愛しのジョニーは血まみれ

行ってきました。

スウィニートッド～フリート街の悪魔

愛しのジョニー・デップとティム・バートン監督のコンビ。
しかも、あのスティーブン・ソンドハイムのミュージカル。
観なきゃでしょー、ぜったいに！

去年宮本亜門演出、市村正親がスウィニー・トッド役、
大竹しのぶがラベット役で日本でも上演されたミュージカル。
名前は知っていたけど、どんな作品化はよく知らなかったんだわ。

とにかく
血・・・血・・・血・・・血！！！
噴出す血流れる血滴る血
特に後半は血まみれですよ、愛しのジョニー様。
これまた美しいんですが・・・(変態です。)

冒頭、舞台ならオーバーチュアですが、
主題メロディーが流れる中、
真っ赤な血が地下の下水道へ流れ込んでいくような
映像があるんだけど・・・。
ありゃー、わざとああいう風に作ってるのかな。
やりすぎＣＧって感じかなー。
ちょいと安っぽい感じに仕上がってます。

画面はとにかく暗い、茶色い、カビ臭い。
今回もジョニー様は何週間もお風呂に入ってないみたい。

みなさん吹き替えを使わず歌っていらっしゃるのかしら？
そこそこ歌えていらっしゃる。
特にジョニー様は鼻にかかった声が色っぽいです。
ソンドハイムの曲はとても美しいです。
画面のおどろどろしい感じに、美しいメロディ。
このミスマッチがええんでないかい？

キャストもそれぞれナイスキャスティング！です。
何よりアラン・リックマンが良いですぅ～～。
(あのハリポタのスネイプ先生ですね)
色魔の変態オヤジで、むっちゃ悪い人。
でも、どこかセクシーなんだねー、憎いお方。

そして、血まみれのラスト。
切ない、あまりに切ない幕切れです。

復讐からは何も生まれない。
あるとしたら、さらなる憎悪だけ。

そんな終幕です。