ままりん♪のたりのたり♪な日記

努力はするがムリはしない!がモットー。
そんなままりんが家族や仕事のこと、
大好きな映画や舞台のことなど、語ります。

知らないことの罪

2010年10月30日 | 日常
今日、仕事でかかわりのあるU氏が中心となって
実行委員会形式で開催された
カンボジアの人権・平和フォーラムinながのに行ってきました。
少しワークのお手伝いなどしながら。

旧ポル・ポト政権下の大量虐殺の生き残り
チェム・メイさんが長野に来られて、
ご自分の体験、今の思い、活動を語られました。

全く知らなかったわけではない。
でも、今まで遠い国の遠い出来事として
私の中で片付いてしまっていたことについて、
「知る」機会でした。
知らないことこそ罪だと思いました。

私にできることはなんだろう?と考えました。
まずは、自分の家族に、子どもに今日のことを伝える。
そこから始めたいと思います。
原始村の活動とも共通しますが、
子ども達に何を獲得させるのか。
私達は目の前にある成績や目に見える成果だけに
とらわれず子ども達の未来を作っていかなければいけません。
忙しい日常で難しいことではあります。

そして、以前にブログでも紹介した
NPO法人人権センターながののTさん。
私の尊敬する方の1人ですが、
彼の最後の言葉は、胸の奥底にずっしりと沈んで、
私達が社会の中でどんな役割を担っているのかを深く
考えさせられるものでした。
チェム・メイさんは今、NGOを設立して、
お金のない中、この歴史を刻み、記憶するための活動をしています。
その活動の大きな1つとして
「加害者と被害者の和解」があります。
会場の人々はみなその項目の意味に感動したと思います。
Tさんは、
「私達は彼らの和解と許しという言葉に、
ほっと安心してしまう。しかし、それは、
私達自身の社会への責任をその時点で負ったことになるんです。
それを忘れてはいけない」
と言いました。

生まれた瞬間に生きる権利と社会を作っていく責任を
私達は手にするんだと思いました。

そして、やはり「物言わぬ市民」にはなりたくないと
強く思いました。


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