すぐ近くにある世界:野鳥,昆虫,航空機などの写真

都市部の近隣でも身近で見られる野鳥を中心に、
捏造(餌付け、ヤラセ)のない「本当の世界」の
写真を載せています。

ナミアメンボ|動きの“表情”

2022年07月16日 | 昆虫・“虫”の類
そもそも 積極的に使うイメージもないまま、の Twitter ...
このところ トンボの写真を供養していたり。


こちらは、 普通にいる種類のアメンボ。



動きがあるシーンでは、 単純に形状だけの意味ではない “表情”がある形が見られる。



俊敏な動きを 高速シャッターで写し止めたもの。
被写界深度がとても狭いピントが合ってくれるのは 超シビア。

モンシロチョウ求愛?|機材頼り x x x

2022年04月23日 | 昆虫・“虫”の類
鳥撮りをしていると、 モンシロチョウや モンキチョウで よく見かける情景。

超望遠しか準備していないと 写せるのは遠め限定...の事情でもありつつ...
偶発的な状況に その場からレンズを向ける、 ズボラ感も素人感も漂う対応でも、 機材の恩恵で “一応”程度には写せたりする。





昆虫でも 鳥でも、 野生環境での動物写真では、 静体を標本ちっくに写して 種名を証明できれば 満貫、の向きも 多いのでは。
そういう 「写真 = 証拠写真」だけの世界観では、 写真のアピールポイントは、 ありがたがられる種名に頼るしかないだろう。
だから、 ありきたりな普通種は スルーして、 ありがたがられる種名ばかりを追っては ただ写すだけの 聖地巡礼に終始しがち。
種類が『ありきたり』なら 価値はなくて、 ありがたがる種類なら 『ありきたり』な画を再生産すれば喜べる嗜好...らしい。

でも、 新種級の発見!なら ともかく、 いる所に行けば いる種類に逢えた「証拠」だけでは、 そのエピソードの“記念写真”。
もちろん、 そんな “観光地での ピースで納まった記念写真”と同類な 自分史の思い出を記録する趣向も、 写真の一端ではある。
・・・が、 写真の世界観は それだけではない。
普通種でも、 動きがある姿を捉えれば、 ありがたがられる種名で喜ぶのとは全く違う趣旨での 魅力的な画の期待が広がるのでは。

ウスバキトンボ飛翔|ダイナミックな開拓者たち・・・なのか?

2021年10月30日 | 昆虫・“虫”の類


前にも書いていますが・・・

ウスバキトンボは、 この辺りでは、 初夏の頃から 長い期間見られる種類。
でも、 シーズンの初めのうちは 数が少ない。
これは、 最初に見られるのは、 南方から 新たに渡来した個体だけだから。
それが、 夏の後半に向かって、 異彩の 1ヶ月ほどの短期間のサイクルで 急激に増殖しながら 北まで広く進出して、 いたるところで 多数が飛び交うまでの大勢力になる。



それが、 秋に、 涼しく、やがて 寒くなってくると・・・

シーズン末期でも変わらずに繁殖行動を続けているのが普通に見られるなど、 全体としては パターン化された生態での 南方への“渡り”は しないと見られている。
成虫には 初夏に長距離を飛んで渡来できた能力があるので、 もしかすると、 中には 偶発で 温暖な南方へ“帰還”するものも いるのかもしれないが・・・
日本国内の殆どの地域では、 成虫も、幼虫も、卵も、 残されたものは 冬を越すことができずに死滅して、 何世代かに亘って繋がれてきた大躍進の旅は 終焉する x x x

それでも、 冬が過ぎ、 暖かい季節になると、 また 再び・・・

その 破滅的に見える部分もある ダイナミックな展開を意識して 継続的に見ていると、 ただ「トンボが飛んでいる」と思うだけではない、 スケールが大きい世界観を感じられるだろう。

ナニワトンボ|“なにわ男子”に“表情”が

2021年10月03日 | 昆虫・“虫”の類
前記事の 鯉のジャンプを写すのは 傍目には 超能力かにも思われる(?)ような あれこれが同時に必要で、 理解され難い。
だから、 大多数には、 写真を見てでも 狙っている現場ででも、 それが 実際にできるということ自体から 正しくは伝わらない。
こういうのは、 他の どんなジャンルでも多々のこと。
そして、 無関係などこからか湧いて出る ヤラセやら合成やらと定型の妄想噺に ご勝手に納得して閉じ籠もってしまうのが ありがちなパターン。

それと比べると、 今回は おとなしい感じ。
まぁ、 これも、 ただ写すだけで いつでも都合良くとは いかないですが・・・
わざわざ遠大な妄想噺を創作してまで曲解せずに 普通に受け入れられる気軽な写真の範疇... のはず。

昆虫の 顔、というか、頭部は、 大部分が固形なので、 “表情の変化”を感じる要素は少ない、が・・・



ナニワトンボの複眼は、 体の色と似た感じの淡い青系統や 少し緑がかった 明るめの色。
 ( 参考写真:過去記事これも

でも、 角度によっては 一部が 黒や赤になることもある。
これは、 他種でも同じようにあっても、 ナニワトンボでは変化が極端に目立つので、 独特な“表情”が現れたりする。

ナニワトンボ|陽射しが当たると...

2021年09月25日 | 昆虫・“虫”の類
基本的には、 日陰の 暗いところにいることが多い種類。
でも、 定位置に、 しばしの間、 木々の隙間から 直射光が射したので・・・



オベリスク姿勢(オベリスクポーズ)をとっているところ。
お尻を 太陽の方向に高く上げることで、 陽射しが当たる面積を減らして、 体温の上昇を抑える行動。

周囲に 直射光が当たっていない場所は いくらでもあっても、 とまる場所は 変えたくないらしい。

ナニワトンボ|“青白い赤トンボ”って、ちょっと微妙な響きの個性

2021年09月11日 | 昆虫・“虫”の類
種名の「ナニワ」の由来は、 大阪の浪速(漢字表記は複数あり)。
日本の中でも、 大阪平野周辺から 瀬戸内海沿い辺りの 一部地域だけに生息している、 ローカル色が強い種類。



こう見えても 赤トンボの仲間。
成熟すると、 赤くなる代わりに 青白くなる。
少し前に載せた リスアカネとは、 色は全く違っても 近縁種らしい。

一般的にイメージされるだろう赤トンボよりも、 かなり小さい。
でも、 縄張り争いでは、 リスアカネや マユタテアカネにも 互角以上に勝負できる印象がある。

アオイトトンボ|綺麗ながら...

2021年09月04日 | 昆虫・“虫”の類


かなり大きめのイトトンボ。
被写体としては、 光沢感がキレイ、 でも、 画的なバリエーションが少ない印象がある。
突発的に 動きがあるシーンも あるのだが・・・
最初に ひとしきり写したら、 それ以上を狙うのは効率が悪いところで モティベーションを保ち難くて、 スルーしがち x x x

リスアカネ|栗鼠...ではない x x x

2021年08月28日 | 昆虫・“虫”の類


見ての通り、 赤トンボの仲間。

種名の「リス」は、 外国の人名から付けられたもので、 栗鼠【リス】(哺乳類の小動物)とは 一切全く何の関係もない。
漢字文化圏ではないところからの由来なので、 この部分は 漢字では書けない。



この撮影場所の とても狭い範囲に限れば、 普通に見られる種類。
でも、 活動する環境の特徴が限定されるので、 ほんの少し離れると 全く見かけない。

ナミアメンボ|連結ジャンプ

2021年08月14日 | 昆虫・“虫”の類





鳥写真では、 種名が判別し易く写っているだけの「剥製写真」は、 平凡で無個性の象徴的パターン。
昆虫写真でも、 静的な状況での、 形状や模様が判別できるように見せる 「標本写真」が多くなりがちな向きもありそう。

その中では、 アメンボは、 形も 水面に浮いているのも 個性的すぎつつ、 動的なシーンも期待できる、 特色ある被写体だろう。

ナミアメンボ|絡み合う...

2021年07月17日 | 昆虫・“虫”の類
小さなものを 大きく写す状況では、 ピントが合って見えるのは 遠近方向に とても狭く薄い範囲だけ。

これは 目視での見え方とは 全く違いすぎるので、 この類の写真を写さない人には 解され難い部分。
門外漢が見るのは 大抵はピントが合った写真だけで、 特に気に留めることもなく通り過ぎて、 それが全てで当然と思いがち。
あるいは、 ピンボケになることもある程度はわかる...つもりでも、 そのイメージは 実際のシビアさとは 桁が違っているだろう。





こういう撮影テーマでは、 機材も必要、 撮影スキルも必要、 でも・・・

当然、 被写体に動きがあると 特に、 ピントが合ったコマは そう多くは出てくれない。
そして、 速い動きのシーンでは、 写る形も、 タイミングを狙って加減できるものでもない。
それが組み合わさった結果で 『写っている』だけではない「写真」として成立した画になるかは、 “運”の要素も大きい。

ナミアメンボ|連結状態で...

2021年07月10日 | 昆虫・“虫”の類
主には鳥撮り用の大砲レンズでの 虫撮り。

ナミアメンボ・・・、 最も普通のアメンボ、といったところ。

アメンボの標準的なイメージというと、 水面に 穏やかに浮かんでいる姿だろうか。
でも、 自分的な感覚では、 動き感がある画を狙いたい...





目視=動画で見ていれば 動きがある状況を狙っても、 写真=静止画になると 静的な状態にもあるような形で写ることも多い。
でも、 アメンボは水面にいるので、 波紋の多さや深さで、 静的な状態を写したのとは 画が違ってくる。
まぁ、 こういうところは、 「わかる人なら」の 限定付きになって、 広くは通じてくれないのが 難だろうが x x x

コシアキトンボ飛翔|雌雄で行動が違うので...

2021年07月03日 | 昆虫・“虫”の類


水辺からは離れた場所で、 採餌に飛び回っている メス。
メスの飛翔シーンは、 産卵時以外は “動体”の状態が殆ど。

翅先の黒っぽい部分が大きいのが、 印象が やや重くなる感はありつつも、 形状と配色のバランスは良く感じる。
オスと比べて、 シンプルすぎずに 模様的な要素が多い姿は、 被写体としての画的な魅力では 優ると思う。



コシアキトンボの飛翔写真では 定番だろう方の、 水辺での 成熟オス。
これは、 成熟オスは、 飛翔ではあっても ほぼ“静体”になる ホバリングが多い、という事情。

まぁ、 簡単に写せるものは、 過去にも未来にも 無数の類型が無限に溢れ続ける 平凡で ありきたりでしかないが。

モンシロチョウ飛翔...求愛?

2020年10月17日 | 昆虫・“虫”の類
鳥撮りの時に 時折見るシーンを写したもの。
それぞれ 別の時で、 当然、別の個体。



ちょっと 分散しすぎ気味... でも、 一応、最低限の群翔感はある?



接触してる...か?

動きが とても不規則なので、 トンボの飛翔写真とは 感覚が かなり違う。
そして、 目視での印象では 接近していたようでも、 写してみると かなり離れているコマばかり...なことも多い。

続:コシアキトンボ飛翔(未成熟オス)|狙う個体は...

2020年07月29日 | 昆虫・“虫”の類
前記事と同じ時の、 採餌で飛び回っている 未成熟オス。

こういう 動体の撮影では、 動きによって 写り方が変わる、のだが・・・
画的に 良い状況のバリエーションは そう色々はないので、 結局のところは、 そっくりな画が たくさん積み上がりがち x x x





“コシアキトンボの飛翔写真”だと、 成熟オスは ホバリングで “静体”になる機会が多いので、 撮影スキル的にも お手軽に写せるのが 好都合ともいえるが、 その分、 どこにでも ありがち。

飛び回っている“動体”を狙う状況では、 個体を選べる余裕があるなら、 メスや 明らかな未成熟オスを狙うようにした方が、 お得な気がする x x x

リアル世界(現実世界)に ちゃんと実在している本来の情景のままを写した、 “人の勝手な嗜好に合うように状況を作為的に改変して創作された虚構”のない 絶対非演出スナップです。

野鳥写真:大空を自在に翔ける飛翔写真 = 鳥の行動で「最も鳥らしい特徴が表れた魅力」とも言える 飛ぶ姿を中心に、 カワセミ(翡翠),オオタカなど猛禽類(鷹)といった人気の種類から バードウォッチングで“ものさし鳥”にも使われる普通種まで 幅広く。 多くは ネイチャーフォト系や動物写真系のフォトコンテストでの入選・入賞が出ている場所でのものです。 (撮影地は記載しません)
他に、 昆虫写真や ネコ写真(野良ねこ写真)、 航空機 など...
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