カブリオの日本仕様を追います。
こういう場合旧い方から時系列で追うのが
セオリーかとは思いますが、
大人の事情(爆)でタマ数の順で・・という訳で、
(実は忘備録だったりします(笑))
イヤーモデル制を取るメーカーなので
本来こういう分け方はしないのですが、
説明のしやすさもありますので物理的に、
4期・90モデル以降 (2Hエンジン)
3期・88~89モデル (JHエンジンBスペック)
2期・85~87モデル (JHエンジン)
1期・80~83モデル (EJ・ENエンジン)
と、あくまでも便宜上ですがざっくり4つに分けました。
(物理的に、って言ってるんなら
1期に関してはひとくくりにしてはいけない事は理解していますが、
なにしろ1期は現存する個体が非常に少ないので、
ここは多めに見ていただきたく・・・
もうちょっと「ひらたい」言い方をしますと、
1期の機関はゴルフ1ベース、2期以降の機関はゴルフ2ベース、
という事で良いかと)
本文・・新しい方から。
4期(90モデル~最終 2Hエンジン)
(4期は、3期と外観上では見分けがほぼ付きません
ビニールレザー幌外皮、アルミホイールのデザイン等 不変です)
4期が3期から変更された点は、
燃料噴射がゴルフ2の88以降の8バルブ車(RVエンジン)
と同じデジファンドという電子制御インジェクション化、
幌が電動で油圧ポンプを駆動する、いわゆる電動オープン化、
という点です。(劇的進化と言っていいレベルのアップデートです)
4期の内装は、90、91モデルでは3期と同じグレンチェック柄↓のシートですが、
同じ4期でも、92モデル以降はこの柄↓となります。
クラシックラインは4期モデルに限定車用の特別装備をされるもので、
メカニカル面の変更はありません。
(別ページでご覧ください)
ただし、90,91,92、93、この4モデルを大きく「4期」とくくりましたが、
メカニカル面の変更は無くとも、細かな変更は年次でされています。
ボディカラー、ドアスピーカーの構成が変わっていたり、
電動幌のスイッチの位置も変えられ(センターコンソール→ダッシュボード左下)たり等。
3期(88、89モデル JHエンジンBスペック)
3期4期共通の外観画像↓をご覧ください
3期4期、標準グレードの外観と装備は
・ビニールレザー幌
・13インチアルミホイール
・エプロン部一体成型ボディ同色エアロバンパー(前後共)
・上記エアロバンパーに合わせたサイドステップ
・ボディ同色フェンダーアーチモール
3期は内装は上で載せた90、91と同じです。
3期が4期と違う箇所として、
燃料噴射のタイプが機械式電子制御というタイプ
(85モデルから不変のKEジェトロニック)
幌は電動機構の無い手動オープン、という構成です。
こちらも3期、4期で共通の外観
この4灯グリルは88年以降最終モデルまで不変です。
(ゴルフ2の88以降の見た目のグリルと考えていただけば良いです)
尚、グリルはゴルフ2とは全くの別物で
(ちなみに87以前の部品と違って一体整形部品です)
このデザインの純正部品ですと2灯にはできません。
(2灯化には、87以前もしくはゴルフ1の部品が必要です)
JHエンジンBスペック(勝手に名づけました)と書きました。
Bスペック化=油圧タペット(間隔自動調整)採用です。
87までのJHはバルブ間隔の調整がシム式です。
2期(85~87モデル JHエンジン)
燃料噴射は2期と3期は不変、幌も手動ですが、
大きく異なるポイントは外観です。
順番が前後しますが、2期以降は1800ccの、ゴルフ2の機関となります。
(2、3、4期、排気量に関してはほぼ不変です)
画像の通り、大きなところでは前後バンパーが上下幅の薄い、
樹脂無塗装の通称スモールバンパー、エプロン部はボディが見えます。
と言うよりも、良く言う「ゴルフ1と同じ見た目」です。
グリルも横桟の多い、ゴルフ1時代から不変のタイプ。
(この部品が左右ライト部とセンター部が別体の、3分割です)
画像の個体では幌をキャンバス生地に変更されていますが
新車時はビニールレザー。
シート生地はざっくりとしたこんな生地のシートです。
ダッシュボードは90年以降のものと
同じデザインのものが使われています。
(ゴルフ1の81モデル以降と同じデザインです)
1期(80~83モデル EJ/ENエンジン)
大変希少で、今年創業17年の弊社でも、
商品車としての入荷はのべ2台
(画像の個体含めて。これは既に販売済み)
しか無い様です。外観は2期とほぼ不変、
エンジンは燃料噴射のタイプは2、3期と変わりませんが、
1期の2種のエンジンは2期以降と比較して排気量が小さいです。
(更に細かく言いますと1期は2回大きな変更があります)
>1期でくくって3モデル存在します)
画像も無いのでさらっと触れるだけですが、
1期の1・1980(昭和55)年4月
排気量1588ccエンジンタイプEJ
(トランスミッション マニュアル(以下MTと略)のみ)
1期の2・1980年11月
排気量1715ccエンジンタイプENに変更
(トランスミッションがMTなのは不変)
1期の3・1981年10月トランスミッションATに変更・
エンジンは前年と不変
グレード名として「GLIカブリオ」に変更
と言うわけで、
1期の途中で、排気量が1588ccから1715ccへ変更されています。
この変更は屋根のあるゴルフ1の80モデルから
81モデルへの移行内容と同じです。
そして、日本仕様のカブリオで、MT車が輸入されたのは、
この1期の1と2の、1年半だけ、という事です。
1期の1の内装の画像・80年式の、
マニュアルトランスミッションのモデルです。
ダッシュボードはこの、グローブボックス部が逆スラント部が開口するタイプ。
シート生地はモチっとした手触りのビニールレザーを使われています。
短文で商品説明的に付けておきます。
1期・80~83モデル (EJ・ENエンジン)
>純粋にゴルフ1をオープン化したもの。MTもあり。
商品が出て来るのは5年に1台以下の激レア度です。
2期・85~87モデル (JHエンジン)
>1期の見た目のまま排気量UPしたもの。ATのみ。
これも2年に1台くらいの入荷
3期・88~89モデル (JHエンジンBスペック)
>見た目が一気に近代化するカブリオ。基本的諸元は2期のまま。
ATのみ・手動幌。
年1台くらいは入荷しますが豊富ではありません。
4期・90モデル以降 (2Hエンジン)
>3期の見た目に88以降のゴルフ2と同じ燃料噴射にアップデート。
ATのみ・電動幌。
クラシックラインとそれ以外を合わせて年5~7台程度は入荷しています。
追記なので重箱の隅をつつきます。
「90年モデル」と言ってもリリースが89年10月に開始されたり、
と、前年の初冬期から翌年のイヤーモデルへの切り替えがされていますので、
必ずしもイヤーモデルが初年度登録と一致しない事もあります。
この点は念頭に置いてお考えください。
こういう場合旧い方から時系列で追うのが
セオリーかとは思いますが、
大人の事情(爆)でタマ数の順で・・という訳で、
(実は忘備録だったりします(笑))
イヤーモデル制を取るメーカーなので
本来こういう分け方はしないのですが、
説明のしやすさもありますので物理的に、
4期・90モデル以降 (2Hエンジン)
3期・88~89モデル (JHエンジンBスペック)
2期・85~87モデル (JHエンジン)
1期・80~83モデル (EJ・ENエンジン)
と、あくまでも便宜上ですがざっくり4つに分けました。
(物理的に、って言ってるんなら
1期に関してはひとくくりにしてはいけない事は理解していますが、
なにしろ1期は現存する個体が非常に少ないので、
ここは多めに見ていただきたく・・・
もうちょっと「ひらたい」言い方をしますと、
1期の機関はゴルフ1ベース、2期以降の機関はゴルフ2ベース、
という事で良いかと)
本文・・新しい方から。
4期(90モデル~最終 2Hエンジン)
(4期は、3期と外観上では見分けがほぼ付きません
ビニールレザー幌外皮、アルミホイールのデザイン等 不変です)
4期が3期から変更された点は、
燃料噴射がゴルフ2の88以降の8バルブ車(RVエンジン)
と同じデジファンドという電子制御インジェクション化、
幌が電動で油圧ポンプを駆動する、いわゆる電動オープン化、
という点です。(劇的進化と言っていいレベルのアップデートです)
4期の内装は、90、91モデルでは3期と同じグレンチェック柄↓のシートですが、
同じ4期でも、92モデル以降はこの柄↓となります。
クラシックラインは4期モデルに限定車用の特別装備をされるもので、
メカニカル面の変更はありません。
(別ページでご覧ください)
ただし、90,91,92、93、この4モデルを大きく「4期」とくくりましたが、
メカニカル面の変更は無くとも、細かな変更は年次でされています。
ボディカラー、ドアスピーカーの構成が変わっていたり、
電動幌のスイッチの位置も変えられ(センターコンソール→ダッシュボード左下)たり等。
3期(88、89モデル JHエンジンBスペック)
3期4期共通の外観画像↓をご覧ください
3期4期、標準グレードの外観と装備は
・ビニールレザー幌
・13インチアルミホイール
・エプロン部一体成型ボディ同色エアロバンパー(前後共)
・上記エアロバンパーに合わせたサイドステップ
・ボディ同色フェンダーアーチモール
3期は内装は上で載せた90、91と同じです。
3期が4期と違う箇所として、
燃料噴射のタイプが機械式電子制御というタイプ
(85モデルから不変のKEジェトロニック)
幌は電動機構の無い手動オープン、という構成です。
こちらも3期、4期で共通の外観
この4灯グリルは88年以降最終モデルまで不変です。
(ゴルフ2の88以降の見た目のグリルと考えていただけば良いです)
尚、グリルはゴルフ2とは全くの別物で
(ちなみに87以前の部品と違って一体整形部品です)
このデザインの純正部品ですと2灯にはできません。
(2灯化には、87以前もしくはゴルフ1の部品が必要です)
JHエンジンBスペック(勝手に名づけました)と書きました。
Bスペック化=油圧タペット(間隔自動調整)採用です。
87までのJHはバルブ間隔の調整がシム式です。
2期(85~87モデル JHエンジン)
燃料噴射は2期と3期は不変、幌も手動ですが、
大きく異なるポイントは外観です。
順番が前後しますが、2期以降は1800ccの、ゴルフ2の機関となります。
(2、3、4期、排気量に関してはほぼ不変です)
画像の通り、大きなところでは前後バンパーが上下幅の薄い、
樹脂無塗装の通称スモールバンパー、エプロン部はボディが見えます。
と言うよりも、良く言う「ゴルフ1と同じ見た目」です。
グリルも横桟の多い、ゴルフ1時代から不変のタイプ。
(この部品が左右ライト部とセンター部が別体の、3分割です)
画像の個体では幌をキャンバス生地に変更されていますが
新車時はビニールレザー。
シート生地はざっくりとしたこんな生地のシートです。
ダッシュボードは90年以降のものと
同じデザインのものが使われています。
(ゴルフ1の81モデル以降と同じデザインです)
1期(80~83モデル EJ/ENエンジン)
大変希少で、今年創業17年の弊社でも、
商品車としての入荷はのべ2台
(画像の個体含めて。これは既に販売済み)
しか無い様です。外観は2期とほぼ不変、
エンジンは燃料噴射のタイプは2、3期と変わりませんが、
1期の2種のエンジンは2期以降と比較して排気量が小さいです。
(更に細かく言いますと1期は2回大きな変更があります)
>1期でくくって3モデル存在します)
画像も無いのでさらっと触れるだけですが、
1期の1・1980(昭和55)年4月
排気量1588ccエンジンタイプEJ
(トランスミッション マニュアル(以下MTと略)のみ)
1期の2・1980年11月
排気量1715ccエンジンタイプENに変更
(トランスミッションがMTなのは不変)
1期の3・1981年10月トランスミッションATに変更・
エンジンは前年と不変
グレード名として「GLIカブリオ」に変更
と言うわけで、
1期の途中で、排気量が1588ccから1715ccへ変更されています。
この変更は屋根のあるゴルフ1の80モデルから
81モデルへの移行内容と同じです。
そして、日本仕様のカブリオで、MT車が輸入されたのは、
この1期の1と2の、1年半だけ、という事です。
1期の1の内装の画像・80年式の、
マニュアルトランスミッションのモデルです。
ダッシュボードはこの、グローブボックス部が逆スラント部が開口するタイプ。
シート生地はモチっとした手触りのビニールレザーを使われています。
短文で商品説明的に付けておきます。
1期・80~83モデル (EJ・ENエンジン)
>純粋にゴルフ1をオープン化したもの。MTもあり。
商品が出て来るのは5年に1台以下の激レア度です。
2期・85~87モデル (JHエンジン)
>1期の見た目のまま排気量UPしたもの。ATのみ。
これも2年に1台くらいの入荷
3期・88~89モデル (JHエンジンBスペック)
>見た目が一気に近代化するカブリオ。基本的諸元は2期のまま。
ATのみ・手動幌。
年1台くらいは入荷しますが豊富ではありません。
4期・90モデル以降 (2Hエンジン)
>3期の見た目に88以降のゴルフ2と同じ燃料噴射にアップデート。
ATのみ・電動幌。
クラシックラインとそれ以外を合わせて年5~7台程度は入荷しています。
追記なので重箱の隅をつつきます。
「90年モデル」と言ってもリリースが89年10月に開始されたり、
と、前年の初冬期から翌年のイヤーモデルへの切り替えがされていますので、
必ずしもイヤーモデルが初年度登録と一致しない事もあります。
この点は念頭に置いてお考えください。
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