4月1日、ジェジュンはインスタグラムに「新型コロナウイルスに感染しました」と投稿。NHKがインターネット上のニュースサイト「NHK NEWS WEB」で報じるなど大きなニュースとなった。前日の3月31日には、NHK総合の生放送の歌番組「うたコン」に出演していたため、関係者の間でも騒動になった。しかし、直後にジェジュンが「エイプリルフールのジョークだった」と投稿し謝罪した。
しかし、ジョークではすまされなかった。その2日前の3月30日、人気コメディアン・志村けんさん(享年70)の急死が報じられ、日本中が悲しみに沈んでいた。ジェジュンのジョークは不謹慎と受け取られ、ジェジュンは「自分を守ることが大切な人々を守ること、と申し上げたかった」「現在私の知人、関係者の方々にも、ウイルス感染者が増えています。絶対遠方の話ではありません」と釈明したが、「ミュージックステーション 3時間SP」(テレビ朝日)、「the Covers名曲選2020」(NHK BS プレミアム)など日本の歌番組の出演が次々と取りやめに。ジェジュンファンの間でも厳しい声が上がっていた。
ところが、ユナク感染の報を受け、現在、ジェジュンが書いた「知人」とはユナクのことだったのではないか、との見方がファンの間で広がっている。ユナクは日韓を往復して活動し、発症前の3月24日に日本から韓国へ帰国。31日に医療機関で検査を受け、4月1日に新型コロナウイルス陽性と判明した。交友関係が広くユナクとも交流のあるジェジュンは、ユナク発症のショックから投稿してしまったのではないか、というのだ。
ユナクは日本とは縁が深い韓国人歌手。日本のアニメや映画が大好きで、高校卒業後、国費留学生として日本の愛知県に留学。日本でスカウトされ芸能界入りし、6人組「超新星」のリーダーとして日本で高い人気を得た。除隊後はプロデューサーとしても活動している。ファンはユナクの病状が心配だが、軍楽隊とはいえ、20代で現役兵として軍務についたユナクは、少なくともその時点までは持病はなかった。酒はあまり飲まず、タバコは吸わない。重症化する危険因子はほとんどなさそうです。
ジェジュンは3月1日に、新型コロナウィルス拡散防止のために3000万ウォン(日本円約260万円)を「希望ブリッジ全国災害救護協会」に寄付し、ファン以外からも称賛されていただけに、今回のエイプリルフール騒動には腹を立てた関係者も少なくなかった。
「コロナ防止の寄附もパフォーマンスですよ。実際、彼は知り合いの女の子と、コロナが問題となっていた3月半ばに一緒に箱根へ旅行に行っているそうです。そもそもジェジュンは“韓国版・手越祐也”と陰では呼ばれているくらい女性関係が派手。日本人の女の子が大好きなんです。最近では、アパレル関係の会社経営者とつるんでいて、『ジェジュンがいるパーティ来ない?』と日本人女性を誘っているのです」(芸能プロ関係者)
韓国事務所との衝突で韓国での活動に制限があるジェジュンは、日本で個人事務所を立ち上げ、日本芸能界での再起を狙っていた。3月13日に発売した3枚目のソロシングル「Brava!! Brava!! Brava!!」がオリコン1位に輝いている。その矢先のこの失言。関係者はガックリ肩を落としているという。
悪い膿みは全て出し切り
新たにゼロから出発し
日本で最初に活動した
謙虚な気持ちで
お仕事をしてほしいです。
「同じようなケースとして、新型コロナウイルスに感染したと嘘をつき、渋谷区道玄坂のライブ会場で開催される音楽イベントに参加する旨をツイッターに投稿した30代男性が3月16日に警視庁に逮捕されています。主催者にライブの中断などを余儀なくさせた、偽計業務妨害の疑いです。ジェジュンのツイートも、その影響力の大きさを考えれば、まったくシャレにならない投稿です」(広告代理店関係者)
問題発言の影響で、出演予定だった番組のキャンセルも相次いだ。ジェジュンは問題発言の約6時間半後にラジオ番組(NHK第1「古家正亨のPOP A」)に生出演する予定だったが、急きょ見送りとなった。
4月3日の生放送「ミュージックステーション 3時間SP」(テレビ朝日系)への出演もキャンセルに。ジェジュンの公式ホームページでは《出演を予定しておりました、明日4月3日放送の『ミュージックステーション 3時間SP』につきまして、諸般の事情により出演を見合わせる事になりました》と発表している。
「この“コロナ発言”を受けて、テレ朝側と事務所側が話し合い、『さすがに出せない』と出演見送りで話がまとまりました。誰からの異論もなかったですね。本来なら先日リリースした新曲を、トップバッターの乃木坂46に続く2番手で披露する予定だった。緊急降板だったので、代役を立てるわけにもいかず、ジェジュンさんの分の出演時間は、乃木坂46の白石麻衣さん卒業特集のVTRなどで調整することになりました。現場はバッタバタでしたよ」(テレ朝関係者)
じつは、ジェジュンの人騒がせなエイプリルフールの“冗談”は、これまでもかなり悪目立ちしていた。
「2014年の4月1日にはツイッターで『3年以内に結婚します』と発言し、ファンから悲鳴が上がっていましたが、まったくのウソだった。これはまだマシでしたが、2017年の4月1日に台湾で行われたライブでは、ステージ上でアンコール明けの曲の途中で急に倒れ、SPに担がれるという事態に観客は青ざめていた。が、これもパフォーマンス。直後にネタばらしをしていましたが、一部のファンはドッチラケでした」(スポーツ紙記者)