(1) 新型コロナウイルスで亡くなられる人たち
33年前、1匹の野良猫が奇跡を起こし、飼い猫になりました。最近、その猫が天から舞い戻り、奇跡の全容を明らかにしました。日本語がしゃべれるようになっていました。「野良猫に教えてもらった、逆境からの脱出法」参照。その奇跡の野良猫の、ノラ先生に健康法を教えてもらいます。
「ノラ先生。よろしくお願いいたします。有名人がコロナで亡くなっていますね」
「志村けんさん(70歳)、岡江久美子(63歳)さんなどまだ若い有名人が、亡くなった。報道によると、志村さんは喫煙し、大量の酒を飲み、朝まで飲んでそのままスタジオに行くことがあったそうだ。食事は知らないが、こういう人たちは食事も乱れていた可能性が高い。免疫力は著しく低下していたはずだ」
「もったいないですね。自分の好きなように生き、コロリと逝く。うらやましい生き方だと思います。90歳ごろまで、寝たきりで生きるよりいいかもしれませんね」
「そうかもしれん。岡江さんは初期の乳がん手術を受け、放射線治療を受けていたそうだ。放射能を浴びると免疫力が低下する。2人に共通しているのは、免疫力の著しい低下だ」
「ノラ先生。コロナで死亡する人々は免疫力が低いことですか」
「その通りだ。人間は失って、初めて本当のありがたみを知る。両親、友達、配偶者、お金、そして健康もそうだ。健康を失えば、幸せも失う」
「健康と幸せは切っても切れない関係があるわけですね」「病気は突然に起こる場合があるが、たいていの病気は毎日の食べ物や運動不足、寝不足、ストレスの積み重ねで起こることが多い。すべての生活習慣病がそうだ」
「ノラ先生。幸せになるにはどうすればいいのでしょう」
「それには絶対に健康である必要がある。人生は最後の5年が大事だ。(いつ死ぬか分からんが)どんなに苦しみ、辛いことがあっても、最後の5年が幸せなら、(いい人生だったな!)と思いながらあの世に行ける。反対に、若いころどんなに活躍し、名誉を得ても、最後の5年が不幸なら、つまらない人生だったな!」と悔やみながらあの世に行くことになる」
「ノラ先生はどうでした?」
「最後の5年が幸せだったから、いい猫人生だったと思いあの世に行った」
「そうですか。最後の5年が不幸になる人はどんな人ですか」
「いろいろあるが、例えばがんになっても、薬物治療や放射線治療はあまり効かない。日本人の3人に1人が、がんで死亡しているからな。薬や放射線が効けばこんなに死なない。(オプチーボのようにあるがんに劇的に効く薬もあるが)逆に、薬の副作用や放射線で苦しみながら死ぬケースが多い。だから死ぬまで健康で幸せに生き、ころりと逝く必要があるのだ」
「そんなにうまくいきますか?」
「病気をせず長生きすると、ピンピンコロリの確率は高くなる。そのためには「免疫力」がキーワードだ。これから詳しく説明する」
「免疫力ですか。ノラ先生。お願いします」
「ちょっと古いが、1997年、総理府が(終(つい)の見取り調査)と言うのを行った。それによると、元気で長生きした人ほど、寝込む日数が少なく、あっさり逝く傾向があった」
「そうなのですか」
「寝たきりになってから何年で死亡したか調べたところ、80歳以上で寝たきりになった場合には平均1年以内で死亡。80歳以下では2年。それ以上若い人は3年と分かった」