『国宝 大神社展』に行って来ました。
って言うか、寒い。
いきなり、冬に逆戻りしたかのような気温。
思わず、冬服で外出です。
で、この『国宝 大神社展』の見どころは、
そのタイトルの通りの居並ぶ国宝じゃ無いんでしょうか。
展覧会に行けば、国宝と呼ばれるものが
幾つか展示されることはよくありますが、
ここまで次から次へと国宝が出てくるのは、初めて。
国宝のありがたさが薄れます(笑)。
あと、重要文化財が、全然重要でなく感じます。
化粧道具がしまわれた手箱がいくつか出ているんですが、
驚いたのが、櫛の歯の細かさ。
手作業だから、あそこまで細かい櫛の歯を
作れるんだろうなぁという思いと、
あんな細かい歯で髪を梳かしたらどうなんだろう
という興味を覚えました。
宗像大社に伝わる三角縁神獣鏡。
これって、邪馬台国の伝承と関連するといわれるものですよね。
中々、興味深いです。
圧巻は、「沃懸地螺鈿金銅装神輿(いかけじらでんこんどうそうしんよ)」。
神輿って、神様の乗り物なんですよねぇ。
(だから、人が上に乗るなんて、もっての外です!)
だから、ここまで壮麗で、豪華。
展示室のこの付近では、何故だか香を焚いたような
良い香りがしていました。
その他にも、「直刀 黒漆平文大刀」は日本最大の直刀。
大きすぎるので、完全に使うことは考えていなくて、
神様に捧げること自体が目的だと思います。
普通はあまり見ないものをたくさん見られて、非常に良かったと思います。
名称 | 国宝 大神社展 http://daijinja.jp/ |
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会期 | 平成25(2013)年4月9日(火) ~ 6月2日(日) |
会場 | 東京国立博物館 |
当日観覧料 | 一般1500円、大学生1200円、高校生900円、中学生以下無料 |
開館時間 | 午前9時30分 ~ 午後5時 ※金曜日は午後8時まで、土・日・祝・休日は午後6時まで開館 ※入館は閉館の30分前まで |
休館日 | 毎週月曜日 ※ただし4月29日(月・祝)、5月6日(月・休)は開館、5月7日(火)は休館 |
九州展 | 平成26年1月15日(水)~3月9日(日) 九州国立博物館 |
で、『国宝 大神社展』の後は、
今年の1月2日にリニューアルオープンした東洋館へ。
まだまだ真新しく、良い感じです。
1Fの「中国の仏像」のエリアに入ると、こんな感じ。
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巨大な石仏とか、レリーフとか、様々な仏様が見られます。
2Fは、ガンダーラや西域、エジプトのエリア。
ガンダーラの仏様は、ギリシャ彫刻の影響も受けていて、
中々イケメンです。マヂで。
3Fは、中国の文明に関連する展示。
中国文明の始まりを展示するエリアでは、
甲骨文字の刻まれている甲骨が展示されていました。
4Fには、中国の絵画、書など。
5Fになると、より時代は下った中国。
これは、清時代の色ガラス燭台です。
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今のもののような感じもしますね。
合わせて5Fには、朝鮮半島の展示があります。
でも、物量的には、中国関連の展示よりも、全然少ないですね。
で、5Fから下を見ると、こんな感じ。
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1Fから5Fまで、吹き抜けになっているんですね。
地下に戻ります。
地下には、クメール関連の展示。
いやぁ、東洋館。
見どころいっぱいです。