【肌の強い味方:保湿剤の秘密兵器『感触作用』】
おはようございます。創業65年基礎化粧品一筋のローザ特殊化粧料(rosa603special)は、一貫製造しています。私、試作開発のSでございます。
化粧品のほとんどに必ずといっていいほど使用されるのが『保湿剤』です。
保湿剤は化粧品をつくるうえで、必要不可欠な存在です。今週は、その保湿剤の種類や役割についてお話します。
◎保湿剤の効果は保湿だけではない?保湿剤の役割とはPart.3
Part.1では保湿剤の保湿作用がある成分⇒グリセリン
Part.2では保湿剤の静菌作用がある成分⇒BG、DPG
についてお話ししました。
まだご覧になっていない方は、11月6~8日の内容をご覧ください。
本日は最後の作用になります。
- 感触作用・・・スキンケア実感をつくる
化粧品(製品)は、配合されている成分がよければ、それでいいのかというとそうではありません。肌に塗布したとき、感触が悪ければ使用する気にはなりませんよね。つまり、成分や効果だけではなく、それらが組み合わさったのちの感触が重要なのです。
本日は、感触をどのように調整するのかお話します。
化粧品は、機能と感触の両輪で成り立ちます。
化粧水で考えると、水性成分だけで構成されており、数種類の保湿剤を組み合わせることで感触を設計しています。
似た原料同士を組み合わせても感触は変化しません。まったく異なる感触の保湿剤を組み合わせることで、テクスチャーに変化が生まれるのです。感触の類似性を検証したところ、グリセリンとトレハロース、グリセリンとヒアルロン酸、ヒアルロン酸(低濃度)とヒアルロン酸(高濃度)の組み合わせが感触に違いをもたらすことがわかりました。
Part.1~3をまとめると
グリセリンを保湿剤本来の保湿作用として用い、
BGや多価アルコールを防腐力向上のために用い、
感触調整には上記とは異なる糖類ややヒアルロン酸を用いることが
保湿剤としての機能を最も有効に活用できる組み合わせであるといえます。
化粧品に配合されている保湿剤は、保湿剤なら何でもよいというわけではなく、1つ1つの原料が意味を持って配合されています。それらが1つにまとまって化粧品ができているのです。化粧品の設計に奥深さを感じます。
弊社は保湿化粧品を得意としています。保湿剤の種類を組み合せ、最高峰の保湿化粧品を開発いたします。自社商品を開発したい企業の方、自分だけのオリジナル化粧品を開発したい個人の方等、少しでも興味がある際はお気軽にお問い合わせください。
▲肌の強い味方:保湿剤の秘密兵器『感触作用』
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