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今日はとても寒いです。2月の半ばはやはり東京でも寒さが厳しくなります。
私は冬の初めの空風が吹く頃が一番苦手なのですが、立春過ぎのこの時期の寒さはやはり堪えます。
その寒さの中、ラム姉の厄除け祈願に高幡不動に行ってきました。クリスチャンなのに、お不動さまに厄除けをお願いするなんて少々恥ずかしいのですが、背に腹は代えられず、家族でやってきました。
お正月休み最後の日の首都高速での車のトラブル、続いてラム姉の出社途中の転倒・怪我などいろいろと我が家の周りで起きているバタバタと落ち着かない日々を何とか大きな厄へとつなげないようにしたいと思いました。
高幡不動は、亡き実母の守り本尊でした。大晦日の紅白歌合戦が終わると、明大前で暮らしていた母は身支度をして京王線に乗って高幡不動に初詣でに出かけていました。着物しか着なかった明治生まれの母は和服の上に黒いフワフワの温かそうなコートと毛糸の大判のマフラーを巻いて、一人で出かけていました。
実父の方は、元旦に早稲田の穴八幡宮に初詣でに行き、一陽来福のお札をもらってきて、節分の日に天井近くに毎年変わる方角に向け貼り付けていました。
夫婦でも初詣でするところが違っていたのですね。子どもの時から続いていた習慣なので、特別変に思わなかったのですが、今考えるとなんだか不思議ですね。
高幡不動ではラム姉の厄除けだけでなく、首都高で壊れた車、クオリスの代わりに我が家にやってきた車の安全祈願もお願いするので、まずは駐車場に向かい、安全祈願の車用の場所に停め、私とラム姉は厄除けの護摩札の申し込みをしました。同時に家内安全の護摩法要も頼みました。お願いします、今年一年!
成田山の護摩焚きにも行ったことがありますのでついつい比べてしまうのですが、確かに規模は成田山に敵いませんが高幡不動もなかなか厳かなものでした。平安時代に作られたという不動明王像は迫力万点で総重量1,000キロを超えるそうです。左右に控える、こんがら童子とせいたか童子もなんだかユーモラスで魅力的です。
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無事に護摩法要も終わり、お札もいただき、やれやれです。何度も来ている高幡不動ですが、境内をゆっくり見物するのは初めてです。いつもお参りして終わりか、アジサイの季節に人並みに押されながらの観光のみでした。
入ってすぐに出迎えてくれるのは、新撰組副長で有名な土方歳三の立像です。
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明治2年の函館戦争で35歳のときに亡くなり、命日の5月11日に近い5月第2日曜に新撰組まつりが開催されるそうです。
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土方歳三の辞世の歌がすてきでした。
「たとひ身は 蝦夷の島根に 朽ちるとも 魂は東の 君をまもらん」
なんだか時代に敗れていった新撰組の切ない思いが伝わってきます。
境内にはミツマタの花が咲いていました。この花は、韓国のチェジュ島のドラマ撮影地にも咲いていました。和紙の材料だよ、と子どもたちに言っても伝わったのかどうか、興味の向かう方向が違っています。子どもたちは「るろうに剣心」に出てくる斉藤一に一番反応しています。
奥殿という建物に、土方歳三の隊旗などが飾られているというので、見に行きました。ここで大失敗。護摩法要が行われた本殿、大日堂の外陣天井に鳴き龍の天井画があったそうな。龍の下で手を打つと妙音を発し、願い事が叶うと言い伝えられているそうです。自宅に帰ってから、ラムパパにそう伝えると、「そういえば、護摩法要が終わり、本殿を出てくる時、たった一人、ポンと柏手を打っていた男性がいたな。」 あー、知っていればちゃんと見て、さらに祈願成就を確実にしたのに・・・
奥殿を拝観するには、300円の拝観料がかかります。しかし、それに値する以上にいろいろ興味深い展示物がありました。「高幡不動に行ったら、ここは見なければいかんぞえ」と坂本竜馬も言っていました)^o^(
重用文化財の鰐口、鎌倉時代のものだそうで、関東地方最古の品だそうです。高幡不動尊金剛寺が建立された時の由来が書き込まれいるそうです。
金剛大日如来像は平安中期の作で、おでこに大きな水晶の球が埋め込まれていました。すごく大きかったです。
南北朝時代に納入された仏舎利もあり、これは不動尊の修復作業時に、本尊火焔光背の最上部の穴に隠されていたのが発見されたものとか。東日本の古い仏像から仏舎利が発見されるのは珍しいことだそうです。
一番の目的、土方歳三の隊旗、大きく「東照大権現」と力強く書かれた旗を見て、武士に憧れ、剣の修行に命をかけた近藤勇、土方歳三をはじめ、命を散らしていった多摩の若者たちを偲ぶ思いが心に響いてきます。
それにしても、土方歳三もほかの人たちもみんな字がきれいです。お習字を学んでいる人はぜひ訪れるといいと思いました。
奥殿に飾られていた句に、良い句がありました。
「余生とは かく美しき 冬紅葉」
うーん、味わい深い句です。この長寿社会、いつからが余生か分からなくなっていますね。人間50年、下天のうちにくらぶれば・・・の「敦盛」が好きだった織田信長が理想の男性だった私は、余計に余生という言葉に反応してしまうのでしょうか? 50年と思っていた時代のほうが、はるかに充実した生を送れていたのではないかと。
まあ、なにしろ見どころ満載の高幡不動尊でした。
さあ、いよいよ念願の高幡まんじゅうを味見して、開運そばを食べに行きましょう。
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近藤勇と並んで、高幡まんじゅうを食べているラム姉です。今日の主役です。しっかり厄を落としてきなさい。
おまんじゅう屋さんのとなりに新撰組の志士たちの辞世が刻まれた石碑がありました。
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それぞれ味わいのある歌を残しています。昔の人は偉かったなと思います。年齢は、我々よりはるかに若いのですよね。
寿命が違っていたといっても、長寿になった現代、人としての成熟度はどんどん下がっているようです。とくに我々の世代は、いつまでも自分の年齢を意識しないというか、それがいいところでもあると思いますが。
ときどき、自分の年齢がいくつだったか忘れているときがあります。
開運そばのお店では、各席にいろいろな名前がついていて、我々が案内された席は祈願成就の席でした。
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開運そばもおいしそうでしたが、私は鴨南蛮をいただきました。
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こちらは福よせそばです。これも美味しそうでした。そば串団子もいただきました。もっちもっちです。
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席の名前はいろいろあり、金運大吉の席もあり、一番大事な良縁成就の席もあり、次回はここを!と思っています。
ラム姉、頑張れ!!!
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金運の方はラムパパ、頑張れ!!!
私とラムは食い運成就。ラム兄ちゃんはいったい何かな? そうだ、Toeic 点数アップだ!!!
私は冬の初めの空風が吹く頃が一番苦手なのですが、立春過ぎのこの時期の寒さはやはり堪えます。
その寒さの中、ラム姉の厄除け祈願に高幡不動に行ってきました。クリスチャンなのに、お不動さまに厄除けをお願いするなんて少々恥ずかしいのですが、背に腹は代えられず、家族でやってきました。
お正月休み最後の日の首都高速での車のトラブル、続いてラム姉の出社途中の転倒・怪我などいろいろと我が家の周りで起きているバタバタと落ち着かない日々を何とか大きな厄へとつなげないようにしたいと思いました。
高幡不動は、亡き実母の守り本尊でした。大晦日の紅白歌合戦が終わると、明大前で暮らしていた母は身支度をして京王線に乗って高幡不動に初詣でに出かけていました。着物しか着なかった明治生まれの母は和服の上に黒いフワフワの温かそうなコートと毛糸の大判のマフラーを巻いて、一人で出かけていました。
実父の方は、元旦に早稲田の穴八幡宮に初詣でに行き、一陽来福のお札をもらってきて、節分の日に天井近くに毎年変わる方角に向け貼り付けていました。
夫婦でも初詣でするところが違っていたのですね。子どもの時から続いていた習慣なので、特別変に思わなかったのですが、今考えるとなんだか不思議ですね。
高幡不動ではラム姉の厄除けだけでなく、首都高で壊れた車、クオリスの代わりに我が家にやってきた車の安全祈願もお願いするので、まずは駐車場に向かい、安全祈願の車用の場所に停め、私とラム姉は厄除けの護摩札の申し込みをしました。同時に家内安全の護摩法要も頼みました。お願いします、今年一年!
成田山の護摩焚きにも行ったことがありますのでついつい比べてしまうのですが、確かに規模は成田山に敵いませんが高幡不動もなかなか厳かなものでした。平安時代に作られたという不動明王像は迫力万点で総重量1,000キロを超えるそうです。左右に控える、こんがら童子とせいたか童子もなんだかユーモラスで魅力的です。
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無事に護摩法要も終わり、お札もいただき、やれやれです。何度も来ている高幡不動ですが、境内をゆっくり見物するのは初めてです。いつもお参りして終わりか、アジサイの季節に人並みに押されながらの観光のみでした。
入ってすぐに出迎えてくれるのは、新撰組副長で有名な土方歳三の立像です。
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明治2年の函館戦争で35歳のときに亡くなり、命日の5月11日に近い5月第2日曜に新撰組まつりが開催されるそうです。
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土方歳三の辞世の歌がすてきでした。
「たとひ身は 蝦夷の島根に 朽ちるとも 魂は東の 君をまもらん」
なんだか時代に敗れていった新撰組の切ない思いが伝わってきます。
境内にはミツマタの花が咲いていました。この花は、韓国のチェジュ島のドラマ撮影地にも咲いていました。和紙の材料だよ、と子どもたちに言っても伝わったのかどうか、興味の向かう方向が違っています。子どもたちは「るろうに剣心」に出てくる斉藤一に一番反応しています。
奥殿という建物に、土方歳三の隊旗などが飾られているというので、見に行きました。ここで大失敗。護摩法要が行われた本殿、大日堂の外陣天井に鳴き龍の天井画があったそうな。龍の下で手を打つと妙音を発し、願い事が叶うと言い伝えられているそうです。自宅に帰ってから、ラムパパにそう伝えると、「そういえば、護摩法要が終わり、本殿を出てくる時、たった一人、ポンと柏手を打っていた男性がいたな。」 あー、知っていればちゃんと見て、さらに祈願成就を確実にしたのに・・・
奥殿を拝観するには、300円の拝観料がかかります。しかし、それに値する以上にいろいろ興味深い展示物がありました。「高幡不動に行ったら、ここは見なければいかんぞえ」と坂本竜馬も言っていました)^o^(
重用文化財の鰐口、鎌倉時代のものだそうで、関東地方最古の品だそうです。高幡不動尊金剛寺が建立された時の由来が書き込まれいるそうです。
金剛大日如来像は平安中期の作で、おでこに大きな水晶の球が埋め込まれていました。すごく大きかったです。
南北朝時代に納入された仏舎利もあり、これは不動尊の修復作業時に、本尊火焔光背の最上部の穴に隠されていたのが発見されたものとか。東日本の古い仏像から仏舎利が発見されるのは珍しいことだそうです。
一番の目的、土方歳三の隊旗、大きく「東照大権現」と力強く書かれた旗を見て、武士に憧れ、剣の修行に命をかけた近藤勇、土方歳三をはじめ、命を散らしていった多摩の若者たちを偲ぶ思いが心に響いてきます。
それにしても、土方歳三もほかの人たちもみんな字がきれいです。お習字を学んでいる人はぜひ訪れるといいと思いました。
奥殿に飾られていた句に、良い句がありました。
「余生とは かく美しき 冬紅葉」
うーん、味わい深い句です。この長寿社会、いつからが余生か分からなくなっていますね。人間50年、下天のうちにくらぶれば・・・の「敦盛」が好きだった織田信長が理想の男性だった私は、余計に余生という言葉に反応してしまうのでしょうか? 50年と思っていた時代のほうが、はるかに充実した生を送れていたのではないかと。
まあ、なにしろ見どころ満載の高幡不動尊でした。
さあ、いよいよ念願の高幡まんじゅうを味見して、開運そばを食べに行きましょう。
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近藤勇と並んで、高幡まんじゅうを食べているラム姉です。今日の主役です。しっかり厄を落としてきなさい。
おまんじゅう屋さんのとなりに新撰組の志士たちの辞世が刻まれた石碑がありました。
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それぞれ味わいのある歌を残しています。昔の人は偉かったなと思います。年齢は、我々よりはるかに若いのですよね。
寿命が違っていたといっても、長寿になった現代、人としての成熟度はどんどん下がっているようです。とくに我々の世代は、いつまでも自分の年齢を意識しないというか、それがいいところでもあると思いますが。
ときどき、自分の年齢がいくつだったか忘れているときがあります。
開運そばのお店では、各席にいろいろな名前がついていて、我々が案内された席は祈願成就の席でした。
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開運そばもおいしそうでしたが、私は鴨南蛮をいただきました。
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こちらは福よせそばです。これも美味しそうでした。そば串団子もいただきました。もっちもっちです。
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席の名前はいろいろあり、金運大吉の席もあり、一番大事な良縁成就の席もあり、次回はここを!と思っています。
ラム姉、頑張れ!!!
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金運の方はラムパパ、頑張れ!!!
私とラムは食い運成就。ラム兄ちゃんはいったい何かな? そうだ、Toeic 点数アップだ!!!
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