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肌の健康を守る選択肢 - 保湿剤の種類と効果

2023-11-10 06:03:00 | 化粧品開発
【肌の健康を守る選択肢 - 保湿剤の種類と効果 】
おはようございます。創業65年基礎化粧品一筋のローザ特殊化粧料(rosa603special)は、一貫製造しています。私、試作開発のSでございます。

今日は、病院や薬局でみかける保湿剤の種類や特徴を種類別に紹介します。
保湿剤ときいて、もっとも身近に感じるものというと、ワセリンを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?

ワセリン・・・石油を精製したもの
保湿剤と言っても、ワセリンそのものには保湿成分が含まれているわけではないのです。肌表面に油膜を張ることで皮膚の内側からの水分蒸発を防ぎ、肌の乾燥を阻止するとされています。また、油膜には外部からの刺激を阻止するバリア機能もある為、肌の保護効果も期待できるのです。
ワセリンは保湿として使用するだけではなく、切り傷や擦り傷に塗布するのも、外部からの刺激を防止でき、乾燥も防げるという理由があるからなのです。乾燥を防ぐことで、細胞の再生を促進する成分の産生を促し、刺激をバリアすることで、傷を早く綺麗に治すことが出来ます。
とわいえ、保湿するのにワセリンだけを使用していればいいかというとそうではありません。ワセリンの原料は石油です。つまり、過剰な敏感肌やアトピー性皮膚炎の人によっては、痒みや発疹に繋がります。
使用する場合は、精製度の高いワセリンを選ぶようにし、使用する量を調整することが重要です。
他にも、保湿剤にはヘパリン類似物質や尿素があります。

・ヘパリン類似物質(ヒルドイド、ビーソフテン等)
バリア機能が高く、さらさらとしたテクスチャーの製品が多いため、水分保持力があるのが特徴です。
長所 保湿効果が高く、べたつかない、塗りやすい
短所 種類によってはわずかな臭いがする
・尿素(ウレパールローション等)
主な効果としては、アトピー性皮膚炎や老人性乾皮症治療に使用する
長所 保湿効果が高く、べたつかない
短所 炎症部分にぬると、刺激を感じる。敏感肌には不向き
保湿剤の使用するときは用途によって使い分けることが重要です。

明日は11月11日。同じ数字が4つ並ぶのは年に1回だけです。そのため数字や見た目にちなんだ記念日が多く、8月8日、10月10日に続いて3番目に日本の記念日が多い日なんだそうです。恋人たちの日、チーズの日、サムライの日、電池の日、麺の日、サッカーの日、靴下の日など調べるとたくさん出てきます。それぞれの由来などを調べてみると、面白い発見があります。そのようなことがヒントになって、化粧品開発につながることもあります。



▲肌の健康を守る選択肢 - 保湿剤の種類と効果

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