「袋小路」、まさに、そんなブログの引っ越し作業の結果、
100を超える記事の画像が表示できなくなり、非公開としました。
記憶を呼び起こしつつ、漸次、復活・再生させるつもりですが、
正直、皆目見当のつかない画像も多々あります。
上記のように、連続性を維持することは、このシリーズの
重要なファクターですので、時間がかかっても復活・再生を
果たさなければならないのですが、漸くこれで97作目です。
さてと、それでは、ここからが、
『ダ・ヴィンチの罠 袋小路(改)』
の記事になります。
(以下、本文)
「袋小路」とは、行きどまりになっていて、
通り抜けられない小路や路地のことですが、
転じて、物事が一向に先へと進まない状態に
陥ることを指す言葉でもあります。
のが、ガザ地区におけるハマス VS イスラエル
の戦闘(攻防戦)の顚末です。
ところで、
「自分の芸術を真に理解できる
のは数学者だけである」
というダ・ヴィンチの言葉を言い換えれば、
数学者以外には理解できないということに
画像元:jfuits.com
なってしまいますが、裏を返してみると
画像元:mnsatlas.com
それは「数学的に解け」というヒントで
あって、ルネサンス時代における数学とは、
主に幾何学ですから「幾何的に解け」
ということに他ならないわけです。
を参照のこと ・・・
・・・だよね
したがって、ここで言う、
プラトン立体 watson.jp
しかしながら、前述したように、
我々の目が、3次元の世界を2次元でしか
(そ、そうなの!?)
たとえば、
上記のプラトン立体を、五色の輪を重ねた
青、黄、黒、緑、赤のオリンピック・マーク
だと想定してみましょう。
オリンピック・マークは、オセアニア地域、
アジア、アフリカ、ヨーロッパ、アメリカの
五つの大陸を意味していますが、それぞれの
色が、どの大陸を指しているかについては、
決まっていないのだそうです。
一応のところでは、
青=オセアニア、黄=アジア、黒=アフリカ
緑=ヨーロッパ、赤=アメリカとされますが、
緑を白だと仮定すると、人種(五色人)にも
相当するかもしれません。
さて、パレスチナ問題に話を戻せば、
いかなる差別も伴うことなく、友情・連帯
・フェアプレイの精神をもって、相互に理解
し合うオリンピック精神に範を求べるべきで
イスラエルとパレスチナが、それぞれに国
として共存するのが最も理想的なのですが、
この問題のそもそもに端を発すれば、
画像元:www.nhk.or.jp
イスラエルの建国(1948年)を発端に両者
の対立が激化したのがパレスチナ問題です。
ですから、次善の策としては、
一旦、イスラエルの建国(1948年)以前の
状態に戻してから、国際社会が責任をもって
両国並立のための知恵を出し合うことが必要
であって、いかなる差別をも伴うことなく、
友情・連帯・フェアプレイの精神をもって、
相互に理解し合うオリンピック精神を参考に
、新たなる中東社会の創造をはかるべきで、
そのために、
イスラエル(ユダヤ人)は、2000年の長い
歴史の中で世界に離散し、迫害を受けてきた
悲劇を胸に、やっとの思いで建国した悲願の
国を死守する覚悟で放棄し、再建国すること
で、二度と迫害されないイスラエルの歴史と
未来を築き上げる。
そして、
パレスチナの地に暮らしていた70~80万の
人々が、イスラエルの建国で故郷を追われた
悲劇を胸に、抑圧された怨みの感情からテロ
を起こす「ハマス」ではない自主国家として
のパレスチナ人の国と歴史の創設のために、
イスラエルとパレスチナは、相互に未来に
向けての共栄共存を「神」に誓わなければ
ならないわけです。
ところが、日本では、上記 NHKの画像の
ように、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区
での実情については1967年当時の図解で紹介
される場合が多く、イスラエル人の入植状況
が反映されていません。
画像元:fm-venus.muragon.com
少なくとも、ヨルダン川西岸地域の大部分
は、2012年の段階では、歯抜けの状態であり
、イスラエル人の入植によって、パレスチナ
の人々には、ごく僅かのエリアしか残されて
いないのが現実の姿なのです。
これでは、3次元の世界を2次元で捉える
ことしかできない我々の目のようですが、
・・・って、どういうこと?
(ちゃんと立体的に見えてるじゃん❓)
それは、網膜という2次元の膜上に焦点が
結ばれた像を脳が勝手に
立体であると認識できるように補正操作を
しているからであって、
たとえば、
三次元立方体 www.nagaitoshiya.com
正立方体は、斜め上から見ると、正六角形
(黒太線)に見えますが、
画像元:www.nagaitoshiya.com
本来直角であるはずの角は、120゜や 60゜
に見えてしまいます。
このことは、三次元の物体が二次元の網膜
視野へと射影されていることを意味します。
網膜の表面に写し出された像は2次元の
写真と原理的には同じなのです。
要するに、カメラで例えれば、フィルム
に相当するのが網膜なのですから ・・・
つまり、
こうした脳の補正操作が、日本における
パレスチナの報道のように、常に、我々に
「ないものをある」が如くに見せかけ
ているわけですが、
それにしても、
イスラエルのガザに対する攻撃は、常軌
を逸した尋常ならざるものであり、ハマス
の戦闘員や抵抗する大人の男ならともかく
パレスチナ人とみれば、女、子供を問わず
報復しているかのような爆撃の様子です。
特に病院での惨状は見るに堪えないもの
で、穿った見方をすれば、生き残った子供
が復讐の戦闘員になることを恐れ、あえて
子供中心に殺しているとさえ思えてしまう
ような印象ですが、
これらは「ハマス」のプロパガンダ映像
なのでしょうか?
ひょっとしたら、そうかもしれません。
しかしながら、
現在、パレスチナで起きている出来事は
いまに始まったことではなく、ずっと以前
から続いていることなのです。
イスラエルが建国された西暦1948年には、
「ナクバの日」と呼ばれる大惨事が
発生しています。
70万とも80万人とも言われるパレスチナ
の人々が、暮らしていた地域から強制的に
追い出されて難民となり、その際には多く
の人命が奪われました。
そんなパレスチナ人のなかには、いつか
故郷に戻れると信じて、当時住んでいた家
の鍵を、今でも大切に保管している方々も
大勢います。
占領下に苦しむパレスチナにとっては、
ナクバ(大惨事)は、現在進行形の悲劇で
あって、過去のものではないのです。
ところで、下の図形は、
イタリアの心理学者 ガエタノ・カニッツァが
発表したもので現実には存在しない三角形
が見えてしまうという錯視の解説用に考案
されたものです。
【カニッツァの三角形】
周辺にあるパックマンのような 3つの黒い
図形と黒い線で作られる正三角形の中心に
無地の逆三角形が知覚されると思いますが、
これは主観的輪郭(subjective contour)と
される効果で四角形でも同じことが言えます。
【カニッツァの四角形】 karapaia.com
この無地に見える逆三角形や正四角形は
周辺よりも明るく感じられます。
しかし、
実際には中心部と周辺の輝度とは等しく、
これをパックマン刺激と呼ぶこともあります。
尚、色彩においても錯視や錯覚は可能で、
https://yahoo.jp/9MQ1w4
上記URLをクリックして、中心にある
十字形を見続けてみてください。
赤紫の球に対して補色関係(反対色)に
ある緑色の球が突如出現したはずです。
またダ・ヴィンチは、こうも言っています。
「同じ眼でながめた対象があるときは
大きく、あるときは小さく見える」
(レオナルド・ダ・ヴィンチ)
同じ自分の眼で捉えた対象物でさえも、
その日の気分や状況次第では、大きくも
小さくも見えてしまうのであれば、
ましてや、
他人が同じ対象物を見た場合において
同じように見えているという保証が、一体
どこにあるというのでしょうか?
幾何学が自然や感覚に頼るのでは
なく思惟によって認知する術(すべ)を
訓練するための必要不可欠なるもので
あって、天文学が頭上に輝く天体の
運行などに関わる周期秩序の解明に
始まる「時間的学問」だとすれば、
幾何学は足下に広がる広大な地上の
形態秩序の究明(探究と解明)に始まる
「空間(次元)的学問」と言えます。
『モナ・リザ』や『最後の晩餐』
などの絵にダ・ヴィンチが施した細工や
トリック(隠し絵・鏡絵など)は、錯視を
利用したものではありませんが
出典:deskgram.net
指摘されるまでは、そのものが眼に映る
ことは皆無であったとしても、一度なりとも
示唆されるとほとんどの場合、そのように
見えてしまうという点においては 錯視に
近いメカニズムがあるのかもしれません。
このように、
人間の脳には補正機能が備わっていて、
脳が勝手にイメージして存在しないものを
見せているわけですが、
人間の脳 toyokeizai.net
ダ・ヴィンチがそうした脳の機能を十二分
に理解していたかどうかは別にしても、
人間の脳 studyhacker.net
心の動きひとつで各人各様に見える形や
映る世界の様子や表情が違ってくることを
意識していたのは確かなことなのです。
「優れた画家はふたつのものを描く。
人と人の心の動きである」
(レオナルド・ダ・ヴィンチ)
同様のことは、彼の想像の産物でもある
「この世界は『バーチャル・シアター』で
あって、量子論(量子力学)により導かれる
不確定性原理がゆえに妄想が現実世界を
バックアップして試行錯誤を繰り返すだけ
の日常を上映する仮想劇である」 とした
“シミュレーション仮説”においても
適用されるわけですが、
“シミュレーション説”は、いかにも
斬新なるセオリー(アイデア)であるように
感じられますが、特段に新鮮でも奇抜でも
なく、東洋でも西洋でも古くからある概念
のひとつであって、
たとえば、
胡蝶之夢 nostalgi.jp
荘子が語る『胡蝶の夢』の如き話や
洞窟の比喩 www.youtube.com
https://www.youtube.com/watch?v=3nylI0o_RmY
プラトンの『洞窟の比喩』などの例
に見ることができます。
ところで、前回の記事では、
唯一絶対的な「必然の死」に、対比
させて「偶然の生」を対義としました。
しかしながら、
「偶然の生」においても「必然」が
あり、「絶対的」な事実があります。
それが生命の誕生(生殖)における
必然としての性交渉です!
つまり、
イエスキリストは処女懐胎によって誕生
したのではなく、また死後3日目に復活を
果たしたわけでもないということですね。
この辺りの事柄については、
『ダ・ヴィンチの罠 姦通罪』
『ダ・ヴィンチの罠 不文律(改)』
などを参考にしてみてください。
「罠」に関して続ければ、
ダ・ヴィンチのような超絶的な空間認識に
おける特殊で特異なる認知能力がなくとも、
ある程度まで「罠」の構造を把握し認識
するうえでの、より深い理解を求めるならば、
『ダ・ヴィンチの罠 幾何学(改)』
『ダ・ヴィンチの罠 相似性』
などが、その一助になると思います
ついでに言えば、
「3次元空間」における一般の物体は、
映画『袋小路』 fpd.hatenablog.com
このような形態であると認識されますが、
但し、
映画『袋小路』の一場面 ロマン・ポランスキー fpd.hatenablog.com
これはある瞬間においての一形態に
過ぎず、その実状は変化・流動しながら
三次元立方体 www.nagaitoshiya.com 四次元立方体図 d.hatena.ne.jp
立体面を透過する多面体であると
想定されています。
要するに、
次元空間に時間的な要素が加味された
世界が次元時空間であり、ダ・ヴィンチの
作品の大半は、何らかのかたちにおいて
次元時空間に関する実験的な試みが
なされていると考えられるのです。
そうした試みとしての一例が、
超次元立体パズルにおける透過面上の
変化や流動性、またはその過程における
透過投影体(射影)です。
画像元:www.moguravr.com 四次元立方体図 Wikipedia
それは、
4次元立方体の各面(半透明の膜状面)
に相当する作品内の人物の状態の変化、
例えて言えば、
漫画 『ONE PIECE』(ワンピース)
の主人公ルフィーのように、
伸縮するヨハネの右腕はナイフを握り、
その手をガシっと抑え込んでいるのが、
ペテロの右手の習作
ペテロの右手というわけです。
その後、舞台は『最後の晩餐』から
イエスの顕現におけるガリラヤでの
朝餉の場面へと移り変わり、
画像元 レオナルド・ダ・ヴィンチの小部屋
使徒ヨハネの身体は移動してイエスの
左側に枝垂れかかるように寄り添い、
ググっと伸びた左腕がテーブルの淵に
そっと置かれることになるわけです。
当然ながら、トマスとされる人物の顔は
ここからは消えてしまいますが、トマスが
この場にいないわけではありません。
使徒ヨハネはマグダラのマリアに変わり、
ユダは別人(フィリポ)に変身しています。
この点に関する補足ページとしては、
『ダ・ヴィンチの罠 匙加減(改)』
が参考になるかもしれません
Cul-De-Sac
(DEAD-END なんて怖くない!)
やれやれ、それにしても、
「袋小路」が英語だと「dead end!」
フランス語では「cul-de-sac!」
そんでもって、そのココロは❓
「え~、やだぁ、わたし妊娠したの!」
ええ、そっち、
銃口と引き金 104ban.info
おしべが花粉を出して、
めしべが花粉を受ける。
それが受粉(受精)であり、
人間においては受胎となる。
映画『袋小路』 ロマン・ポランスキー 1966年 ivc-tokyo.co.jp
所詮(しょせん)、
この世のすべてのシナリオは
「虚構(フィクション)」なんじゃ!
フィ、フィ、フィクション
・・・ って、おいおい、
さて、
映画『袋小路』Cul-De-Sac www.paddyfieldrecords.com
要するに、
一向に先へと進まない状態に陥ったわけですね。
つまり、
どん詰まりの袋小路にはまった!
20200807mispronnunciation-w640
・・・ ってこと!?
然るに、而して、
「十分に終わりのことを考えよ。
まず最初に終わりを考慮せよ」
(レオナルド・ダ・ヴィンチ)
画像元:world-note.com
… to be continued !!