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東京国立博物館 『縄文―1万年の美の鼓動』

相変わらず蒸し暑い日曜日は、
上野の東京国立博物館で開催中の
『縄文展』に行って来ました。

いつも開場間もない時間を狙っているんですが、
やっぱり、09:30a.m.に到着すると言うのは、
中々困難ですねぇ。
日曜日の雑用をこなしてから行くと、
どうしても、10:00a.m.ごろの到着になります。

“縄文時代”と言う、中々絶妙なテーマの展覧会なんで、
混んでいると言う事も無く、かと言って、空いていると言う事も無く、
作品を見るのに「前の人の頭が邪魔!」と言う事も無く、
なんとなく丁度良い感じの混み具合。
良かったです。

正直言うと、「これが見どころだ!」と言う様な、
興奮を誘うような展示物は無い印象ですが、
個人的には、土偶ではなく、石で作られた岩偶や、
動物の角で作られた角偶と言うものを初めて知りましたし、
顔をかたどった土面と言うのも、初めて知りました。
うーん、確か若かりし頃、日本史を学んだ頃は、
そういうものは出てこなかったなと。
特に、土面は、日本で数百しか出土しておらず、
大変貴重なものの様です。
ちなみに土偶は、1万数千個出土しているそうです。

そんな1万数千個出土している土偶の中でも、
国宝指定されているものが、5個だけあって、
その中でも、やっぱり『縄文の女神』は、
美しいですよね。
女神と言われるだけの事はあります。
ちょっと残念だったのは、5個の国宝指定の土偶のうち、
今回見ることが出来たのは3個だったこと。
残りの2個、『仮面の女神』と『縄文のビーナス』は、
7月31日からの展示だそうです。
最初から展示してくれ!

ちなみに、有名な火焔式土器も国宝指定されていて、
今回、出展されてります。

『縄文』と言う名の展覧会ですが、出展されているのは、
日本のものだけではありません。
同じ、日本で言う所の縄文時代の頃の年代の、
海外の土器も展示されていました。
解説にもありますが、この頃の海外の土器は、
絵柄を染料などで描く事は有っても、
縄文の土器の様に、立体的に造形されているものはないんですよね。
って言うか、縄文時代でなくても、
あそこまで立体的な造形を施している土器って、
そう無いと思います。

そうそう、ミミズク土偶もありました。
可愛いですよね(笑)

会場内、原則撮影禁止ですが、出口のところだけ撮影スポットがありました。

個別には、これが、東京都あきる野市出土の深鉢形土器

長野県伊那市出土の深鉢形土器

こちらも東京都あきる野市出土の深鉢形土器

同じ深鉢形土器ですが、造形は全く異なっています。

こちらは、平成館のラウンジ(休憩所)にあった撮影スポット

傍らに、タスキがあって「自分が気に入った土偶に掛けて
撮影してください」見たいな感じでした。

そうそう。
今回は、音声ガイドをレンタル。
ナビゲーターは女優の杏さんなんですが、
バラエティに出るときの様なちょっと高めのキーの声ではなく、
抑えたトーンの声でした。
“歴女”で有名な方ですが、縄文自体も守備範囲なのでしょうか?








名称縄文―1万年の美の鼓動
http://jomon-kodo.jp/
会期2018年7月3日(火) ~ 2018年9月2日(日)
会場東京国立博物館 平成館
当日観覧料一般1600円、大学生1200円、高校生900円、中学生以下無料
開館時間09:30~17:00
※金曜・土曜は21:00まで、日曜と祝・休日は18:00まで開館
※入館は、閉館の30分前まで
休館日月曜日(ただし7月16日(月・祝)、8月13日(月)は開館)、7月17日(火)
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