<お詫び>
「いくら個人の日記といえども公開されている場で
このくそ暑い日々が続く中
かくも暑苦しい顔を載せるのは本意ではありません
が 本意ではないのですが 1年に1枚自画像を入れるのが
我が日記の習慣になってます
でも 出きれば素通りしていただければ幸いです」
とりあえず お詫びを入れたからいいだろう
暑いな 熱がおさまって来たから 暑さが戻ってきた
男と言うもんは 自分の顔はほとんど見たことが無いのが普通だ
髭剃りは新聞読みながらだし 歯磨きは歩きながらだし
大体鏡を見る習慣が無い
他人が見る客観的己を具体的に見ることが無い
現実を直視できないのではなく 単に自分の外観に興味が無いのだ
洗面所で恒例の記念写真を撮った
う~ん
現実は直視したくないな
口の周りがタモリさんに似てきたような
あの人は確か同い年 数少ない昭和20年生まれだ
蟻が数匹 簡単に埋まりそうな深い皺
重力の法則にしたがって たるんだ まぶた
どっから頭でどっから額か区別が無くなるほど 面積を拡大させた額
禿隠しに 無理して左右から寄せてあげたオールバック
女達は 男の苦心惨憺の髪を見て
すだれ禿の一言で片付ける
男の意気消沈振りは見るも哀れである
たかが髪の毛である
髪の毛はその人の人格や能力を表すものではない
にもかかわらず 男は一人になって
酒を飲みながら 世の悲哀をしみじみするのだ
女にとって髪が命なら
男にとって髪は自己存在の証なのだ
いっそつるんと禿げちまえば諦めきれるのだが
いじましくも肌にしがみつく髪を見て
諦観を得るのがいかに難しいかの ほろ苦い沈殿に沈むのだ
懐かしい