すぐ近くにある世界:野鳥,昆虫,航空機などの写真

都市部の近隣でも身近で見られる野鳥を中心に、
捏造(餌付け、ヤラセ)のない「本当の世界」の
写真を載せています。

ウスバキトンボ飛翔|急挙動

2024年09月28日 | 昆虫・“虫”の類
飛翔写真でも “とまり”の静体でも、 非演出スナップは 殆どのコマが 既存と似たような画の繰り返しになるもので x x x



でも、 時には・・・



元サイズで見ると、 ちょっとピントが甘かったコマながら x x x

急挙動の瞬間の姿。

ウスバキトンボ飛翔|赤...ではない x x x

2024年08月31日 | 昆虫・“虫”の類
初夏に渡来した少数から 何代かで 大幅増殖を重ねて...
夏の終わりから秋あたりには 日常的生活域にも大数発生するのが 毎年の恒例。



人の目線に近い 低すぎず高すぎずの範囲も飛んでいるので、 一般にも 目に留まる機会が多いのでは。
個々は時々休んでいても、 たくさんが飛んでいる情景が続くとなると、 昼間は ずっと飛び回っているような印象になる種類。



一般では、 秋にトンボが目に留まると、 要素を切り分けた断片単語だけを“連想ゲーム”で合成して 『赤トンボ』に見られがち。
赤みが強く見える個体が混ざっていたりもするが、 「赤トンボ」の仲間ではない種類。
種名がウスバ「キ」トンボの通り、 黄色っぽい方が 外見の代表例的な“いかにも”の色調。

ウスバキトンボ飛翔|たくさんいる、からといって...

2024年08月17日 | 昆虫・“虫”の類
トンボの中では 特に飛び抜けてたくさんいる普通種...だからといって、 いつでも都合良く写せるのではなく...





写せる状況に当たると、 殆ど同じ状況に 多くのコマ数を回すことになりがち x x x

コシアキトンボ飛翔 ...というか ホバリング|動体?静体?

2024年07月06日 | 昆虫・“虫”の類
水辺に行けば たいていの場所で見られる コシアキトンボ。





成熟オスは、 縄張りの限られた範囲を行ったり来たりしながら 頻繁にホバリングする。

被写体が同じトンボなら、 たいていは、 動いているところを写すよりは、 止まっている方が 難度が低い。
動いているものが止まるのも 急な変化...ではある、が...
具体的な いつ、どこで、は不意でも、 そのうちには高確率で動きが止まると知って見ていることには わりあい反応し易い。
それが、 実際は殆ど止まっていても「飛翔写真」ではあるので、 枝や草に“とまっている”ところとは 印象が かなり違ってくる。
動的な写真を狙える選択肢が少ない向きには、 見せられる持ちコマの毛色を幅広くできることに好都合な狙い目...かも??

クロスジギンヤンマ飛翔|翌日には

2024年06月08日 | 昆虫・“虫”の類
前記事の翌日。



口元の“シミ”が濃くなっているかも?

前日とは動き方が違って 遠めだったので、 主には鳥撮り用想定の大砲レンズで。
使っているレンズの値段でいうと、 前記事の分より 何十倍も高額。
その威力で、 安価なレンズなら『圏外』で見送るところも 写せる状況に使えている恩恵はある、のだが...
被写体が 静体をはじめ動きが少ないものなら 光学性能の恩恵が丸々表れても、 機敏で不規則な動きを追うのには 難も大きい。

まぁ、 トンボは 種類によって行動の特徴が色々。
定位置にとまって待機して 必要と判断すれば出動する種類なら、 動きを追わなくても「飛翔」と表せる状態は写せる、が...
動きを連続して追って捉える飛翔写真では、 高額な機材さえ使えば結果が良くなるのを買えるほど単純にはいかない。

クロスジギンヤンマ飛翔|自然への嗜好で 実際の“自然”は好まれない矛盾...

2024年06月01日 | 昆虫・“虫”の類
すでに 昆虫が活発な季節...ながら、 期待するイメージで写せる状況が なかなか無くて...
こちらも、 過去分を整理した中にあったものの供養を x x x

自然な状況の姿を捉えるのは、 距離、動き方、光、背景、 多面の組み合わせが揃ってくれないと、 期待度が高い状況にならない。
「いる」だけなら 色々を見られても、 何を どう写せるかは、 巡り合わせ次第の部分が大きい。





顔に“シミ”が目立ち気味の個体。

自然にある万物の姿は、 先天的にも個体差があるところから、 劣化や老化もすれば 後天的な損傷も増えていく。
そんな、 各部に標準形の理論ベストを合成して描かれた見本像からは外れた要素が色々ある方が“自然”。
これは 『人』でも同じ... なのだが・・・

写真は、 『人』が見ることが前提で、 その印象は それぞれの勝手な主観によるもの。
『人』の嗜好では、 不揃いだったり“破損”的な箇所が見えると 印象が悪くなるのが 大勢の感覚。
一般的な写真では、 定形外が見えて、 かといって メッセージ性の要素に使うイメージでもない個体は、 避けたくなりがち。

こういう選別は、 個々の写真自体は 全て実際のありのままでも、 全体では 実際より『人』の勝手な嗜好に偏った世界観になる。
これは、 個体の容姿だけに限らず、 上で当然のことのように書いている、 周囲や背景も印象が良い画を意識するところでも同じ。
あるいは、 ありがたがられる種類や定番シーンには熱心でも、 それ以外は無関心、とか。

『人』の見方でのハイライトを選抜すれば、 好まれる断片に偏向して その他の存在が矮小化するのは 必然的、とはいえ...
自然は 『人』の勝手な嗜好とは無関係に実在して、 無数の状況で構成されているもの。
好まれるものだけに傾倒するのでは 「現実を歪曲」して見せることにもなるのが、 自然に向き合う意識として 悩ましいところ。

当然ながら・・・、
これは、 写す全てが その場所なりの自然にある 実際のありのままでも、のこと。
プロ・アマ問わずの多くが 『人』の嗜好に都合良く飾り付けたヤラセを当然の大前提としているのとは、 全く別の話。
そもそも自然ではない創作を 実在の生態かに見せようと謀る『捏造』で『現実を歪曲』するのは、 偏りとは 根本から意味が違う。

ウスバキトンボ飛翔|状況次第

2023年11月18日 | 昆虫・“虫”の類
ようやく、 お盆の頃の 同じ日の分が終了の回。







今シーズンの トンボの飛翔写真は、 いくつか持っていた狙いパターンの どれも“当たり”が無かった感。

自然の写真では、 そこに実在するものしか写せない。
写真の世界観が“証拠写真”だけなら、 何かが『いる』『ある』とか『見た』を示せれば足りているところ。
でも、 “写真”としてでは、 条件が悪い状況しかないと 無理に写したところで 好結果に繋がることは少ない。
「何を どう写せるか」は、 状況の巡り合わせ次第。
その 必要な色々は、 そういつでも都合良くは揃ってくれない。

“写せる状況”に遇えても、 種類や個体も 角度や背景の組み合わせも、 希望とは違っても 実際にある情景の中からしか選べない。
その実際にあるものを見つけるのは、 知識的なスキルと 行動した労力の総合で得られる成果。
そして、 同じ状況にも より良く写せる方法を見つけられるのも スキル。
そこが 撮影者によって差がつく要因でもあり、 本当に『無い』のか「見つけられないだけ」なのか、 とはいえ・・・
希望的に期待するような画が写せる可能性の有無のところから、 写す側の能力や努力で得られるとは限らない部分もあるだろう。

ウスバキトンボ飛翔|まだ“夏”の分が

2023年11月11日 | 昆虫・“虫”の類
暦では立冬を過ぎて、 リアル世界の体感でも すっかり秋も深まり、の時節ながら・・・







お盆の頃の同じ日に写した分から用意していた画像が、 まだ 残り1回...

感覚的にも文字的にも 季節感が交錯状態 x x x

ギンヤンマ飛翔|根拠ある要素と偶然の合計

2023年10月28日 | 昆虫・“虫”の類
ホバリングではなく 飛び回っているところの、 実時間では 0.5秒程度だろう分の 連写コマから。













動体撮影で「写っている」コマの確率には、 状況、撮影スキル、機材の総合性能、など...根拠ある色々な要素が複合して影響する。
とはいえ、 実際の具体的な結果の当たりハズレは、 偶発的な“運”次第で 良くも悪くも転ぶバラつきが大きい。
客観的に根拠ある部分の優劣に関わらず 『結果は 写してみないとわからない』こと...
そこには、 他者視点での見られ方がどうであれ、 誰でも “超級の大当たり”まで 希望も期待も持てる。
のだが・・・
最低限以上には「写っている」コマが皆無なのが標準的では、 いつか“劇的な幸運”に恵まれる可能性はあっても、 現実味は...
だからこそ、 テイク数を多く、各テイク毎の確率を高くできる根拠を向上させることに効果が期待できる、ということになる。

ウスバキトンボ飛翔|“量産型”が繋がる x x x

2023年10月14日 | 昆虫・“虫”の類
夏の終盤から秋に移っていくあたりの時期に 色々な場所で群翔しているのが目につき易い、 あの黄色いトンボ。
「 秋 + トンボ = ○○ 」みたいな連想で “赤トンボ”と混同して見られがち?





トンボとしては例外的な超短期間で成長するから 体を形作っている素材は脆い ・・・のか?
構造物の強度は割り切ったことで 超短期間で急速に成長できる ・・・のか?
は ともかく...
“量産型”体制で アクシデントに耐えられる強度では脆弱でも、 代わりに軽いのが 飛行能力には好都合らしい ウスバキトンボ。
それもあってか、 はばたかずに滑空する時間が多いので、 同じような形で写った“量産型”のコマばかりになりがち度も高い。

シオカラトンボ飛翔|ちょっと遠い x x x

2023年10月07日 | 昆虫・“虫”の類
前の土曜日のトンボ写真は X ( 旧Twitter ) の方で供養 x x x





とまって待機しながら、 別のトンボなど“気になる飛翔体”や「獲物?」に狙いをつけると出動するスタイル。
飛翔写真を狙うことでは、 ギンヤンマや ウスバキトンボのように ずっと飛び回っている種類より 機会そのものが大幅に少ない。
前後の“流れ”のような脈絡がなく突発する 予測できない状況に 瞬発的に即応する必要があるのも 難しい要素。



出動して ひと絡みしたら、 (メスをゲットした以外では、 たいてい) また 元の区域に戻ってくる。
行った先を見ていれば 復路があるのが予測できるので、 往路よりは待ち受け易い。

低空を飛ぶことが殆ど。
ここでは エントリークラスの望遠ズームで写すには遠い x x x
実寸は近い 中空を飛ぶウスバキトンボと比べて、 高度の分が遠いだけで 写るサイズが小さくなる差の影響を感じる。

ギンヤンマ飛翔|AFが利けば...

2023年09月23日 | 昆虫・“虫”の類
Auto で Focus が合うのが AF ... とはいっても、 いつでも どこでも 何にでも AFをアテにできるのではない。
そして、 トンボの飛翔写真では、 AFが利いているように見えている状況で写しても、 ピンボケになるコマの方が 遥かに多い。
連写しても全滅が続くのも 普通に起きる。
テイク数でも コマ数でも 多く写した中に 少ない当たりが散在する加減の感覚のところは、 飛行機の流し撮りと似てもいて x x x

それでも、 ピントが合っているコマが 不規則な断続的でも連続することもあるのが、 MFでは殆ど逢わない、 AFの特徴的な結果。







移動体は、 位置関係のタイミング次第で、 自然物も含めて 写真の都合では邪魔で“ゴミ”的な“何か”が写り込むことは多い。
もし 被写体の写り方が良くても、 背景が悪い重なりになっていると 使えない没コマになってしまうのが厳しいところ。





この5コマの間の実時間は『1秒ちょっと』のはず。

写る形や 背景との重なりは 写す側ではコントロールできない一瞬なので、 結果は「運」の要素が大きい。
・・・ もちろん、 写せていれば、の上でのことながら x x x

ギンヤンマ飛翔|「当たり」は いつでもは出ないからこそ

2023年09月09日 | 昆虫・“虫”の類
この日の行動パターンでは 写せる空間に来てくれる頻度が少なかったギンヤンマ。







トンボが飛ぶ動きで「はばたき」と「滑空」の比率は、 種類ごとに傾向が違って、 そこに 個体差もあれば 状況によっても変わる。
全般的な傾向として、 はばたく頻度が ウスバキトンボよりは多そうに見えるギンヤンマ、でも...
角度や はばたきの形が良いタイミングに ピントが合うのが揃ったコマは、 いつでも当たってくれるものではない。
だから、 トンボの飛翔写真を狙うのに重要な要素は、 好条件のテイク数が多くある状況に逢えるか、の比重が とても大きい。

リアル世界(現実世界)に ちゃんと実在している本来の情景のままを写した、 “人の勝手な嗜好に合うように状況を作為的に改変して創作された虚構”のない 絶対非演出スナップです。

野鳥写真:大空を自在に翔ける飛翔写真 = 鳥の行動で「最も鳥らしい特徴が表れた魅力」とも言える 飛ぶ姿を中心に、 カワセミ(翡翠),オオタカなど猛禽類(鷹)といった人気の種類から バードウォッチングで“ものさし鳥”にも使われる普通種まで 幅広く。 多くは ネイチャーフォト系や動物写真系のフォトコンテストでの入選・入賞が出ている場所でのものです。 (撮影地は記載しません)
他に、 昆虫写真や ネコ写真(野良ねこ写真)、 航空機 など...
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