昨日は我ながら頑張った
昼は弁当半分しか食えなかったし
あまりのだるさと喉の痛みで
工場のコンクリートの床に大の字で横になってしまった
俺がこんな状態でいることは会社の誰にも話していない
人に 具合が悪いのに無理して働いてる様子を見せないのが
我々世代の男達の美学だ
風邪ごときでは会社は休まない
同じ給料を貰っている以上
若いとか 年寄りとかは関係ないし
当然 具合が悪かろうとも 何時ものように 普通に仕事はする
と 建前はそうだが
でも 疲れることには変わりない
意地と見栄で頑張るのだ
帰宅の車を運転中に 急に熱が上がってくる
悪寒がするのがその証拠だ
家に着いた途端 ベッドに直行 ３０分ほど休む
じいちゃん 夕飯は？
あのな 少しは俺に同情しろ
じいちゃん 疲れているの
お前 ピザ食いたいって言ってたな
ピザ頼もう
妻からメール
何か買って行きましょうか？
何もしなくていいからね 疲れたでしょ
頑張ったわね
男って言うのは 単純だから こうゆうのが嬉しい
よく頑張ったね よしよしと頭を撫でられてるみたいないい気持ちになる
疲れがいっぺんに吹き飛ぶのだ
男の意地と見栄なんてたわいないものである
が それは気分だけで 熱は下がるわけがない
夕飯後 そうそうに寝る
寝て体力の回復を図る
今朝は７時まで寝ていた
だいぶ調子は戻ったようだ
シャワーを浴び 髪を洗い 寝汗をこすり落とす
かなり体重減っただろうなと体重計に乗ったら
６５キロ？
１ヶ月前６３キロだったはず
体の調子が悪い時は体重が増える？
新たなる発見をした
ま 痩せるよりはいい
じじいは体が資本だ
ネットの散歩でもするか
