新年あけしておめでとうございます。お正月は、いかがお過ごしでしょうか。僕はと言えば相変わらずのDVD&映画三昧で過ごす予定です。
で、今回の映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。本年最初の作品は、ショーンペーン主演で、U2のボノの愛娘も出演している「きっとここが帰る場所」です。
今最も、役に最もなりきって演じれる俳優はショーン・ペンだと思います。そんな彼が今回は、もとロックスターで、ある事件をきっかけに表舞台から消え、音信不通の父親の死をきっかけに、ナチスの残党探しに出かける奇妙な男を演じています。
この作品、キャスティングに脚本、音楽とすべてが美しくカッコイイです。ショーンペンが演じる元ロックスターが随所に放つ粋なセリフ。ナチの残党に屈辱を受けた父親の無念を晴らす為にアメリカ横断の旅に出て、その中で出会う人々の交流もユニーク。そして各所にある名物なども美的な映像として印象に残ります。
そして、元トーキングヘッズのデヴィット・バーン本人も主演。タイトルの同名曲も美しく、また感動的に流れ、ロードムービーの効果も高めています。
人生は美しさで満ちている。だけど時々何かが変だ。このセリフがピタリとはまり、ゆるい時間にやさしく包まれる、ユーモアと感動が満たされいく作品でした。