すぐ近くにある世界:野鳥,昆虫,航空機などの写真

都市部の近隣でも身近で見られる野鳥を中心に、
捏造(餌付け、ヤラセ)のない「本当の世界」の
写真を載せています。

ウスバキトンボ飛翔|水面の影も

2023年09月02日 | 昆虫・“虫”の類
X ( 旧 Twitter ) の方では、 前の土曜日の分がありつつ
あちらでは だいたい「これ」のアスペクト比で。

こちらは 引き続き、 もう一段前、 お盆の台風翌日の分を x x x
まぁ、 シーズンの冒頭とかならともかく、 この時期では 速報性が意味を持つような写真でもないので。

通過するのを上から見る角度で 背景が水面の 順光だと、





下コマの方が “順光の方向の中心”に より近付いて、 左下に トンボの影が写った。

順光では 被写体の見えている部分の殆どに光が入って 影になって暗く沈む範囲が少ないので、 全体に色が良く出て写る。
ただし、 もっと完全な“順光の方向の中心”になりすぎると、 撮影者の影の中を通って 陰ってしまうので使えない x x x

ウスバキトンボ飛翔|同じようなコマ x x x

2023年08月26日 | 昆虫・“虫”の類
トンボの飛翔写真は、 当分、 前記事と同じの日の分が続く見込み x x x





ウスバキトンボは、 “大量発生”して飛んでいるのを 色々な場所で よく見る。
たくさん飛んでいる種類だから、 いつでも飛翔写真を簡単に写せそう?

実際には、 同じ場所でも、 ほんの数日前後するだけで、 多数群れていたり、殆どいなかったり、と、 状況が激変したりする。
この時には、 「いる状況」と「狙い易い状況」が『同時に揃った』のが幸運。

こういう、 全体としては たくさんいる普通種だからといって、 いつでも写せるのではないのは、 案外 知られ難いところかも?
そして、 いつでもはない条件が合った時に集中的に写すと、 角度や背景が同じような画ばかり...になりがち、でもあり x x x

ウスバキトンボ飛翔|ようやく“魔法フィールド”

2023年08月19日 | 昆虫・“虫”の類
台風翌日の晴れ間に写した分。

今シーズンには 殆ど写せる状況がなかった “魔法フィールド”が ようやくの出現。
“魔法”の効果レベルは かなり低めだったながら x x x





自然物の写真は、 写せる状況に逢えないことには どんな機材もスキルも活かしようがないもの。
そして、 短期的にも 長期的にも、 同じように写せる状況があり続けるとは限らない。
だから、 “写せる状況”に逢えると、 その狙いで期待する一生分を確保しておく勢いのコマ数を使ったりも。

その結果・・・
ここの更新パターンで載せるコマ数からすると、 今シーズンのトンボの写真は、 この日の分だけになりそうな x x x

オニヤンマ 飛翔|方向転換の急旋回

2023年07月01日 | 昆虫・“虫”の類
前記事と 同じ日の分。
“単純な飛行状態”よりは「動き」があるタイミングのコマ。

トンボは、 平時の飛び方では、 飛行機や鳥のような 大きく滑らかな弧を描く旋回は あまりないイメージ。
広く見れば曲線的に移動していても、 直進して 一瞬での方向転換から また直進...を繰り返しているのが多い。
大きな角度を回り込むような動きがあっても、 解像感がある画角では、 追うのは難しい上に ピント位置の変化も大きい。
写真で 直線的な飛行より「動き」がある形には なかなか当たらない。



傾きは小さいながら こっちに向いてくる動きの方向は良くて 顔は結構見えても...
体には光が入らない角度になったのが 難ポイント x x x



こっちは、 体には光が入っているが・・・
動きが逃げた方向になったのが 残念 x x x



急角度で右に曲がるところ。
頭が ほぼ水平で、 体は 大きく傾いている姿。

結果的に写った画を見るだけでは、 これが標準的に写せて簡単そうに感じるのかも?
近くて 光が良い位置で、 動きの向きも良いシーンがないことには、 成否は別にした 理論ベストの可能性から来ない。
それがあった一瞬を捉えて、 形のタイミングも良く、 ピントも合って、 ・・・と 都合良くは なかなか揃ってくれない。

オニヤンマ 飛翔...というか 飛行...というか 滑空...か x x x

2023年06月24日 | 昆虫・“虫”の類
前の土曜日に写した分。

オニヤンマ成虫が「いる」だけなら、 この辺りでも 色々な区画で見かけて、 見られる期間も長い。
でも、 飛行を「写せる」状況となると、 周囲や背景との都合も揃った場所で、 狙える頻度も 安定的に多くないと 期待し難い。
この辺りでは、 不規則に散見はしても、 被写体として意識するイメージからは遠めの種類。







この空域を飛び回る頻度が多いのは 期間限定。
梅雨時の特定時間帯に晴天が揃うのは、 そう多くはない。

オニヤンマの飛び方は、 飛び続けられるのが不思議に思えるほど、 はばたかずに滑空する時間が とても多くを占める。
Twitterに 別テイクのコマもある、が・・・
静止画の写真で 動きが感じられる形で写る確率は低くて、 殆どのコマが 標本風味の同じような形で続きがち。

期待として狙いたいのは、 もっと動的なシーン...とはいっても、 そうそう都合良くは 起きてくれない。
そもそも 飛ぶ状況に必ず逢えるとも限らないので、 具体的な期待感を持って構える機会があれば 既に幸運でもあり。

ナニワトンボ|視線

2022年10月15日 | 昆虫・“虫”の類
知らない人か聞くと意味不明かも?な“赤くならない 赤トンボ”、 ナニワトンボの 続き。







周囲より高いような 見通しが利く場所にとまって、 捕食対象や メスが通りかかるのを じっと待っているのが 基本スタイル。
トンボは、 視野が広いのが知られる。
でも、 “何か”の飛行物を見つけると、 一瞬、その方向に 顔を向けて 確認する。
広視界の複眼は “何か”を見つけられても 解像度が低く、 識別は 正面寄り向きに複数ある単眼の視野で確認、のように見える。
落ち葉など「自分には無関係な対象」と判断すると、 瞬時に 元の体勢に戻る。

“とまり”でも、 単純に写しただけの写真よりも変化がある形のタイミングを捉えたいところ。
でも、 トンボの動きは、 人の感覚とは比べようもないほど 遥かに俊敏。
そして、 カメラには レリーズタイムラグがある。
動いたのが見えた瞬時にレリーズしても、 写っているのは 待機の形に戻った後の 伏目気味の同じ姿ばかり、になることも多い。
そして、 動いたタイミングを写せても、 画的に良くない方向を見ている形では 使える写真にならない。

それを知らずに見れば、 のんびり構える中の どのタイミングでも殆ど違い無く写る“静体”のように思われるのかも。

ナニワトンボ|“なにわ男子”

2022年10月08日 | 昆虫・“虫”の類
ナニワトンボのオス ・・・いわば“なにわ男子” x x x





「夏」感がある時期の印象では 陽射しが遮られた 暗めの場所にいることが多いのは、 あっちの“なにわ男子”的ではないか x x x

でも、 「秋」感の時期になると 日向にいることも 多いよう。

暗めの場所を好む、というよりは、 暑いのが苦手?
だから、 暑い時には 一時的な木漏れ日の陽射しが当たった程度でも オベリスクポーズをとる、ということかも。

生息地域が限定されているので、 温暖化が進むと 影響を受け易い種類なのかもしれない。

ウスバキトンボ飛翔|赤トンボではない、が...

2022年10月01日 | 昆虫・“虫”の類




ステレオタイプな“いかにも秋らしい風景のイメージ”を表現した絵では、 赤トンボがたくさん飛び交っているのが描かれがち。

リアル世界では、 ナツアカネや コノシメトンボだったか?あたりが 継続的に飛び続けているのを見ることは 時々ある、が・・・
実際に 赤トンボが 視界の中で同時にたくさん見えるイメージになるほど 頻繁に飛んでいる状況は、 あまりないのでは?
コノシメトンボは Twitterの方に... 無意味に お手軽写真バッジの アスペクト比 x x x )

ウスバキトンボは、 夏の終わりから秋にかけて、 たくさん飛び交っているのが 各所で見られる。
そして、 名前の通り 黄色っぽいとはいえ、 色味の概要では 赤にも近い系統に見えて、 一部は 赤みが強い個体もいる。

秋の近辺だけ たくさん見る ウスバキトンボと、 いかにも秋っぽい色の赤トンボ・・・
実際は別々のものが 合成的に混ざったイメージが作られて 定着しているのかも?

リスアカネ|“普通”の機材でも...

2022年09月23日 | 昆虫・“虫”の類






昆虫写真というと、 先ず レンズやストロボに“マクロに特化された 高価な機材”が必須、と想像する向きもあるかも。
それで、 興味はあっても、 そこまでの出費をかけてまで写さなくても・・・と 敬遠したり?

このレンズは、 安価な部類の 望遠ズーム。
補助光は、 ボディーの内蔵ストロボ。

近代のデジタル環境では、 トリミングの自由度が大きい。
普通のレンズでも、 この位の大きさがある虫なら、 写せる大きさは トリミングで切り出せば 充分に使えることも多い。

内蔵ストロボも、 ワーキングディスタンス(レンズから被写体までの距離)が長い 望遠域では ケラレずに使える。
高倍率ズームでは、 至近距離では焦点距離が縮みすぎて、 望遠端でも 実効は あまり望遠になっていないレンズが多いかも?
これには、 クローズアップレンズを付けて、 レンズ側を 無限遠付近にすれば、 近距離でも 表記上の焦点距離が使える。

もちろん、 内蔵ストロボだけでは、 連写が遅すぎたり、 光の加減を調節する選択肢も狭い。
そして、 このカメラでは、 すぐに 熱の影響らしい 撮影不能の待機時間が 超~ぉ~長くなってしまう制約も x x x

でも、 よほど本格的に取り組むのでもなく 「まずは写してみる」には、 “専門的な機材”の必要性は 限りなく低い。
一般でもよく使われている“普通のカメラ”の相当数は、 たいした追加の出費はかけなくても 結構な画も写せるはず。

Film:アオスジアゲハ|時代 x x x 1シーン1コマの感覚

2022年09月17日 | 昆虫・“虫”の類
たまに載せる、 昔の フィルムでの写真プリントを “普通の スキャナー一体プリンター”でデジタル化したもの。
階調感は 全てデジタル環境での画像と同じようにはならなくても、 まぁ、 写していたものは わかるでしょう x x x







1本のフィルムの、 コマ番号 26 , 28 , 29、 つまり、 4コマ写した中の 3コマ。

現代のデジタルなら、 何コマ連写しているだろうか・・・
フィルムの時代には、 1コマあたりのコストが 近代のデジタルよりも 遥かに高かった。
だから、 こんな風に、 シーンの中で タイミングを計って 僅かなコマ数だけ写すのは 普通の感覚だった。
その時代を知らない デジタル世代には 通じない感覚かも。
というより・・・
やっていた自分でも、 もう 実感が残っていなくて、 体験していない時代への“ジェネレーションギャップ”な感も x x x

とはいえ、 この制約感は、 ありがちな、 何かが見えてからの後追いで その場のまま 無思考に連写して、 写ってさえいれば
「○○の撮影に『成功』した」
でいられるのとは 根本的に違う、 写り方を考えて行動する時間があったことにもなっていた。
この “まだ起きていないシーンに合わせて対応する意識”が 根底の大前提にあるのは、 デジタルでも活きているとも思う。

気安く連写できるようになったことで、 タイミングを慎重に狙ってレリーズする必要性は 薄くなった。
トリミングが日常になったことで、 写す段階で 構図を なるべく完全に整える必要性も 薄くなった。
でも、 写る角度や 背景の組み合わせは、 写した後からは 変えられない。
だから、 写し方で必要な 考える意識の基本は 変わらないだろう。

ハグロトンボ|・・・はらりっ

2022年09月10日 | 昆虫・“虫”の類
結構大きめの 細長いトンボ。







腹部(細長い部分)が緑色っぽく輝くのが オス。
メスは 黒っぽい。

全体は大きめでも、 頭部は バランス的に かなり小さくて、 その中でも 口は更に小さい。
捕食する虫も、 人の目視では気付き難いような 小さいものが中心のよう。

自然的な雰囲気の場所を歩くと、 近めの前方で ひらひらと飛び立つのを よく見るのでは。
いる、 見られる、というだけなら、 特には珍しくない種類。
見かける場所も、 特定の範囲には限定されなくて 幅広く展開している印象がある。
だから、 『ハグロトンボが写っている』のが判るだけなら 簡単。

でも、 画的に キレイに、となると、 距離や 角度が良い位置関係で写せる状況が必要で、 いつでも、とは いかない。
そして、 背景が明るかったり 白っぽいものが入ると 見難い画になる影響が大きいので、 巡り合わせが重要。

とまっている時は、 翅を閉じた平面的な形で、 長時間じっとしているのが 基本形。
とまった直後や 時々、 翅を ゆっっくり開いていって 「・・・・・ はらり」と 一瞬だけ大きく開いて 速く閉じる行動をする。
その 大きく開いたタイミングを写し止めると、 目視では 正確には観察し難い、 長い翅の 立体感がある姿が見られる。
ただ、 個体によっては あまり大きくは開かないのが殆どのこともあるので、 ここでも 巡り合わせが重要。





   


シオカラトンボ飛翔|遠め x x x

2022年08月27日 | 昆虫・“虫”の類
前回分の後、 台風が来ていた お盆の土曜日の分。
近畿地方は 台風からは 少し離れていたので、 少々の晴れ間もあった。





レンズは 安価な望遠ズーム。
遠くて 写りが小さいので、 原板からは多少縮小しているながら、 トリミングの倍率が高い x x x

トンボは多種いる中でも、 特に馴染み深い種類だろう、 シオカラトンボ。
でも、 「飛翔写真を狙う」には、 ちょっと微妙な対象の印象がある。

行動の基本形が、 草などにとまって待機しながら 必要があれば 飛び立つスタイルなので、 継続的に飛び回る状況は少ない。
それなら、 戻ってくるところを待ち受けるのが効くのか・・・
でも、 自然な状況では とまる場所が その都度変わって 定まらないことが多くて、 当たり難い。

一番の狙い目は、 メスの産卵や、 警護するオスのホバリングが 目の前であってくれれば・・・
でも、 それが期待できる場所自体が、 この辺りでは、 全く無いではなくても、 とても少ない x x x

こういう 遠めでなら 写せなくもない状況は 多少はあるのだが、 単身で写っているだけでは 画的な面白さに欠ける感がある。

そして、 ここは 陽射しを遮るものがない。
この日は 写せる時間は短かったが・・・
夏季に 炎天下で何時間も写していると、 自分の方が、 腕や首筋が シオカラトンボっぽくなってくる。
しかも、 こっちは リアルに塩辛い x x x





   





続き。
顔が 微妙に真正面は向いていないのが、 なんとなく 後ろ?か、こっち?かを気にしているような雰囲気も?

モンキチョウ飛翔|複数で ひらひら...

2022年08月13日 | 昆虫・“虫”の類
複数が絡むシーン。





こういうシーンは、 目視でなら ただ普通に眺めれば 何の労もなく見えるのが当然でも・・・

写真では、 ピントが合うだけでなく、 光や背景に、 位置関係も 動きのタイミングも、と、 色々が揃わないと使えない。
目視での印象や、 写真でも“見た証拠”の嗜好なら「カメラを向けさえすれば撮影に『成功』できる」のとは、 事情が違う。

モンキチョウ飛翔|黄色?白?

2022年07月30日 | 昆虫・“虫”の類
モンキチョウという通り、 黄色い蝶、 なのだが・・・



白い個体も結構いる。



蝶の飛び方は、 ひらひらと 連続性がない不規則に揺れ動く。
目視では 普通に「蝶は そういうもの」でも、 写真では 捉え難い。

ナミアメンボ/雑記:ノートパソコンが故障!?

2022年07月23日 | 昆虫・“虫”の類
アメンボの前に、 先日の話...

ここに載せる文章を書いてきたノートPCに 異常発生 x x x
キーボード入力が、 キーによって、 押していないキーの文字まで入力されてしまう。
シャットダウンして 起動し直しても、 全く変わらず。
勝手に入力される組み合わせは 毎回同じで、 キーの位置が 縦の並びが近い共通性があるよう。
ハードウェア絡みの「故障」か?

OSの起動は、 手間をかけて余分な文字を消せば 起動できたが・・・
マウスで操作する作業はできても、 テキスト打ちは 実質無理。

元々最安ランクで4年半物のタイミングでは 修理は選び難い?、 買い替えか?
その前に、 OSを 以前の状態に戻して 確認する必要はある、か・・・
色々考えていて思ったのが、 別のキーボードからは入力できるのか?
試しに、 レタッチ用に使っている 6年物デスクトップPC付属品のUSBキーボードを外して繋いでみると・・・
挿すだけで普通に使えた。
この状況で 本体のキーボードを押してみると・・・、 2つのキーボード両方が使える状態になっていて・・・
ぁ・・・!?、 直前まで 異常だったキーも、 正常に戻っている x x x
USBキーボードを外しても、 引き続き正常。

ハードウェアは絡んでいなかったのか?
原因はともかく、 今のところ 動作的には「直った」ので、 そのまま使っている状況。



水面上で 絡み合うようなシーン。



跳んでいる、のだが・・・
角度的に、 少々 わかりにくい x x x

リアル世界(現実世界)に ちゃんと実在している本来の情景のままを写した、 “人の勝手な嗜好に合うように状況を作為的に改変して創作された虚構”のない 絶対非演出スナップです。

野鳥写真:大空を自在に翔ける飛翔写真 = 鳥の行動で「最も鳥らしい特徴が表れた魅力」とも言える 飛ぶ姿を中心に、 カワセミ(翡翠),オオタカなど猛禽類(鷹)といった人気の種類から バードウォッチングで“ものさし鳥”にも使われる普通種まで 幅広く。 多くは ネイチャーフォト系や動物写真系のフォトコンテストでの入選・入賞が出ている場所でのものです。 (撮影地は記載しません)
他に、 昆虫写真や ネコ写真(野良ねこ写真)、 航空機 など...
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