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2月は私の誕生月です。今年はなんと年女、何度目の年女だったかしら?思い出さないでおきましょう。
昨年は我が家にとって大変な年でした。先が見えないトンネルに入ったようで、これからどうなるのだろうと不安な日々が続きました。
なんとか家族揃って、新しい年を迎えることができました。
私の誕生日も家族に祝ってもらえました。綺麗なお花も届き、家の中が明るくなりました。
今まではこうしたことが当たり前のように思っていましたが、家族が揃って何かを祝えるというのは本当にかけがえのないありがたいことなのですね。
辛いとき、落ち込んだとき、私を勇気づけてくれる言葉があります。
教会の牧師先生に最初教えていただき、知人からは息子さんの大学院の研究テーマだったのよと紹介された言葉、神学者ラインホルド・ニーバーの言葉です。
「神よ、
変えることの出来ない事柄については、
それをそのまま受け入れる平静さを、
変えることの出来る事柄については、
それを変える勇気を、
そして、この二つの違いを見定める叡智を、
私にお与えください。」
変えることの出来ない事柄をそのまま受け入れる平静さ、苦しみにぶつかったときにそれをそのまま受け入れるのはなんと難しいことでしょう
そして変えることの出来る事柄には勇気をもち続けてぶつかる、小心者の私にはこれまた難しいことです。
さらにその二つを見定める叡智・・・
難しいことだからこそ、ニーバーも神様に祈り、与えてくださいと願ったのでしょう。
生きていく日々の中でそれぞれに与えられる困難から、逃げ出したり誰かに 肩代わりしてもらうことはできません。弱い人間がそれでも生きていかねばならない時に、ニーバーのこの祈りの言葉は励ましとなります。
人はそれぞれさまざまな困難や苦しさのなかを、生きているのだと思い至らせてくれます。
そして、苦しみを取り除いてくださいと祈るのではなく、平静さと勇気と叡智を与えてくださいと神様に祈る素晴らしさを、ニーバーは私に教えてくれました。
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