2022/7/22 読売新聞オンライン掲載記事
夏の高校野球の地方大会は21日、秋田で決勝が行われ、能代 松陽 が秋田南を退け、能代商時代の2011年以来、11年ぶりの甲子園出場を決めた。波佐見(長崎)は今春の選抜に出場した長崎日大に快勝し、準決勝に進出。敦賀気比(福井)は福井商にコールド勝ちし、8強入りを果たした。春夏連続出場を目指した東洋大姫路(兵庫)は4回戦で姿を消した。 ![](https://thumbnail.smartnews.com/?url=https%3A%2F%2Fwww.yomiuri.co.jp%2Fmedia%2F2022%2F07%2F20220721-OYT1I50212-1.jpg%3Ftype%3Dlarge&w=2800)
2回、適時打を放ち、ガッツポーズを見せる波佐見の渡辺
波佐見6―2長崎日大
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今春の選抜に出場した長崎日大の左右のエースを波佐見打線が攻略。各選手が球を見極め、得意とする甘い球を逃さずに捉える意識で、15安打を浴びせた。
二回一死二塁。打席に入った6番坂口は、いつもよりホームベースから半歩下がって立ち、川副の甘く入ってきた直球を左中間に運び、適時二塁打とした。二死一、三塁からは、9番渡辺も粘って甘く入った直球を捉え、貴重な追加点を挙げた。
試合前、得永監督は制球力のある相手投手対策として、打席での立ち位置を変えてインコースとアウトコースを見極めながら、得意な球が来たら逃さず打つよう、練習で徹底させたという。
波佐見にとって夏の甲子園は2017年が最後。当時エースだった隅田(西武)から今大会前、ユニホームが贈られたといい、選手たちはそれを着て試合に臨んでいる。心強い後押しも受けながら難敵を撃破し、5年ぶりの聖地がはっきりと見えてきた。(平島さおり)
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