ふと見た新聞に、新見南吉生誕100年の記念事業を半田市でやっているのが目に留まった。
ちょうど国語の授業でごんぎつねを勉強しているし、4年生のユウ君も興味津々。
がちゃこかあさんも行きたい!
新見南吉の童話が好き。中でも「手袋を買いに」は大人になってどうしても欲しくて買った童話です。
よし、今でしょう!みたいに行くことになった。
まつじいが運転引き受けてくれたし、
しめしめ。やったー!
新見南吉記念館は駐車場が入れないそうで、半田運動公園からシャトルバスで行くしかありません。
新見南吉記念館は「ごんぎつね」の舞台となった中山の地に開館されました。
でんでんむしの外観でかわいいです。
自筆原稿、日記、手紙、童話のジオラマなどが展示されています。
観覧料は210円(中学生以下無料)です。
かわいいきつねが至る所にいます。
南吉さんがお出迎え。
南吉が童話を執筆していた部屋。三畳位しかない部屋です。
「ごんぎつね」
兵十が捕ったうなぎを、いたづら心からビクからくわえて逃がしてしまった。
「うわー!盗っ人キツネめ!」
火縄銃でごんを打ってしまった兵十。
「おや、ごんお前だったのか、いつも栗をくれたのは。」
ごんはぐったりと目をつぶったままうなづきました。
「手袋を買いに」
洞穴から顔を出した子ぎつねは、生まれて初めて見る雪のまぶしさに、
眼に何か刺さったと勘違いしました。
「お母ちゃん、お手々がちんちんする。」
子ぎつねは帽子屋の戸が開いたとき、光がまばゆかったので、出してはいけない方の手を出してしまいました。
お母さんぎつねは、子ぎつねを見ると泣きたいほど喜びました。
「母ちゃん、人間てちっとも怖かないや。手を間違えて出しても手袋をくれたもの。」
お母さんぎつねは「まあ!」とあきれ、
「本当に人間はいいものかしら。」とつぶやきました。
記念館周辺には、南吉の生家や墓などゆかりのスポットがいっぱい。
今回はそこまで行けず残念。見たかったな…。
矢勝川は「ごんぎつね」で兵十がうなぎを捕っていた川として登場します。
東西約1.5kmにわたって、200万本を超す彼岸花が咲き誇るそうです。
「先週来てくれたらなあ・・・」と係りの方がおっしゃっていましたが、見頃が過ぎていました。
5日・6日は、記念館外で「南吉童話ひろば」が開催されていました。子ども達は大はりきり。
きつねブースではオリジナル絵本作りと、フェースペイントができます。
絵本はそれぞれの個性が出ておもしろいです。ボランティアの学生の方達がうまく子どもにやる気を出させてくれます。
あかりブースでは、きつねキャンドル作りと「おじいさんのランプ」ストラックアウトができます。
かたつむりブースでは、悲しみを詰めようです。
ありがとう、南吉とごんぎつねのふるさと半田。自然あふれる童話の世界に浸って心が癒されました。
いつかゆっくり、ごんのふるさと歩きたいです。
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