涼しい気になっていた体にはきついです(苦笑)
そんな土曜日は、上野の東京都美術館で開催中の、
レオナールフジタこと藤田嗣治の回顧展『藤田嗣治展』に行って来ました。
ルノアールとか、モネとか、ドガとか、そう言う、
いかにも日本で人気のありそうな画家とは異なり、
レオナールフジタだったので、
“そんなに混んでないよねぇ”と思って行ったのですが、
大変失礼いたしました。
まぁ、激込みと言う事は無いのですが、
まぁまぁな客の入り。
各作品の前で、少しづつ人がたまっているという感じです。
見るのが困難と言う事はありませんが、
もっと空いていると思っていたので、ちょっと驚き。
って言うか、私の認識不足かも。
レジオンドヌールを授賞した人だしね、
逆に言うと、客が少ない位なのかも。
フジタと言えば、“あの乳白色”な訳ですが、
ピカソが最初から抽象画だったわけでは無いのと同じく、
フジタも、最初から乳白色であったわけではありません。
って言うか、乳白色を確立してからも、
それ以外の作品も色々とあるんですね。
フジタは、油彩以外にも、水彩も描いていたのは今回知りましたが、
油彩よりも、水彩の方が、私は好きですね。
油彩は、ちょっと『癖が強い(by千鳥)』(笑)
水彩の方が癖が無く、なんか自然に感じました。
あと、フジタと言えば猫。
猫だけを描いた《争闘(猫)》と言う作品があったのですが、
うーん、ダイナミックですね。
あと、これは解説にも記されていましたが、
《私の夢》と言う作品は、涅槃図にも見えますね。
あとは、ポスターにもなっている《カフェ》は良いですねぇ。
これは、戦後、パリにわたる前にニューヨークで待機していた時に
描いた作品だそうですが、描いた場所はニューヨークなのに、
描かれているところはパリ。
パリが好きだったんですねぇ。
そう言えば、オダギリジョーがレオナールフジタを演じた
『FOUJITA』と言う映画がありましたが、
この展覧会を見ていて、その映画を思い出しました。
って言うか、最初のパリ渡航の際の、
狂乱の時代は、本当にあったんですね。
今回は、音声ガイドは回避したのですが、
思わず図録を購入してしまって散財(苦笑)
例によって、会場を出た最後に撮影スポット。
可愛いフジタですね。
名称 | 没後50年 藤田嗣治展 http://foujita2018.jp/ |
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会期 | 2018年7月31日(火)~10月8日(月・祝) |
会場 | 東京都美術館 |
当日観覧料 | 一般1600円、大学生・専門学校生1300円、高校生800円、65歳以上1000円、中学生以下無料 |
開室時間 | 9:30~17:30(※金曜は20:00まで) ※ただし、8月3日(金)、10日(金)、17日(金)、24日(金)、31日(金)は 9:30~21:00 ※入室は閉室の30分前まで |
休室日 | 月曜日、9月18日(火)、25日(火) ※ただし、8月13日(月)、9月17日(月・祝)、24日(月・休)、10月1日(月)、8日(月・祝)は開室 |
巡回展 | [京都展] 2018年10月19日(金)~12月16日(日) 京都国立近代美術館 |