【加古川北―波佐見】力投した波佐見のエース松田=甲子園
【本社取材班】第83回選抜高校野球大会第7日は29日、甲子園球場で2回戦3試合を行い、本県の波佐見は加古川北(兵庫)に0-2で敗れた。加古川北は春夏通じて初の8強入り。加古川北のほか、昨年準優勝の日大三(東京)、智弁和歌山が準々決勝に進んだ。光星学院(青森)が敗れ、東日本大震災の被災地の東北勢はすべて敗退した。
波佐見は初回に失策絡みで1点を先行されると、八回に追加点を許した。打線は加古川北の井上の緩急をつけた投球に苦戦。5安打に抑えられ、好投したエース松田を援護できなかった。井上は2試合連続完封。
日大三は初出場の静清(静岡)に先行されたが、四回に金子の2点適時打で逆転すると、八回にも1点を加えた。エース吉永は二回以降無失点に切り抜け、3-1で勝った。智弁和歌山は同点の八回に道端が勝ち越し二塁打。光星学院に3-2で競り勝ち、3年ぶりに8強入りした。
▽2回戦(9時1分、16000人)
加古川北(兵庫)
100000010―2
000000000―0
波佐見(長崎)
▽二塁打 小峰、小田嶋、松田▽犠打 佐藤▽盗塁 武田(1)柴田2(3)山本(2)▽失策 宇治橋、志田
▽試合時間 1時間38分
(3月30日長崎新聞掲載記事)