朝鮮半島では
檀君神話や三国遺事のような伝説が現代でも信じられているし
100年経った出来事である日本軍の呪いの杭などの迷信を本気で信じるほど
人々に 風水や儒教信仰がとても深く根付いている
で
漢書を読んでて
匈奴の「休屠王」の子に「金日磾」と言う人物を見つけた
「休屠王」は殺され「金日磾」は 家族ともども漢の官奴とされたが
能力が優れていたため やがて頭角を現し 武帝の近侍臣にまでなった人だ
金姓は 彼が漢の武帝から拝領した姓である
このBC1世紀の匈奴の王族「金日磾」の末裔が
1世紀の新羅王族金氏の祖先「金閼智」であると言う
「大唐故金氏夫人墓銘」や「新羅文武王陵碑」などの金石文にはそう書かれている
文武王は唐と共に高句麗や百済を滅ぼし
朝鮮半島のほぼ全域を統一した人物
天智天皇の時代 日本と新羅が緊張状態にあった頃の王だ
新羅王族金氏の系図が
匈奴の王族「金日磾」に繋がる歴史的事実があったかどうかはわからない
が
金氏を称する新羅王族達は
自分達の祖先は「金日磾」であると信じていたのは事実である
で
北朝鮮の金日成労働党総書記は 全州金氏を本貫としている
韓国の全羅道が本貫の地で
名前に「日」が入っている
本名は「金成柱」なのに 途中から「金日成」と号するようになった
公言していないが
新羅王族「金日磾」の正統な後継者としての自分を
密かに意識していたのではないかな？
そして後継者が「金正日」そして「金正恩」
金正恩氏が古代新羅の王統を繋いで行けるのかは定かではない
自分の目から北朝鮮を見ると「新羅」が現代によみがえったように感じる
高麗も李氏朝鮮も帰化漢族が支配階級であった
古代新羅は最初は帰化倭族朴氏 後 帰化モンゴル族金氏が支配者であった
古代日本 近代米国 近代ロシア帝国にも奴隷制はあった
だが 自国民を近代まで奴隷にし続けた国家は皆無だ
現代の韓国は 昔の奴婢階級が主権を握った国家だ
奴隷制が無くなってからまだ100年程しか経っていない
現在 国家支配の実務経験がない人々が国家を運営している
現実の国家経営は 南アフリカを見ても とても難しい実験だろう
彼らは常に被害者であったし 弾圧された過去を引きずっている
同情を禁じ得ないが
支配者になった奴隷が 嘗ての支配者と同じ思考・行動をしているように見える
被害者目線 奴隷目線でしか 物事を判断できないのも事実
支配者階級と奴隷階級かの 社会的二者択一の世界に住んでいる
また 両班から絶え間ない暴力受け続け
人格否定や悲惨な境遇など理不尽な扱いを受けたトラウマなのだろうか
問答無用の わがままとも思えるほど承認欲求が強い
心にとても大きな傷を抱えた人々なのだ
とても不幸な事だ
後 一つ 国民の政治姿勢が君主制の理想を求めている事だ
韓国の大統領選挙は中華思想の易姓革命に見える
天命によって前王朝は倒れ 国民に信頼されて選ばれた新王朝が始まる
政権交代のたび 前王は必ず懲罰される
国民は良い指導者について行くだけで 自らの政治責任を負わない
自己責任を伴わないのであるから まさに奴隷的発想である
虐げられた過去を持つ故 人と人の対等の概念を構築できなかった
権力者になった奴隷は 否定した権力者と同じ道を歩む
支配・被支配の政治構築から脱却できないでいる
自由平等の概念を理解出来ないのだ
彼らは人治主義であり
指導者が交替すればすべてうまくゆくと信じてるらしい
国家経営には沢山の失敗とチャレンジと経験が必要だ
全てがうまくゆかないのは 現政権が悪いのだと信じている
ようするに王様が悪いから我々人民は不幸だと言う感覚が抜けてない
良いことは人民の努力 悪いことは王様のせい
支配統治の常識や経験が不足している
この 他者依存意識 お上意識が抜けない限り 長期の発展は難しい
もっとも これは 日本にも多少ある 人様のことは言えない
民主国家は
国民が政治の全責任を負う
行政府を選ぶのも 国民が責任を取らなければならない
民主主義は面倒くさくて しんどいのは事実
政府の責任にすれば楽だが それは奴隷的発想だ
民主主義国家では 最終的に 全てに於いて国民が結果責任を負う
民主主義国家では 国民が高度の政治意識を持たねば 破綻しやすい
自分は 何故 朝鮮半島に興味を持つのだろう？
北朝鮮は敵国であるが 韓国は潜在的敵国である
北朝鮮も 韓国も常に日本を批難し言論攻撃を繰り返している
日本を何時攻撃するか分からない国
だから注意を怠らない
十分注意すべきだろうと思う
今日の集計
関東地域は落ち着いているが
まだ分からない
