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東京国立博物館 『博物館でお花見を』(2015)

『コルカタ・インド博物館所蔵 インドの仏 仏教美術の源流』の後は、
この春の時期恒例のイベント『博物館でお花見を』にもGO。
“春と言えば桜”と言うことで、桜に因んだトーハクの収蔵品が
展示されるというイベント。
スタンプラリーが開催されていて、展示室に有るスタンプを集めると、
ピンバッジがもらえます。
もちろん挑戦です。

と言うことで、このイベントに関係のない、通常の展示品も沢山あるんですが、
この日は、イベント関連の展示品を中心に回りました。
(長いです)

まずは《国宝 花下遊楽図屏風》

観桜の様子を描いた屏風。
左隻のお堂の縁には貴公子(!)が座っているそうです。

こちらは《桜山吹図屏風》

これはこれで、素朴ないい味がありますね。

《枝垂桜蒔絵棗》

江戸初期の頃の工芸品。
京都の工人の手によるものだそうです。

《枝垂桜漆絵膳》

18世紀・江戸時代の作品。

《吉野山蒔絵棚》

名前が、結構そのまま・・・(笑)。
なかなか豪華な棚ですね。

《小袖 白綸子地竹垣枝垂桜文字模様》

“浦霞”“塩釜”と言う名前が、入っているのに注目。
向かって左袖に浦、右袖に霞。背中には、塩釜。
宮城県塩竈市のものですよね。

《小袖 染分縮緬地鯉瀧草花模様》

武家女性の衣装。
十字丸紋の五ツ所紋が付いていますね。

《打掛 白綸子地菊立涌花束模様》

武家女性の礼装用の模様だそうです。

《染付梅桜文角徳利》


《色絵花筏図皿》

鍋島焼。

《三島写桜文茶碗》

19世紀・江戸時代の永樂保全作だそうです。
焼物作家はわかりません・・・(苦笑)。

《色絵金彩桜柴垣文徳利》

「湖東」染付銘。

《瓢形酒入》

船田一琴作。
“銅(素銅)”と“銅と銀の合金(四分一)”を継ぎ合わせて、
瓢形に継ぎ合わせて作成したそうです。
金属製なんですね。

《一行書「花開万国春」》

池大雅筆。

《桜に春草図》

尾形乾山筆。
書かれている和歌は、室町幕府第九代将軍足利義尚に対して詠まれたもので
「みるたびの けふにまさしと 思ひこし花は幾世のさかりなるらん」
と書いてあるそうです。

《源氏物語図 初音・胡蝶》

板谷桂舟(広隆)筆。
右が初音で左が胡蝶。

《桜花図》

広瀬花隠筆。

《勿来関図》

狩野伊川院(栄信)筆。
この武将は誰なんですかね?

《源氏物語図屏風(若菜上)》

伝土佐光則筆。
源氏物語って、掛け軸になったり、屏風になったり、
昔からいろんな工芸品のモチーフになるんですね。

《振袖 水浅葱繻子地枝垂桜模様》

熊本細川家の蓮性院の舞台で坂東三津江が『積恋雪関扉』で
墨染桜の精を演じた時に用いた衣装。

《襦袢 鬱金繻子地桜模様》

細川蓮性院の前で演じられた「京鹿子娘道成寺」で用いられた衣装の一つ。

《襦袢 縹繻子地蝶花の丸模様》

細川蓮性院の前で演じられた「京鹿子娘道成寺」で用いられた衣装の一つ。

《振袖 紅縮緬地桜流水模様》

「本朝二十四考」の八重垣姫役の衣装。

《飛鳥山図》

鍬形斎筆。
飛鳥山は、昔から桜の名所ですからねぇ。
左に王子権現、遠くに墨田川、筑波山が描かれているそうです。

《桜下遊女図》

歌川豊国筆。

《春風美人図》

蹄斎北馬筆。

《振袖 染分縮緬地枝垂桜菊短冊模様》


《桜鷹紋象嵌太刀架》

芝山細工。
要するに、刀立てですね。

《重要文化財 比良山蒔絵硯箱》

塩見政誠作。

《国宝 舟橋蒔絵硯箱》

本阿弥光悦作。
教科書でも、よく見るものだと思います。
『後撰和歌集』の
「東路の佐野の(船橋)かけてのみ思ひ渡るを知る人ぞなき」
の文字が書かれています。

《桜蒔絵硯箱》

室町時代のもの。

《桜蒔絵硯箱》

こちらも室町時代のもの。
形が特徴的ですね。

《重要文化財 初瀬山蒔絵硯箱》

室町~安土桃山時代のもの。

《桜蒔絵阿古陀香炉》

安土桃山~江戸時代にかけてのもの。

《桜蒔絵角盥》

こちらも安土桃山~江戸時代にかけてのもの。
角に見えるのは、取手。

《桜蒔絵手箱》


《桜蒔絵硯箱》


《桜西行蒔絵硯箱》

花見をする西行の姿を描いたものみたいです。

《吉野山蒔絵見台》

明治6年(1873年)のウィーン万国博覧会に出展した帰途、
船が沈没して水没。一年以上海中に。
最近修復が済んだので、新しく見えるんですね。

《若松桜蒔絵化粧道具》

大名の婚礼道具らしいです。

《吉野山蒔絵小箪笥》

梶川作。

《桜蒔絵十種香箱》

組香に用いる道具。

《色絵桜樹図透鉢》(手前)と《色絵桜透文手鉢》(奥)

《色絵桜樹図透鉢》は仁阿弥道八作。
《色絵桜樹図透鉢》は以前の『博物館でお花見を』でも見たので、
春には定番なのかな?

《色絵唐花文皿》

鍋島焼。

《色絵桜樹図皿》

鍋島焼。

《色絵桜川文徳利》

伊万里焼

《色絵桜人物文大皿》

伊万里焼。
これも前に見たことが有る気がします。

《花下躍鯉》

飯島光峨筆。
明治7年の作品。どうりで新しいと思った。

《朧月桜花》

木島桜谷筆。
これは更に時代が下がって、昭和時代の作品。
もはや、現代ですね。

《平安神宮・円山公園》

竹内栖鳳筆。明治29年8月の年記がある作品。

そしてこれが、スタンプラリーの戦利品。

直径2cmくらいです。

同時に、通常は入ることが出来ない庭園も開放されます。
まだ桜はちょっと早いですけどね:-p

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