そんな日曜日は、三井記念美術館で開催されている
『国宝 雪松図と花鳥』展に行って来ました。
開場してちょっと経った、10:30近くに到着したのですが、
予想通りと言うか、特に混んでいることもありませんでした。
中には行ってみるとむしろ、いつもよりも空いていたかも?
今回の展覧会の目玉は、円山応挙筆の国宝《雪松図屏風》でしょう。
でもね。
何と言う事か、それは年明けの1月4日からの展示orz
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まぁ調べもせずに行ったのが悪いと言う事で。
替わりにと言っては何ですが、重要文化財の《日月松鶴図屏風》がありました。
ある意味目玉を見逃してしまったわけですが、
それでも見どころは色々とありました。
まずは、渡辺始興筆の《鳥類真写図巻》
図鑑ならぬ“図巻”と言う様に17mもある江戸時代の巻物なのですが、
中身は図鑑そのもの。
鳥の姿が、色も形も見事に描かれています。
東京帝国大学で動物学を修めた新町三井家の三井高遂が、
晩年まで大切にしていたものだそうです。
動物学をやった人が大切すると言う事は、
それだけ完成度が高いんでしょうね。
国井応文の《百鳥図横額(片隻)》は、その名称の通り、
沢山の鳥が描かれているんですが、白目を剥いた鳥がいるのが、
怖かったです(苦笑)
永樂和全の《仁清写色絵雉子香炉(雄・雌)》ですが、
形もさることながら、色合いがキレイでした。
《牙彫鶏親子置物》は、象牙製の鶏の親子(親鳥とひな鳥)なのですが、
ひな鳥は3匹いたんですが、それぞれ表情も違い、中々可愛い。
結構小さいんですが、上手く彫りましたね。
円山応挙の《梅花双鶴小襖》ですが、冷静になって考えてみると、
円山応挙の絵のかかれた襖が家にあるって、三井家凄いな。
それと、三井高福の《海辺群鶴図屏風》。
三井家の当主自らの絵ですが、上手。
そういう家の人って、何でもやるのかと思いました。
そして後で振り返ってみてあらためて驚いたのが、
今回出展されている展示品の殆どが、
三井家(北三井家、新町三井家、室町三井家)に伝来する品々と言う事。
そして、その品の中に国宝も含まれているんだからなぁ。
旧家って、すごいな。
名称 | 国宝 雪松図と花鳥 -美術館でバードウォッチング- |
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会期 | 2017年12月9日(土)~2018年2月4日(日) |
会場 | 三井記念美術館 |
当日観覧料 | 一般1000円、大学生・高校生500円、70歳以上1000円、中学生以下無料 |
開館時間 | 10:00~17:00(入館は16:30まで) |
休館日 | 月曜日、12月28日~1月3日、1月9日(火)、1月28日(日) ※ただし、12月25日(月)、1月8日(月)、1月29日(月)は開館 |