今日一番の衝撃は、高倉健さんの訃報でしょう。その存在感は誰もが認めるところ。私生活が見えない数少ない銀幕のスターでした。
僕が健さんを語ることなんて恐れ多いことですが、小さい頃は、家の前にあった東映の映画館の手描き看板の任侠姿の健さんが強く印象に残っています。男なら誰もが憧れた任侠の世界は、健さんによって作られました。独立後の作品としては「八甲田山」や「幸せの黄色いハンカチ」などの作品での姿が印象に残り、その後の健さんのイメージを作り上げていったように感じます。
そして、あの「鉄道員」やからは多くを語らずとも伝わる独特な世界は健さん以外には後にも先にもないと思っています。
最後の作品となった「あなたへ」でのスペシャル番組で健さんのプライベートな垣間見る機会がありましたが、関連サイトで、健さんの様々な魅力が伝わってきます。
80歳代の幾多の俳優の訃報を聞くたびに、昭和と言う時代が過去の記憶となって遠のいていくのを感じていましたが、高倉健と言う昭和の名優の訃報でより強く感じる一日でした。