aCappella好き♪

「ワタシじゃないけど」その2

また、義母に編み物を教えている。

とうとう、始まってしまった…
今回も、つきっきりで教えるのだろうか?

編み始めると、なかなか難しい編み図だった。
2段、教えて
あとは明日、かと思っていた夕食後。
歌謡番組を観ていたと思っていた義母から
「ちょっと!るかさん!」と呼ばれる。

隣の部屋で型紙の整理を始めていた私。
慌てて飛んでいくと、
義母が1人で続きを編んでいた…。

三目ほど進んでいたが、わからず…
教えてくれ、ってことらしいが
言葉では頼まれてないぞと私も意地になる(笑)

まあ、仕方がないので仕事を移動して、
それなりにつきっきりで教えたのだが…

最初は調子良く、
そのうちわからなくなり、
教えると理解して、
また迷走する。

私の声も少し苛立ってきた〜

だって

上からなんだもの。

これだけ丁寧に付き合ってるのに
当たり前だと思われている。

またわからなくなって、

どれどれ、見ますか?
あー、ここ、間違ってますよ

「私、編んでないけど。
一つしか編んでない。」と、言い張る。

え、おばあちゃんじゃなければ
じゃあ私が編んだんですね。

…なかば呆れて嫌味を言った。

いつもは優しい私だけれど、
それからは、言葉少なに対応(笑)

さすがに気がついたのか、次に同じ場面になった時には

「ああ、そこ、私が編んだんだ。」と
聞いてもいないのに言い訳していた。


「ワタシじゃないけど」
また出たわ。

もうー、なんで嘘つくんですか、って
心の声がちょっと漏れそうだった。

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