昨日は、深津絵里さんのモントリオール映画祭女優賞受賞で話題の映画「悪人」観てきました。
内容は、出会い系サイトで知り合った、女性を殺してしまった妻夫木聡演じる祐一が、平凡な日常を過ごす女性と出会い系サイトで知り合い、その女性と愛の逃避行を描いた映画です。
確かに深津絵里のこれまでとは違う迫真の演技が、女優賞に値するけど、フラガールの李相日監督作品でかなりの期待をしてました。
ある意味単純明快なストーリーも原因なのか、いい作品だけど可もなく不可もなくって感じでした。
ただ、殺人犯の祐一が、罪を犯す過程や、周囲に起こる事件を見ていると、殺人と言う最大の罪を犯していなくても、もっと罪深い悪人は存在することを思い知らされる映画でした。
そして、事実を知らされた、深津絵里演じる光代が、過去の自分と決別するかのように献身的に祐一を愛する姿を見て、本来はもっているのだろう、情念のようなものを感じました。