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東京国立博物館 『平安の秘仏』

今日は、今月13日から東京国立博物館で開催中の
『平安の秘仏』展に行ってきました。

東京国立博物館での特別展なんですが、
平成館ではなく、本館特別5室での開催。
6月にあった『ほほえみの御仏』展と同じですね。
それだけでは無く、西院、特別5室での特別展が、
結構有るような気がします。
この部屋、狭いんですけどね。

午前中、色々と出来事が有ったので、
東京国立博物館への到着は午後。

特別5室だと、展示品の数が少ないので、
音声ガイドをレンタルしようか迷ったんですが、
スペシャルナビゲーターが、
イラストレーターのみうらじゅんさんと
作家・クリエーターのいとうせいこうさんだったので、
借りることにしました。
でもこのお二人、仏像関係だと、出てきますねぇ(笑)
肩書を、仏像スペシャリストとか、仏像ナビゲーターとかに
変えたほうが良いのでは無いでしょうか?

展示会場ですが、事前に
「客は多いけど、展示物が見られない程の混雑ではない」
と言う情報を得ていたんですが、実際にその通りでした。

見どころは、《十一面観音菩薩坐像》ですよねぇ。
会場に入って、ど真ん中で一番目立つ所に展示されていました。
って言うか、十一面観音菩薩の坐像では日本最大なので、
目立って当たり前ですね。
3.12mの像高ですが、頭と体は1本の木から彫り出されていると言う事。
と言うことは、これだけの木が嘗ては日本に有ったということですよね。
いまも、探せば有るのかもしれませんが、この坐像が作られたのは、
10世紀の平安時代。
10世紀には、そんな大木がゴロゴロしていたのかなぁと想像したりしました。

あとは《毘沙門天立像》
坂上田村麻呂が鈴鹿山の山賊の追討を櫟野寺で祈願し、
それが叶うと毘沙門天像を造って安置したとも伝えられ、
“田村毘沙門天”とも言われるそうです。

襟を立てた《地蔵菩薩立像》が居て、中々おしゃれ(?)
ちょっとめずらしい気がしました。

鉈彫りのノミ跡が残った《観音菩薩立像》も居ました。
中々素朴な仏様です。

あとは《地蔵菩薩坐像》ですかねぇ。
目立つお腹の帯があって、“腹帯地蔵”とも言われるそうです。

全部で20点と、少数精鋭でしたが、
平安時代の、比較的素朴な仏様たちに癒やされました。








名称平安の秘仏-滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち
http://hibutsu2016.com/
会期2016年9月13日(火) ~ 2016年12月11日(日)
会場東京国立博物館 本館 特別5室
当日観覧料一般1000円、大学生700円、高校生400円、中学生以下無料
開館時間9:30~17:00
(ただし、金曜日および、10月22日(土)、11月3日(木・祝)、11月5日(土)は20:00まで、9月の土・日・祝日は18:00まで、10月14日(金)、10月15日(土)は22:00まで開館)
※何れも入館は閉館の30分前まで
休館日月曜日
(ただし、9月19日(月・祝)、10月10日(月・祝)は開館、9月20日(火)、10月11日(火)は休館)

癒やされついでに(笑)

ショップに行くと、こんな可愛らしいタヌキたちに遭遇。


櫟野寺が、滋賀県甲賀市にあるのと、甲賀市では信楽焼が名産、
そして、甲賀と言えば忍者と言う連想ゲーム(笑)
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