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Bunkamura 『ルドルフ2世の驚異の世界展』

晴れ!
そして、寒い!
からっからに乾燥している土曜日は、
渋谷のBunkamuraで開催されている『ルドルフ2世の驚異の世界展』に
行って来ました。

本当は、もうちょっと早く行くつもりだったのですが、
眠くて、途中でコーヒーを補給していたので、
現地到着は11:00a.m.頃。
混んでいるとは思いませんでしたが、予想以上の空き具合。
ガラガラとは言いませんが、ここまで空いているとは。

ルドルフ2世と言えば、以前、『アルチンボルド展』で、
《ウェルトゥムヌスとしての皇帝ルドルフ2世像》の事を
知ったので、そのイメージだったのですが、
今回の展示は、そういう絵画だけではありませんでした。

今回の展覧会は、ルドルフ2世が集めた様々な品々が展示された
“クンストカンマー”と呼ばれるコレクションルームにあった(と思われる)
数々の品々の他、各種の芸術作品など、ルドルフ2世のコレクション展なのでした。

なぜ“コレクションルームにあった(と思われる)”と書いたのかと言うと、
ルドルフ2世亡き後、神聖ローマ帝国で巻き起こった30年戦争の際、
そのコレクションが散逸してしまったため。
なので、今回の展示品も、なぜかスウェーデンのスコークロステル城の
収蔵になっていたりするものが結構あるんですよねぇ。

それと、改めて認識したのが、ルドルフ2世の頃、
神聖ローマ帝国の帝都が、ウィーンからプラハに移されていたと言う事。
いや、盲点でした。
って言うか、あまり気にしていませんでした。
そうかぁ、プラハも面白い街なんですね。

でも今回の見どころは、やっぱりジュゼッペ・アルチンボルドの
《ウェルトゥムヌスとしての皇帝ルドルフ2世像》でしょうねぇ。
この作品も、スコークロステル城収蔵です。

そして今回映画監督にして現代美術家のフィリップ・ハースによる、
アルチンボルドの《四季》シリーズの3D立体模型が展示されていました。
会場内、基本的に撮影禁止なのですが、この作品は、
展覧会の最後に展示されていて、この付近だけ撮影OKだったので、
パチリ。


それぞれアップにしてみると、
フィリップ・ハース《冬》(模型、アルチンボルトに基づく)

アルチンボルトの《冬》は、横から描かれているので、
横からの写真は、こちら。

左右が逆ですが。

フィリップ・ハース《秋》(模型、アルチンボルトに基づく)

これも横から見てみると、

後頭部当たりのぶどうも表現されています。
3D模型なので、当たり前ですが。

フィリップ・ハース《夏》(模型、アルチンボルトに基づく)

これだけ、横からの写真は無し。
だって、右も左も作品があって、撮れなかったんです( ノД`)シクシク…

フィリップ・ハース《春》(模型、アルチンボルトに基づく)

これも、アルチンボルトの作品と同様に横から撮ってみると、

残念ながら、左右が絵画と逆ですが。

あと、これらにインスパイアされたのか、
フィリップ・ハース自身の作品もありました。

フィリップ・ハース《コロッサス:巨象》(模型)

横から見ると、

意外に下あごが出ていますね(笑)

そうそう。
今回の音声ガイドは、TEAM NACSの安田顕さん。
もちろん借りました。
中々お上手でした。
声色を使い分けると言う様な、事はありませんでしたが。

空いていて、ゆっくりと見ることが出来て、中々良かったです。










名称神聖ローマ皇帝
ルドルフ2世の驚異の世界展
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/18_rudolf/
会期2018/1/6(土)-3/11(日)
会場Bunkamura ザ・ミュージアム
当日観覧料一般1600円、大学生・高校生1000円、中学生・小学生700円
開館時間10:00~19:00
毎週金・土曜日は、10:00~21:00
※何れも入館は閉館時刻の30分まで
休館日1/16(火)、2/13(火)
巡回展終了[福岡展]2017年11月3日(金・祝)~12月24日(日) 福岡市博物館
[滋賀(守山)展] 2018年3月21日(水・祝)~5月27日(日) 佐川美術館
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