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AB19450916VIRGO
 

揺らぐ炎

2010-03-20 06:19:49 | きみと遠い目の語り事

薪ストーブ

キャンプファイア

ランタン

ローソク

闇の中で揺らぐ炎をじっと見てると
無思考状態になりじっとそのゆらめきを見つめる
まるで催眠にかかったように
頭の中はその揺らめく炎だけになる

本能はDNAに焼き付いた遠い学習した記憶

獣は火を怖がる

何万年に渡って火は人間にとって

洞窟の中で揺らぐ炎は
調理のためであり
明かりのためであり
獣を寄せ付けないように身を守り安心して眠るためであり
氷河期の厳しい寒さを忘れさせ
煙は洞窟内を燻煙消毒し寄生虫や毒虫の発生を防いだ

火は守り神であり
部族の移動の際は
その火種は専門の女たちによって
大事に運ばれた

炎の揺らぎに安らぎを感じるのは
大昔のこの時代に獲得された第2の本能とも思われる
DNAに刻まれた遠い記憶

小さな炎を見つめるとき
連綿と受け継がれ 
今の自分の血の中に刻まれた記憶が甦る

一本のローソクの灯りが
心を休め 心をやすらげる
時には心の深い奥底の無に至る



今日は暖かくなると天気予報が言っている
今日も残業
疲れが溜まっているようだ

さて 頑張るか






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