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映画 アルプススタンドのはしの方

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今一番熱い映画「アルプススタンドのはしの方」を鑑賞してきました。

今回の作品は、第63回全国高校演劇大会で最優秀賞に輝いた名作戯曲を映画化した作品で、今最も熱い映画だと思っています。コロナ禍で高校生の部活動にも影響を与えスポーツはもとより文化部でも次々と大会が中止なっている現在、誰もが経験したであろう高校生としての夏を様々な視点でとらえた会話劇です。

舞台は夏の甲子園一回戦。アルプススタンドのはしの方で、応援もせず見つめている帰宅部の女子と演劇部を卒業する二人の女子、元野球部の男子の四人。帰宅部の才女、宮下はエースの園田に淡い恋心を抱き、あることが原因で全国大会出場を辞退した演劇部の安田と田宮は、野球のことはまったく知らず仕方なく来ている。藤野はエース園田に勝てず野球部を辞めた元ピッチャーで、ベンチを暖めている矢野を馬鹿にしている。

そんな、4人のグランドを見つめる視線と会話だけで物語は進んでいきます。そこに熱血教師の厚木先生に、応援団のヒロイン的存在の吹奏楽部部長の久住が加わって高校生の暑い夏の一コマが展開していきます。

元高校生なら誰もが持つそれぞれの高校生の思い。5回から9回裏までの各イニングで繰り広げられる高校球児の暑い夏をアルプスの応援団とはしっこの会話とオーソドックスな起承転結の中でうまく表現され、高校最後の夏が4人の将来に大きな影響を与えていきます。

誰もが抱く青春時代の夢、夢をあきらめた人、夢に破れた人に贈る応援歌、それが「アルプススタンドのはじの方」です。

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