最近の読了、全然書いてなかった。
三冊読破。
伊東潤「池田屋乱刃」
天野純希「信長嫌い」
木下昌輝「宇喜多の楽土」
はからずも、三作品とも敗者側の物語。
「池田屋乱刃」
池田屋で命を落とした維新志士たちの話を短編集に。
福岡祐次郎、北添佶磨、宮部鼎蔵、吉田稔麿、桂小五郎。
あの日に向けて、彼らそれぞれの視点で物語が進む。
今まで新選組目線でしか池田屋に接して来なかったのでとても新鮮。
そして哀しい。
「信長嫌い」
信長はほとんど出てきません。
信長に翻弄された人達の話を短編集に。
実在の人物たちだけど、物語は多分にフィクションを入れつつ。でもそれがまた人間臭くて面白い。
今川義元、真柄直隆、六角承禎、三好義継、佐久間信栄、百地丹波、織田秀信。の六人の話。どれもワクワクしました。
「宇喜多の楽土」
関ヶ原の戦いで負けて八丈島に流罪となり、島で50年も過ごした宇喜多秀家の話。
史料が少ない人物だけに、いろんな逸話を繋げて広げて、魅力的に描いてました。
昔、仕事で八丈島へ行った時に、もっといろいろ見ておけば良かった💦