A2G2Mk2

脱線過多ですが在庫についてとか、アンテナに引っ掛かるガラクタまで、と言いつつ、柴犬となめこの話が多いかも(汗)

「何を以って~状態がいい~と表現しているんですか」?

2012-10-19 23:04:17 | Weblog
中古車と価格の後編の扱いです。前回とちょっと視点を換えて見ます。

当店工場長、コバやしが納車整備を行っています。

いきなり呼びつけられました「ひらばやし!ちょっと来いっ!」

クラークさんの銅像の様な格好でコバ氏が指差す先には

少走行5.6万kmのカブリオのタペットカバーがはぐってあります。


呼びつけられた理由***
「オイル管理のいいクルマはここがきれいな場合が多い。
 でもメカを20年以上(公称12年ですが・・公称年齢が32~3なので(笑))
 やってるけど、有る程度日常的に使っているクルマで
 こんなにきれいなものは、今までに2~3台あったか無かったか、だ!」

という事だそうです。
このクルマの場合、カムの台座の部分は新品の金属肌の色をしています。
はっきり言って、普通だとまず考えられないです。
(僕自身、これでこの店に来て5年半、
 その間5回くらいスラッジが皆無という個体だと言う事で、
 こうしてコバさんに呼ばれていますが、
 ここまで染め付いた色の無いクルマは無かったです)
2~3万kmのクルマでも、茶色い染付きみたいなものが付いている場合がほとんどなので
まるで汚れ落としを目的とした分解の後の組み立て中みたいなきれいさには
ただ驚くばかり、です。コバ氏の言いたいのもそこです。
もちろんきれいに見せるための作業は一切行っていません。
(この車両は既に納車済みで、この画像はお客さまに渡してあります)

いかにこれまでの扱いや日常メンテ含めた整備を、
大事にされながらして来られたかがここではっきりします。
当然こういったところは中古車の素状を測る上で、いいバロメーターになります。



中古車の場合、中古車情報誌や、
それに連動したWEBサイトに、文字の情報が表示できます。やれ
「1オーナー」
「記載のある記録簿が10枚」
「フルオリジナル」
といった、その個体の売りにできるであろうポイントは、
こうして文字にして表現する事が可能です。

しかしそれでも、「現車は必ずご自身の目でご確認ください」という表現で、
必ずご来店いただいて、その個体を実際に見て決めて頂きたい理由は、
見ないと解らない情報が現車にあるからです。

と、既に長くなっていてアレなので、結局もう一回に分けます(汗)

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