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毎夏、楽しみにしている夏の甲子園、高校野球が始まっています。
今日の第二試合は、東東京代表の関東第一と富山の高岡商の強打チーム同士の熱戦でした。関東第一が一歩先んじて12対10で競り勝ちました。
これで西東京代表の早稲田実業も第二戦に勝つと東京勢がどこまでコマを進めるか、興味深々となります。今年の早実には清宮くんという1年生強打者がいて、いろいろ注目を浴びていますが、関東第一にもオコエ瑠偉くんという抜群の身体能力をもった選手がいて、今日も俊足をいかして2塁打、3塁打と長打を放っていました。楽しみな選手ですね。
今年は夏場の電力不足の心配もないらしく、エアコンを効かせてのうのうとテレビを見ていられます。東日本大震災のあとの電力不足がさけばれた夏は、高校野球を見ていてもなんだか落ち着かず、こんなことをしていていいのかしらと「本日の電力供給量」の推移をいつも気にしていました。
原発を一基も動かさなくてもまかなえるようになった夏場の電力、これからは人口も減っていく一方なのだから、太陽光発電などの自然エネルギーを利用しながら原発をなくす方向にはいかないものなのでしょうか。
ラムパパが東野圭吾の「天空の蜂」という原発テロを描いた小説を読んでいます。なかなか面白いとのこと、映画化されたので話題になっているようです。1995年最初に「天空の蜂」が出版されたときは、全然話題にならなかったとか。原発テロも決して他人事ではないと思えるくらいに時代の空気が変わってきたのでしょうか。
東京の片隅で高校野球を見ているだけの私とその身の回りの小さな世界、毎年同じような風景が続いているように見えて、実はいろいろなことが大きく変わってきているのかもしれません。
どのように時代が変わろうと、この毎夏の高校生たちの汗と涙の熱闘を途切れさせるようなことだけはどうか起こってほしくありません。
夏の高校野球は、戦争により昭和17年から20年まで4年間中断され、開戦の前年昭和16年も中止になっています。それ以前も大正7年の米騒動のときに中止になったそうです。阪神淡路大震災のときは春の選抜高校野球の中止が検討されたそうですが、開催されて多くの人に勇気と力を与えました。甲子園に行けるかどうか、野球をしている高校生たちには大きな人生のポイントです。今年、その夢の頂点に立つのは、どこの高校となることでしょう。ひときわ厳しい暑さの今年の夏ですが、楽しみに見ていることとしましょう。
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