情報もあった
福島の人々が排除されている
他県の人は放射能の恐怖におびえ うろたえている
恐怖に駆られた人々の行動は推測できる
パニックは落ち着いた頃やって来る
官僚は有能である 平時においてのみだ
危機に際しては 我々と変わらず なんの役にも立たない
我々と同じように無能なのに 公務員 政治家と言うだけで高給をむさぼっている
人々も正常な判断力を失っている
素朴に思う
原子力はまだ人の手に負えない
遠い未来 可能かもしれないが
今は無理だろう
経済的にも リスク処理を考えると とても高いものにつく
日本の4分の1の国土を汚染してしまった
金で落とし前がつくものではないだろう
とても高価な電源である事がわかった
お任せしている政治家は ほんとは
選挙で選んでいる人々は ただの無能ではないのか
だからと言って庶民が正しいわけじゃないが
資本主義も 共産主義 社会主義も 絶対君主制中央集権制度も 皆 同じに思える
あるのは 特定の支配階級と 奴隷だ
中国 北朝鮮 ロシアは言うに及ばず イスラム圏 アメリカ ヨーロッパに至るまで
既得権益を守る階級と 彼らと平等になろうとする奴隷と
今は自由のある高級奴隷になったに過ぎない
それだけだ
本当の自由市民になれるシステムはどうゆうものだろう
政治システムを 根本から考え直さなくては
そうしなければ 対立が永遠に続く事になる
奴隷と権力者がいなくなる 存在制度とは
難しい
民主主義の行き詰まりを言う人がいる
違うな経済システムの行き詰まりなのだ
金融制度は 砂上の楼閣 でも それは砂金でできている
世界で全国家のGDPの3倍の金がうごめいている
昔ならインフレで終わりの話だが
まるでゲームのように 金融市場が遊んでいる
実体経済の裏打ちのない ただの投機だ
そこに金持ちが生まれ 彼らが膨大な資金を投入して市場を動かす
これは仕事ビジネスではなく 彼らは博打うち 詐欺師と変わらない
スーツを着たアウトローだ
物や実態の裏付けのない取引は 犯罪に近いと思う
今 それがもてはやされている
さて なるようになる
追記
老いを見つめるようになった
40代 50代の人は 老後の生活を考えればいい
出来るだけ 金を貯めなさい その人々に応じてだが
老後の精神生活は 考えるだけ無駄だ
老いは体験して初めてリアルになる
それ以前は 単なる仮定 推測 或いは伝聞記憶にしか過ぎない
寂しさは あの寂しさとは違う
全てを認めたうえで これがリアルと認識したうえで
己も 他者も 責めるわけでなく
地の底から 冷たく忍び寄る寂寥感なのだ
自分も誰もその責任はない ただ毛管現象のように
我が身に 我が血管に注入される冷たさなのだ
絶望と諦めと諦観と 微かな希望に救いを求め氷河の割れ目の底を歩く
別に暗欝ではない
新しい体験に 表現の方法が見当たらないだけだ
奇妙な明るさがある
それは 何だろう?
老いの彼方に 死が見え 何時か行くその果てへ
この人生の最後の希望だろうか
最近思う
死は 人の 最後の与えられた赦しだと
3歳でカトリックの洗礼を受けたそうだ
勿論自分にはなんの記憶もない
ボナ ヴェントラ クリスチャンネームだ
なんちゃって クリスチャンと 多分同じだ
今 自分は ただの 無神論者だ
もし 形而上の神があるとすれば
それは 救いもせず 罰せず ただ 全てをあるがままにするだろう
人は救いと罰を求める
愚かなる人を でも それでいいのさと どっちでもいいんだよと
ウィンクしてくれそうな気がする
一緒に遊ぼう そう言ってくれそうな気がする
この世界は人皆全てで作るもので 彼は黙ってみてるだけだ
手は貸すが 彼にも 未来は見えないのだ
キリストや ブッダや ムハンマドなど個人崇拝は 好まない
彼らは もし神があるとすれば 彼らは 彼の代弁者だと思う
代理人かな 優れた人である事は確かであるが
さて
自分は 良寛和尚が好みだ
どうしようもない奴が好きだ
山頭火もそうだけど
生活能力もなく ほっつき歩いて 人様の施しで生活し
でも その文献が残ってる事で
地震は 誠に大変に候
野僧草庵は何事もなく候
親類中死人もなくめでたく候
うちつけに 死なば 死なず長らえて
かかるうきめをみるがはひしさ
しかし 災難に逢う時節には災難に逢うがよく候
死ぬ時節には 死ぬがよく候
是はこれ災難をのがるる妙法にて候
俺の人生を振り返れば
俺の人生を決めてきたのは
俺の意志が関係したのは極一部であった
流れの ままに か
なんとなく わかって来たような
気がする
さて 頑張るか