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透明人間たちのひとりごと

ダ・ヴィンチの罠 隠れ蓑

 天狗の持ち物と言えば、ヤツデのかたちを
した団扇(うちわ)が有名ですが、

 「隠れ蓑」も重要なアイテムです。

 『最後の晩餐』のひとつが
アイテムとしての「隠れ蓑」効果を大きく
させる目くらまし的な役を使徒ヨハネとされる
(女性の如き)人物が担当しているのですが、

 果たして、その正体とは ・・・

 まず、この二人を見比べてください。


 『最後の晩餐』のヨハネ 『岩窟の聖母』のマリア

 この場合に、二人が同一の人物であること
を意図したものか、あるいは同じ事物を示唆
するモノやコトの意味なのかは不明ですが、

 瓜二つであることは確かでしょう。
 
 もし、同一人物的な解釈を採用するなら、

 
    『岩窟の聖母』における聖母マリア

 上(右側)の人物が聖母マリアであると特定
される以上は 左側のヨハネとされている人物
も聖母マリア若しくはマリアに極めて近い関係
にある人物であるとみるのが妥当で、ヨハネと
する根拠や信憑性は揺らぐことになります。

 そうなると、

 ① 使徒ヨハネでないとしたら誰なのか
 ② 使徒ヨハネは一体どこに行ったのか

 という2つの疑問が生まれます。

 ①に関しては、

 仮に、この人物を聖母マリアだと想定すると
我が子であるイエスよりも若く描かれていると
いう矛盾が生じるので、聖母マリアに仮託した
何者か、あるいは複数の人物の代役、または
なんらかの事実を代弁するために起用された
象徴的なキャスティングであると考えることは
可能ではありますが ・・・

 この段階での結論は控えておきましょう

 ①を前提にしたうえでの
 ②に関しては、イエスの隣に座る女性の姿を
 した人物を除く他の12人のうちの誰かである
 ということになりますが、それについても明言
 は避けたいと思います。
 
 要は、



 通説での人物構成や配置上、配役の変更は
他の誰かの交代にもつながるわけで、収拾が
つかなくなる恐れがあるからですが、この中に
間違いなく使徒ヨハネは描かれているのです。

 ここで、これからの解説における大前提
確認しておきたいと思います。
 
 『最後の晩餐』と題されるこの壁画は、
最後の晩餐に代表される聖書の名場面だけで
なく、いくつもの連続劇(ページェント)における
カットシーンがインポーズされているのですが、
それを容易ならざるものにしているのが、



 「隠れ蓑」としての効果を増幅させるため
に配置された女性的な人物であり、その本性が
秘匿されるがゆえにを生むわけです。



 つまり、こいつですが ・・・

 

 そして、その正体を常に念頭に置いたうえで
一人に何役という代役・兼任が個々のキャスト
に割り振られているということを理解しないと
「罠」封印は永遠に解けないのです。


 このシリーズ『ダ・ヴィンチの罠』
連載するキッカケになったのは、先輩の1号
さんが説くパラレルワールドやパノラマ・タイム
といった『最後の晩餐』に関する謎解き
発想推理にあったのですが、

 何を思ったか、その記事の内容を1号さん
はすべて消去してしまいました。

 消される前に、それを読んだ際の一瞬
ヒラメキがロングランとなるシリーズ
出発点となったのですが ・・・

 そのあたりの奇妙経緯(いきさつ)や
シリーズ開始以前における「罠」原点
とも言うべき内容が記載されている

 『最後の晩餐(CGの謎)』
 url http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/398.html

 『最後の晩餐(謎の迷宮)』
 url http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/399.html

 を、まずは参照してみてください。

 ここから先は、

 それらを踏まえたうえでの説明が多用される
と予測されますので解説内容の重複と無駄を
省く意味からも、是非、読んでおいてください。

 さて



 この人物は純粋な意味において、人間
とは違う生き物がその本性にあるのですが、

   

 つまり、地球外生命体DNA
もっている生物であり、異星人の血脈を有して
いる人物でもあるということです。



 表向きには、通説どおりの使徒ヨハネであり、
聖母マリアを彷彿させる一次的な「罠」から
小説や映画「ダ・ヴィンチ・コード」
でのマグダラのマリア連想させ、

      
 『マグダラのマリア』 アリ・シェフェール画

 その実、聖書外典におけるイヴの前に存在
したアダムにとって最初の妻であり、その後、
サタンであるルシファーの妻になったとされる
夜の魔女としてのリリス(リリト)であり、

 

 イエス・キリスト(アダムとイヴ)の化身である
うえに、モナリザのメタファ的なモデルでもあり、

    

 爬虫類系の異星人の姿でもあるのです。

     

 但し、

 『モナ・リザ』モデルについては、
『最後の晩餐』が腐食による劣化や
棄損、あるいは破壊や喪失によって「罠」
解読不能となった場合のリスク
ヘッジする簡易ダイジェスト版としての
保険的な役割としてのものですが、


 同時に、そこには、

 斬新なるアイデアと奇抜な発想による

 言わば、飛び出る絵画、つまり、3Dなる
「罠」が仕掛けられていたのです。

 要するに、

 その素材というか、パーツ(材料・部品)は、
この2枚『モナ・リザ』です。

 
  『モナ・リザ』と『アイルワースのモナリザ』

 それでは、

 スーパー・インポーズ(合成)してみましょう。

  

 わかりましたか

 背景が見事に融合して、新しい景色が
出現しました。

 人類が誕生する遥か昔、およそ4億年前の
「デボン紀」から遠い未来へと連綿
と続く、我らが地球姿です。

 『ダ・ヴィンチの罠 訪問者』
 url http://sun.ap.teacup.com/japan-aid//457.html

 解説したように、植物の起源は約35億年前
のシアノバクテリア(光合成細菌)の出現から

 
   珪藻(ケイソウ)類と藍藻類(右下)

 約27億年前に現れたとされる藍藻類にまで
遡るわけですが、


        出典:blog.goo.ne.jp

 『アイルワースのモナリザ』
背景(左上)に描かれている不可解な物体は

 

 水面にうつる群生した植物を表わすもので、
殺風景で荒漠たる大地に、植物の素となった
シアノバクテリアが撒かれたことを示します。

 つまり、

   
    荒漠とした砂漠に生える植物

 何者かの手によるテラフォーミング
(惑星改造)です。

 その結果が『モナ・リザ』での左半分の

    

 風景形成するようになるのですが、

 

 このままの未来では『モナ・リザ』
右半分のように人工の石の橋は残っていても

 

 生気のない無機質世界となって、

   

 いずれは30数億年前の地球のような

    

 にして荒涼たる大地に戻って



 しまうことを暗示するとともに、未来



 人類にその危機警告しています。

 このあたりの内容については、

 『ダ・ヴィンチの罠 小宇宙』
 url http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/429.html

  
      出典:blig.goo.ne.jp

 『ダ・ヴィンチの罠 地球号』
 url http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/444.html

 前後にある記事に詳しく記載されています
ので参考にしてみてください。

 すなわち、

 『アイルワースのモナリザ』
背景に極めて似かよった世界です。

 

 こうして始まったテラフォーミング
結果、『モナ・リザ』の左半面の世界
が生成され、人類の誕生を見ることになる
のですが、増長した人間たちによって、



 やがては、『モナ・リザ』の右半分の
ような未来が訪れ、無機質殺伐なる

    

 『アイルワースのモナリザ』



 背景へと回帰するというシナリオなのです。

 こうした

 カットや舞台セットが変わるたびにそれぞれ
の役柄をそれぞれが演じるわけですが、

 このことが理解されないか限り、未来永劫
にわたっても『最後の晩餐』
解けることはないでしょう

 さて

 『モナ・リザ』『最後の晩餐』
のリスクヘッジだとしても、ダ・ヴィンチの真筆
か否かの議論が分かれ、白黒のつかない
『アイルワースのモナリザ』が、

 実は、

 ミラノから彼がフィレンツェに戻った直後に、
『モナ・リザ』に先駆けて描いた作品で
あったことをフィレンツェ政庁舎の大広間に
描いた『アンギアーリの戦い』
絡めて、次回に解説したいと考えています。



 「ボク、この壁画に登場しているんですよ」

  

  「嘘つけぇ !!

  

 「でも、何かいるみたいよ」


     



     「あっ

    

      「え !!

   
     興福寺の迦楼羅像

 「隠れ蓑、使わなかったの」



  「烏天狗さん !!



 … to be continue !!

コメント一覧

小吉
そもそも天狗ってなんでしたっけ?
妖怪でしたっけ?

人類の祖先が異星人説はちょっと信じられないですね。
おじゃま虫
『汚れ役』でのコメントの続きですが、いろいろと当たってみたけど、拍手ランキングでの誘導を否定したページはここが最初のようですね。

あと、この一件とは関係なさそうだったので、覗かなかった『歴史を演じた男たちⅡ』にも拍手があったので寄ってみたら、ちょっとした発見がありました。

そちらのページでコメントします。
むらさき納言
2号さんたちじゃないとすると、わたしの思い過ごしかな?

それはそうとして、飛び出る絵画→3Dなる罠の部分にある「モナリザ」と「アイルワースのモナリザ」のインポーズは確か、ほかのページにあった「3Dメガネ」(^0_0^)の原理でしたよね!?
透明人間2号
拍手云々については我々の与り知るところではありません。
むらさき納言
最新の記事『次元域』の中にあった問い掛けのヒントになるようなページですが、何かここを読ませたいがためなのか、拍手ランキングで誘導している者がいるように感じますが、これは2号さんや透明人間さんたちの仕業なのでしょうか?
ココナン
『隠れ蓑』って、ある意味での変装や積極的な擬態装置などの道具だよね。

だとすると、ダブル・ダミーほどじゃないにしても、変装、偽装、扮装という意味でのDisguise、つまり、「D」に繋がるページなのかも!?

なんて、「胡麻の蝿」のようにディスガイズしてるわけじゃありませんが・・・
むらさき納言
ダブル・ダミー(二重の替え玉)に関連するようなタイトルを探していて、「『隠れ蓑』もダミーだな」と思って読み直してみたら、

「あっ、何かつながる!」って、感じですね。

スルーしてた記憶はないけど、この頃は読み流していたのかな?

ちらほらとは、コメントしてたようだけど・・・
小吉
複雑(メ・ん・)? 
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