すぐ近くにある世界:野鳥,昆虫,航空機などの写真

都市部の近隣でも身近で見られる野鳥を中心に、
捏造(餌付け、ヤラセ)のない「本当の世界」の
写真を載せています。

コシアキトンボ飛翔(未成熟オス)|龍チックな羽虫?

2020年07月25日 | 昆虫・“虫”の類
ちょっと前に、 「鯉の滝登り」 「登竜門」の 鯉が“龍”に... の伝承を書きましたが...

トンボは、 英語では “ドラゴンフライ”。
西洋文化での“ドラゴン”は、 東洋文化での“龍”ほど 好意的なイメージではないかもしれないながら...

とはいえ、 トンボも リアル世界で見られる “龍”を感じられるものの 1つかも。
“龍”は 飛べる とされているし...





水辺でよく見かける種類のイメージもある コシアキトンボ、 ですが・・・
これは、 “水辺”という印象ではない場所でも見られる、 採餌で飛び回っている状況での 飛翔シーン。

オスでも、 未成熟色は、 顔の前面と 腰の部分が 黄色い。
腰が黄色いことでは メスに似ているが、 翅先の 黒っぽい部分が 僅かなのが、 成熟でも 未成熟でも 共通する オスの特徴。
成熟すると、 黄色い部分が 白く変わって、 ホバリングの飛翔写真で よく見る姿の 配色になっていく。

アキアカネ連結飛翔|背景が x x x

2019年10月19日 | 昆虫・“虫”の類
アキアカネ・・・のはず。
ペアの連結状態で産卵場所を探しに飛んでいくところ・・・ だが、 背景が薄い雲にかかってしまったコマ x x x
ギンヤンマあたりと比べると 色が暗めに感じるので、 背景が少し明るいだけで 影響を大きく受けがち。



気温が かなり“寒い”感覚になる時期まで見られる種類で、 秋に 鳥の飛翔写真を狙っている時に 時々 通り掛かる。
でも、 移動するために飛んでいる状況は、 どこを通るか予測できないルートで 不意に来て、そのまま 飛び去って行ってしまうので、 偶発のシーンに反応することになって、 鳥撮り用の超望遠でも とても小さくしか写らないのが 殆ど。

昆虫をメインの被写体にしている人では、 それほど長い望遠は用意しなくても 撮れるものは色々あるので、 大きく重くて高価な超望遠レンズは 費用対効果が悪く 持ち運びにも不便なので、 鳥撮りほどには 使われていないだろうと思う。
なので、 写真としての程度はともかくも、 鳥撮り用の超望遠を流用するからできる やり方かもしれない。

ウスバキトンボ飛翔|思いっきり普通種でも...

2019年10月05日 | 昆虫・“虫”の類
昆虫でも 鳥でも、 “ありがたがられることが多い特定の種類”ではない “ありきたりな普通種”は、 実際の自然な情景を写しても “普通”に“ありきたり”すぎて 関心をもって見られる画には なり難いが・・・
普通種でも、 飛んでいる姿には、 ありがたがられる種類なら ただ写っているだけで喜ばれるのとは 本質的に全く違う趣旨での、 “それなり”の魅力がある... と思う。



飛翔写真への羨望はあっても、 狙える頻度が少ない “ありがたがられる特定の種類”だけを追って、 時々しかない機会に 闇雲にひたすら連写しては 全滅し続けて 『これほどにも難しいことにまでも挑戦している』つもりでいるような向きには、 一生に何度もはない『奇跡』に当たった時に撮れるものと思って夢見ている画は、 “ほんの初歩”さえ (文言で表せば 同じ短文が当てはまり得なくもない行動をするという意味ではない)「感覚的に」わかってしまえば 際限なく無数に撮れるようになる程度のものなのかも・・・

どんな世界でも同じように、 その世界に関わるには 大前提になる“基本中の基本”だけでも いくつもあるものながら、 「まだ“基本中の基本”だけ」にも程遠い どれかたった1つ わかっているだけでも、 どれも全く何も知らないのと比べれば、その世界で見えるものや できることには 雲泥の差になるもので、 まず普通種で “ほんの初歩”のスキルさえ得れば、 それまでが 根本的に可笑しなことをしてしまっているから 簡単なものすら写せなかっただけのことに気付く... ようなことも あるかもしれない。

まぁ、 逆で、 普通種は 機会に事欠かず たくさんいることで、 他の種類では殆ど使えないやり方で写した、とか、 可笑しなやり方をしても 偶然で写っていることもあるのを、 『やっぱり私は優れた撮影スキルがある!』と ますますの確信を持てしまって... になる方が 多そうでもあるが x x x

ウスバキトンボ飛翔|よく見かける、あの黄色いトンボ

2019年09月14日 | 昆虫・“虫”の類
通常の更新に戻るとして・・・



あちこちで たくさん飛んでいるのを見ることが多い種類。



同じ種類でも、 角度が違うと だいぶ印象が違う。

ウスバキトンボ飛翔/ありきたりな種類も、それはそれで

2018年10月20日 | 昆虫・“虫”の類




たくさんいて、 同じ場所を飛び回り続ける状況もあるので、 飛翔写真を撮り易い機会は多い。

でも、 コシアキトンボでも書いたのと同じで、 撮る時に 狙いとして期待している画は こういう画ではないのだが、 狙いの画が そう頻繁に撮れるものではないので、 結果的には こういう ただ“飛んでいる”だけの画が 大量に積み上がることに なりがち x x x

とはいえ、 居るからといって ありがたがられることもなく、 話題に上ることもない ありきたりすぎる種類が ただ“飛んでいる”だけの写真でも、 “とまり”とは 印象が全く違う画になる。
写真としてのレベルはともかく、まず一度は鮮明な飛翔写真を撮っておきたいような向きには 都合が良い種類かもしれない。

ウスバキトンボ飛翔

2018年10月13日 | 昆虫・“虫”の類


種名は、色が薄い翅の黄色いトンボ、といったところか。

毎年南方から渡来して、 短期間のサイクルで繁殖を繰り返して 北にも進出していくが、 寒さに弱く 冬を越せないとされる、 とてもダイナミック、かつ、破滅的にも見える生態といわれる。
夏に北の方で生まれた個体が 南に渡ることはあるのだろうか???

数日前には殆ど何も飛んでいなかった場所に 急に大量出現していたりする。


ギンヤンマ飛翔

2018年10月06日 | 昆虫・“虫”の類


ギンヤンマも また、 トンボや昆虫に興味が薄い人でも 主だった特徴は知っているような、 トンボの中でも 有名な種類だろう。



見られる期間が長く、わりあい数も多くて、 同じ場所を飛び回り続けるなど、 飛翔写真を狙い易い要素が多くある種類。

チョウトンボ飛翔

2018年09月17日 | 昆虫・“虫”の類
後ろの翅の幅が広く 腹部が短く見える形や ひらひらと飛ぶのが 蝶に似ているので チョウトンボという種名なのか、 トンボの典型的な特徴ある形状とは かなり趣が異なる印象のトンボ。
光の角度によっては 輝いて見えるが、 それ以外の大部分の角度では 黒く見える。





飛翔写真では 位置も形も動き続けているところを撮ることになるので、 “とまり”での 光の都合を見ながら撮影位置を調節して 良いアングルを探すのとは 状況が大きく違う。
飛んでいるのを見る機会は わりあい多めの種類だが、 動きの中での角度や形のタイミングが上手く揃わないと 真っ黒に写りがち。

オニヤンマ飛翔

2018年08月25日 | 昆虫・“虫”の類


前記事で触れたように、 オニヤンマは、 トンボや昆虫に興味が薄い人でも 主だった特徴は知っているような、 トンボの中でも 特に有名な種類だろう。

国内のトンボでは最大種で 近くで見ると とても大きい、 が、大きさには個体差が相当目立つ印象もあって、 「あれっ?? オニヤンマの大きさって この程度だった??」と思うほど 小さく感じる個体もいる。

平時の、のんびりした水平飛行では 羽ばたく頻度が少なく、 翅を水平近くに保って広げたまま滑空している時間が とても多い。
体長に対して 相対的に遅く見えることもあって、 悠然と飛び回っている印象。
でも、 大差で小さいウスバキトンボあたりと接近して牽制し合うと、 どちらが追いかけているのか 追いかけられているのか わからないようなシーンが見られたりもする。



腹部の黄色い線が明瞭。

オオヤマトンボ(?)飛翔/オニヤンマと混同されがちだけど

2018年08月22日 | 昆虫・“虫”の類
オオヤマトンボ・・・だと思う... トンボの種類の判別には詳しくないので あやふや x x x



けっこう大きめで、全体的に 黒っぽい体に黄色の縞模様に見えるので、 種類の判別に詳しくないと “有名で人気がある種類”に似たものは何でも その“有名な種類”にしてしまいがちなことで、 似た配色で より有名な オニヤンマと混同されることが よくある。
これは、 鳥だと、 野鳥観察会や 鳥撮りの団体さんが、 明らかにハイタカでも「オオタカやぁ~!!!!!!!!」と大はしゃぎしがちなのと 同じでしょう。

“全体的に黒っぽくて黄色の縞模様のトンボ”は他にも何種類もいるので、 写真でも 昆虫採集でも、 “オニヤンマらしきトンボ”の種類の判別には 注意したいところ。



胸部側面に 緑っぽい光沢感がある。(オニヤンマにはない)

コシアキトンボ(未成熟オス)飛翔/“華々しい超望遠レンズ”でも...

2018年08月04日 | 昆虫・“虫”の類
コシアキトンボでは、 “飛翔写真”は 成熟オスのホバリングが撮り易いが、 これは オスでも まだ“未成熟”。
これも、 ホバリングではなく 採餌に飛び回っている状況を追って撮ったもの。

オスは 翅先の黒っぽい部分が僅かなのは 未成熟でも成熟でも同じだが、 未成熟オスの腰は メスに似た黄色(成熟すると 白くなる)。





前記事でいうところの “華々しい超望遠レンズ”でのもの。 (トリミングと 縮小あり)
もちろん、 撮る時の狙いとして期待するのは こういう画ではないのだが、 結果的には“この程度の画”なら写せるけど... になりがち。

昆虫は 近い距離から撮れる機会も多いので “お手軽なレンズ”でも 充分に使えることも多いが、 前記事で書いたように、 遠めの飛翔シーンでも、 こういう少画素数の画像で済む用途では、 “お手軽なレンズ”で撮ったものでも 高価な“華々しい超望遠レンズ”でのものでも、 たいした差にはならないことも多い。

コシアキトンボ(メス)飛翔/ダブルズームキットの小口径望遠ズームで

2018年07月28日 | 昆虫・“虫”の類
子ども達は夏休みの時期で、 虫捕りをしている姿を見る機会も多い季節でもありますが、 ここでは 「捕らえる」ではなくて 「捉える」の“虫撮り”で。

コシアキトンボの“飛翔写真”というと、 成熟オスのホバリングが撮り易い種類だが、 これは メス(翅先が黒っぽく、腰が黄色)。
ホバリングではなく 採餌に飛び回っている状況を追って撮ったもの。


トリミング倍率 約2.9倍


トリミング倍率 約2.3倍

これは、 光が良くない“手が空いている時”に、 いわゆる“ダブルズームキット”の小さい望遠ズームの性能テスト的に撮ったコマ。 (トリミングと 縮小あり)

ボディーは AFも連写も速い機種なので、 エントリークラスのボディーでも 同じように撮れるというのではないながら、 パソコンやスマホ・タブレットなどの画面で見れればよいとか プリントでもLサイズ程度のような あまり高い解像を求めなくても何とかなるニーズで “それっぽい画”を得ることには、 高価な“華々しい超望遠レンズ”でなくても、 望遠での撮影を特段意識しているでもない一般の人でも持っているような 手軽なレンズでも “ある程度のこと”はできるのかも。

リアル世界(現実世界)に ちゃんと実在している本来の情景のままを写した、 “人の勝手な嗜好に合うように状況を作為的に改変して創作された虚構”のない 絶対非演出スナップです。

野鳥写真:大空を自在に翔ける飛翔写真 = 鳥の行動で「最も鳥らしい特徴が表れた魅力」とも言える 飛ぶ姿を中心に、 カワセミ(翡翠),オオタカなど猛禽類(鷹)といった人気の種類から バードウォッチングで“ものさし鳥”にも使われる普通種まで 幅広く。 多くは ネイチャーフォト系や動物写真系のフォトコンテストでの入選・入賞が出ている場所でのものです。 (撮影地は記載しません)
他に、 昆虫写真や ネコ写真(野良ねこ写真)、 航空機 など...
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