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「禰軍」を調べてたら 韓国における全羅道民の特異性が見えた

2018-09-18 03:42:12 | 極東古史考

 

 

この人物は 姓が禰 諱が軍 字 所謂通称が温 百済人とある
祖先は 永嘉の乱(304年から316年頃まで)の時 百済へ亡命してきた漢人だ
代々 「佐平」百済の一等冠位を受け継いできた 百済最高貴族の家柄の人物だ
顯慶五年( 660 年)百済滅亡の年 唐の臣下となった

ここにある「日本」の文字に対しては まだ定かでないので 言及は避けよう

でも 結果として 百済にとっては裏切り者だろう と 思う
彼は 白村江の闘いで敗戦を帰した日本へ 唐の全権大使である劉徳高と共に訪れている
日中双方の書籍を読んでも 日本が敗戦交渉をしたとか 唐の冊封体制に組み込まれた形跡は無く
客人として歓待してるし 唐から爵位や位階や地位も貰った形跡はない

日本も 唐・新羅の攻撃に備えて 太宰府の巨大な水城を始めとして
北九州から瀬戸内海沿岸部一帯に無数の山城を築き終わっていた
それらの山城から上る狼煙を見ながら 彼等は大阪に入り菟道(宇治市)で拝謁を受けたと言う

多分 彼等の日本見聞報告を聞き 唐は攻撃を思いとどまったと思う
隋は 高句麗攻撃の費用が多大で財政破綻を起こしそれが原因で崩壊したと言われるくらいだ
戦争は莫大な人員や費用の損失を伴うものだ 
日本の軍事守備体制を目の当たりにして
唐は その危険を犯してまで日本を攻撃するのは得策ではないと判断したのだろう


高句麗百済を滅ぼした唐は 新羅を含めて朝鮮半島を支配下に置きたかったらしいが失敗したようだ

新羅は日本にも朝貢しバランスを保とうとした

文武王

文武王陵碑

文武王は 新羅王族の祖先は匈奴の「金 日磾」であると言っている
それが史実であるかどうかは分からないが 少なくとも当時の新羅人はそう信じていたと思われる
後の高麗時代 高麗の王族は元の王族の娘達と婚姻関係を結び 元と縁戚となりモンゴル名を名乗ったのも史実だ

新羅が滅んだ後 「金」氏王朝は復活しなかった

高麗は「王」氏 李氏朝鮮は「李」氏が王朝を継いだ

12人いる韓国の大統領の中にも金氏を名乗るものは 
本貫が金海金氏である金大中(日本名豊田大中)氏と巨済島出身の金 泳三(日本名金村康右)氏の二人しかいない

金氏である新羅人の末裔は多いのだろうが 中央勢力とはなっていないようだ
いや 世論で簡単に右左に揺れ動く現韓国の一般庶民の特性を見ると 
沸騰しやすい新羅の血は受け継いでるなと思う

また 根拠はないが 現在の北朝鮮の王族の始祖の名前は金日成である
この名前に何らかの意図があるのか定かではない 名前を何度も変えているからだ


新羅30代文武王 彼の戦後処理の事跡を見れば 全羅道は百済・高句麗の遺民の残滓だろう
王族・貴族や 財や知識のある商人や技術民は 新羅の高官になったり 日本や中国など周辺国に亡命できた
だが 一般庶民は その土地に 留まらざるを得なかっただろう

現韓国にとって 夫余や倭人の末裔である全羅道民は異民族に等しいのではないのか?

全羅道は 主に高句麗「遺民」・百済「「遺民」で構成される 新羅民とは異なる

百済・高句麗は現韓国民とは関係無いと 韓国民は無意識に感じているのではないだろうか?

現韓国民は 基本的に新羅人つまり女真と蒙古人と亡命漢族の後裔だと思う

姓が 漢字一文字で漢字音読み 漢族の子孫の証明だ
京城と漢字表記して ソウルと読む これは朝鮮音だが
朝鮮音読みの姓名は あまり聞いた事がない

伊藤英人氏 論文
朝鮮半島における言語接触  

 調べてみたら
朝鮮併合時 日本への密入国者は 全羅道 済州島民 慶州民がほとんどだ
百済 高句麗は滅びたのだが 新羅の迫害を逃れて 日本に逃れた と 同じ図式
彼等の これだけ時代を経ても 甘えの構造は変わらない
優秀な人物もいるのだろうが この他者依存体質は 今も変わらない
この他者依存体質を変えない限り 彼等の自立自尊はありえない

自分の見る限り 奇妙だが 北朝鮮が新羅に見える
過去と同じように 新羅が 百済高句麗を抱合するかも知れない
南から北へではなく 北から南へだ 
朝鮮半島は統一される 多分 北によってだろう

さて
どちらにしても 中国かロシア どちらかに帰属する
外れれれば いいが

 

ま でも 日本と関係のないことだ

朝鮮半島民は 過去 日本や中国の属国となる悲惨な歴史を繰り返してきた
確かに同情するに値するが 彼等は彼等 いずれ自立することを祈る
彼等のルーツが推定出来ても 日本とは直接関係がない 

 

風邪がようやく収まってきた
治りが遅い
年をとったのだから 当たり前だ
ようやく季節が秋めいてきたな
ありがたい



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