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「年齢」ではない、認知症の最大原因、、「ヨボヨボな75歳」と「元気バリバリな95歳」を決定的に分けるもの、、2025年1月20日(月)17時報道より、、

2025-01-21 20:08:10 | 日記
私らしく
 生活楽しむ
  達人に!


 (この背景は 以下に、
 記載して みました、、
 なお、記事は校正
 しています、、)


 、、誰にも避けられない
  老いと、生活、、、

 、、いつまでも 元気で
  過ごすためには、
  どんなことを
  心がけるべきなのか?、、


 認知症専門医の
内田直樹さんは、
こう 話してくれた、、

「老化が早い人ほど
認知症を早く発症する傾向にある。

しかし、

認知症の中には
治せるものもあるため

『年だから仕方ない』と
諦めてはいけない」と、、


、、「年齢」と「老化」は
イコールでは ない、、

 訪問診療をしていて
度々、感じることの1つが、

「人によって
老化のスピードは違い、

見た目だけで
75歳か、95歳かは
区別がつかない」
と いうことです、、、


 何が老化を早めるのか、
一概に示すのは難しいのです

が、

遺伝的な影響があり、

さらに生活習慣や
持病の有無などが
大いに関係する と感じます。

年齢と老化は
決してイコールでは
ありません、、


そして、
老化が早い人ほど
認知症を早く発症する
とも思います。


認知症の最大のリスク因子は
「年をとること」
とされます

が、

それは
年齢を重ねて
認知症の状態になっていく

のでは なくて、


老化が進むことで
認知症の状態になっていく

ということ なのです。


 年齢が 何歳でも
老化が早く、認知症が進行し、

自分の身の回りのことの
ほとんどを

人に委ねて暮らしている人
がいる 一方、

100歳を超えても
老化を感じさせず、
認知症の状態では ない人もいて、

「年齢は
単なる 数字」 だ

と思うようになりました。


『早合点認知症』
(サンマーク出版)の
137ページでは

アルツハイマー型認知症の原因
であるアルツハイマー病の
進行度、重症度を評価するための

スケール「FAST」を
紹介しています。

この表の最右列に、
私たちが左列の機能を
何歳頃に獲得するかが
示してあります、、(表など略)


、、93歳の大叔父から
  友達申請が来た、、


 これを 見ていただくと、

アルツハイマー病の進行過程は、
赤ちゃんの発育・発達の
逆をたどる ことがわかり、

つまり、

アルツハイマー病とは
老化の一部だ

と考えることもできる
と感じます、、


 少し前のこと、
私の大叔父(93歳)が
SNSを始めて、

私に 友達申請がありました。

 しかし
私は 大叔父の年齢を考え、
「きっと“なりすまし”だろう」
と しばらく放置していたのです。

すると
叔母(大叔父の娘)との会話の
機会に

「『直樹が
申請許可してくれない』
と嘆いていた」
と聞いて、

失礼を 反省したのでした。


 高齢者医療に携わるなかで

「年齢は ただの数字」 だ

と 実感しながら、
身近な人に対して
エイジズムがあったことに
気づきました、、


 エイジズムとは
「高齢者だから」と
年齢の型に はめて考えること。

年齢を理由に、
偏見で差別することを
意味する言葉です。


 大叔父を 客観的に見れば、
「自分らしく生活を楽しむ達人」。

老いを 感じさせない人ですから、

改めてエイジズムで
人をみるもの ではない

と感じた出来事でした、、


 、、他者のサポートも
 「自力の一部」として
  考えていい、、

 第1章で
「認知症とは 暮らしの障害」
と書きました。

これを もう少し
ていねいに言うと、

生活上で 必要になる
「身の回りのことをする」が、

具体的に、
自分でどれくらいできるか、
できないか、

ということに なります。


 こうした状態を評価する
国際的な尺度があって、

IADL(手段的日常生活動作)
というものです。

 、、中略、、

これらをチェックして、
合計点数が高いほど、
暮らしの障害はない
と考えます。

  、、中略、、

「年をとったら、
色々な 身近なことが
できなくなるのも
仕方がないのでは?」


 しかし、

その印象は 勘違いで、

結果として
やらないことが原因となって、
感心認知症の進行を
速めてしまう危険も あるので、
説明しておきましょう、、



 認知症の状態になる人が多い
80代には、

生活上、自分でできないことが
増えることが多く、

本人も、周囲の人も
「年だから仕方がない」と
考えがちです。

 しかし、

先にも述べたとおり、
「年齢は ただの数字」 で、

80代でも一人暮らしで、
自分の身の回りのことを
自分で「采配」して
行っている人もいます。

采配というのは、
全部自力で行わなくても、

他者のサポートも
「自力の一部」として
利用している場合も
含むからです。

手を貸してもらえる先が
多いほど、

「自力」のパワーが強い
と考えられます。


「年だから仕方ない」は
認知症を加速させる 一方で、

身の回りのことが
自分でできない、
采配も人に委ねざるを
得なくなってきた場合、

これは単純に
年齢のせい ではありません。


年をとり、老化し、
認知症の状態になったため
生活に支障を きたしている。

そう考えるのが
正確で、大切です。


なぜなら、
この認知症の初期段階を
見逃してしまうと、

家庭内に引きこもった生活と
なりやすく、
できないことが増え、
認知症の進行が
加速してしまう危険が
あるからです。


「ザ・認知症」のイメージが
重度認知症の状態に
偏っているため、

本人も、周囲の人も

「年だから仕方がない」、
「(イメージとは違うから)
まだ認知症では ない」

と考えてしまうのではない
でしょうか。


(『早合点認知症』
(サンマーク出版)より)


 しかし、

認知症は 暮らしの障害なので、
IADLの低下が見られたら、

認知症の状態になったと
疑いましょう、、


そして
専門医療の受診や病型診断、
暮らしのなかの
支援・環境調整など

“次の手”を
早めに打つのが いいです。


 、、認知症を
  進行させてしまう
  「環境」がある、、


 訪問診療では
「愛情」ゆえに
すべてを家族に委ねて、

IADLを
加速度的に失っている
のかもしれない、と
感じる高齢の方と
会うことがあります。


 最初は、
身の回りのことをする不自由さや、
時間がかかるようになったのを
見兼ねて、

家族が
代わりに整えるように
なったのかもしれません。

 しかし、

その愛情が
自立度を低下させ、

IADLや認知機能の低下を
まねいてしまっている可能性を
感じることがある、

ということです、、


 家族は 互いに
家族のためを思っていることが
伝わってきます。

しかし、
私が訪問診療を
するようになる頃には、

「できなくなったから
家族が手助けした」のか、

「家族が先回りで
手助けしたから、できなくなった」のか、

どちらかの判別は
難しいことが多い、、


 一方で、
認知症の人のなかでも、
俗にいう “おひとり様”で

「自分でやらなければ
ならない」環境にある人の場合、

IADLや認知機能の変化は
比較的ゆるやかです。


 とはいえ、
先回りの手助けが悪い
などというのでは ありません。

安全性への配慮などから、
それが必要な場面も
往々にしてあります。


 ただし、こうしたことから
老化のスピードや認知症の状態に、

遺伝的な影響と
生活習慣病の有無などと ともに、

「環境」も影響する
ことがわかる、と
考えられるでしょう、、


 この視点が、
認知症を理解するうえで、
とても重要だと思っています。


、、「治せる認知症」がある
  ことを 知っておこう、、

 つまり、
助けない(支えない)でもなく、
助けすぎ(支えすぎ)でもない、

「ほどよい」サポート。

まさに これからの社会全体の
課題だと思い、

私も考え続ける日々です。

そして この社会の環境も、
認知症フレンドリーな社会に
アップデートすることが、

みんなの早急の課題
だと思っています。


 認知症の診断を受けると、
その後、

状態が悪化した場合に、
「認知症だから仕方ない」と
諦められたり、

出ている「困った症状」を
薬でなんとかする(鎮静する)
ことだけが
考えられたりするケースが
現状は多いのではないか?

と 危惧しています。


 認知症を 誤解していて、

とても大切なことを
見落としていると、そうなります。

 命にかかわる場合もある
ことなので、

私はこうした現状を
「早合点認知症」の
残念な実例として、

みなさんに
知っておいていただきたい
と思っています。


 このようなケースは、
治療ができる認知症
なのに、

認知症だから 仕方がない、
治療法は ない

と 早合点されている状態です。

みなさんが、
「そういうことがある」と
知識をもてば
防げること ですので、

解説しておきます。

 まずは
症状が変化した原因に
目を向けること

多くの場合、
認知症の進行はゆるやかですので

急に悪化したり、
昨日と今日が大きく違ったり、
朝と晩で違ったりすることは

ありません。

 もし急な変化があったら、

「せん妄」という意識障害や、
「うつ病」などの精神疾患が
重なっていたり、
治療ができる認知機能障害が
重なっていたりして

認知症の状態が悪化した可能性を
考えてみるべきです。


 認知症は
進行性だから
悪化しても仕方がない
と諦めるのも、

出現した症状にだけ
対処するのも

いずれもNG。

 まずは
症状が変化した「原因」に
目を向けることが大事です。

 (以上、内田直樹『早合点認知症』
 (サンマーク出版)より)


 認知症の原因となる
脳の障害を起こす病気は
70以上もあります。

このなかには、
治療ができるものが 含まれます。

そして、
治療ができるものでも、
医療へのアクセスが遅れると、

治療をしても
認知症の状態の改善が
難しくなるものも あります。


 また、1人の人に
4大認知症のいずれかと、

治せる病気が
原因の認知症が
重なっていることは
よくあることです。

4大認知症のうち
2つが重なっていることも
あります。


 ですから
認知症は
グラデーションをもっていて、

わかりにくいものだ
と言うのです。

わからなさ に対して
謙虚な まなざしで、
いろいろな可能性を
考慮する必要がある、と言えます。


 症状の変化に気づいた場合も、
真っ先に
「改善できる可能性」について
考えましょう、、

  、、以下略、、
、、、

再掲載

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