正式名称(学術名)をイヌキゲニアと
いう新種の胴長多足動物である、この珍獣
「マルキテリア」(仮称 合成画像)
の姿を見るまでもなく (フェイクですョ)
新種の誕生 出典:bokete.jp
人間の「想像力」には限界があって、
カンブリア紀の有爪動物 ハルキゲニア
出典:www.geocities.jp
そのモデルとなるものが必ず存在する
とも言われます。
しかしながら、一方では、
「想像力」は無限であって、何事に
おいても想像が及ばないなどということは
ないとする意見もありますが ・・・
ある説によれば、我々の宇宙は最初は
11次元だったのですが、やがて余分な次元
が小さくなり、空間の3次元と時間の1次元
だけが残ったというのですが、
アンドロメダ銀河
その時間さえも幻想だと言い出しかねない
のがダ・ヴィンチで、『最後の晩餐』で
の各シーンにおけるデジタル(離散的)な
場面はそれぞれがそれぞれに瞬間、瞬間の
カットであって過去も未来もない、その一瞬、
一瞬の集合を表象したものなのですが、
ミラノ・スカラ座前のダヴィンチの彫刻
それを証明する手立てはありません
似て非なるものに、
「飛ぶ矢は静止している」という
古代ギリシャの哲学者ゼノンのパラドックス
がありますが「時間が瞬間により成る」ので
あれば、どの瞬間においても矢は常に静止
しているわけで、いつまで経っても矢は的に
当たらないことになります。
ゼノンの矢 出典:karapaia..com
而して、
現実には矢は飛び続けて的に命中する
わけで、このような命題(矛盾)に対して、
ゼノンは間違っているとか、無限等比級数
が理解できないアホな哲学者などと言うの
はそれこそ的外れで、これは相対性理論
や量子力学に解を求める問題なのです。
さらに言えば、
「感覚は全て疑わしいもの」
とするゼノンの師匠パルメニデスの
言説にダ・ヴィンチが応じた証明、あるいは
反証すべく挑んだ思考実験の舞台
だったのかもしれませんが、
『アテナイの学堂』でのパルメニデス
いずれにしても、
生まれたての宇宙では時間や空間の次元
の数も、現在(いま)とは違っていた可能性を
否定することはできませんし、ダ・ヴィンチの
頭の中も覗き込むことはできませんので、
結局は想像するしか手がないのです。
さて、
出典: ja.wikipedia.org
宇宙は誕生直後の10のマイナス36乗秒後
から10のマイナス32乗秒後までの間に猛烈
な加速膨張(インフレーション)を起こした
とされています。
この「インフレーション」と呼ばれる
一瞬で数十桁も大きくなるような指数関数的
な急膨張を何かで例えるならば、
ウイルスが一瞬にして超巨大な銀河団以上
の大きさになるほどの想像を絶するもので、
それが、
宇宙が生まれた瞬間からビッグバンの
直前までの10の34乗分の1秒の間に起こった
というのです。
が、しかし ・・・
時間が流れ始める前の刹那の出来事で
あったとしても、その急膨張の度合い
には光の速度もへったくれもないわけで、
「ウロボロスの蛇」で言えば、
尻尾に近い方のお腹あたりにあるDNAや
ウイルスくらいのものが、首もと付近の銀河
以上の大きさにまで一瞬にして220度ほど
をグルっと「大膨張」したわけです。
これを事実として理解しろという方がどだい
無茶な話なわけですが、たとえ想像を絶する
ことであるとは言っても、まったくイメージする
ことができないというわけではありません。
現在の膨張する宇宙を加速させて
いるダーク・エネルギーと同じ(同質)ながら、
そのパワーの100桁以上の驚異的な大きさ
をもった「真空のエネルギー」が
生まれたばかりの宇宙空間を倍々の
べき乗(累乗)ゲームのように膨張
させていたものと考えられているのですが、
この「インフレーション」とともに
時間が流れ出し、3次元の空間が
広がり始めたわけなのです。
ひょっとしたら、
アルノルト・ゾンマーフェルトによって提唱
された未発見の超高速粒子タキオンは
その時の遺物なのかもしれませんね
タキオンのイメージ画像 ja.wikipedia.org
やはり、そうなると、
「想像力」には無限の可能性
が秘められていて、意識が及ぶ範囲
であれば、どんなに距離が離れていても
瞬時に到達することが可能なわけ
で、「意識」や「想像力」というもの
に限界となるようなものは存在しない
ということなのかもしれませんが、
何せ、この『ダ・ヴィンチの罠』
というブログ自体が想像力の賜物
みたいなものですから ・・・
ところで、
「鏡」は、なぜ、左右は逆になる
のに上下は逆にならないのだろう
そんな風に思ったことはありませんか
ダ・ヴィンチは「鏡」に関していくつか
の言葉を残しています。
「鏡は画家の師匠である」とか、
「絵画は単なる面に過ぎぬが
鏡も同様である」とか、
「画家の心は鏡に似ることを
願わねばならぬ」
「鏡は常に自分が持つ対象
として、持つものの色に映り
、そのままの映像によって、
自己を満たすものである」
これらはひとつの文脈の中で語られたもの
ではなく、個々に独立した言葉であったわけ
ですが、鏡自身は対象物そのままに自己を
満たすとしても、それを見ている者には左右
が反転して見えるわけです。
もとい、左右が
「反転しているように見える」
あるいは、そのように「感じている」と
いう表現の方が正しいのかもしれませんが、
ダ・ヴィンチの言うように、ありのままの姿を
そのままに映しているのが「鏡」であって、
左右での反転などはしてはいないのです。
えっ、なにアホなことを ・・・
出典:blog.goo.ne.jp
そう思った方は、目を凝らして上の画像を
よぉ~く見てください。
赤い色の玉と黄色い玉は左右で反転して
逆になっていますか
上下はもちろん、左右も逆に映してなどは
いないのです。
「鏡」がしていることは「鏡」の面を
境にして、手前と奥(前後)に紫の玉を逆転
させているだけです。
要するに、
裏表(裏返し)になっているというわけで、
むしろ「鏡映反転」こそが、隠れていて
見えない真実の姿を映し出しているとも
言えるのではないでしょうか。
「水鏡」の場合には、水面を境にして
前後左右ではなく、タテ方向だけが上下
に逆転します。
真実を映す「鏡」とは、よくぞ言った
もので実に正鵠を射た言葉なのかも ・・・
「正鵠を射る」と言えば、空中にて
止まっているという「ゼノンの矢」の
件ですが、量子力学と相対性理論によって
設定される距離(長さ)の最小単位である
「プランク長さ」で解決します。
「プランク長さ」とは不確定性原理
の都合上、これより短い長さは(とりあえず)
「なかった」ことになる究極の長さで
「ウロボロスの蛇」で言えば、
口に咥えられた尻尾の先にあたります。
そうなるともう時間も距離も無限に
分割することは不可能となって、
アキレスと亀 出典:ameblo.jp
「アキレスと亀」では、亀に追い
つき、追い抜くようなアキレスがいて、
ゼノンの矢と亀 出典:ameblo.jp
ゼノンの苦心の考察に反して、飛ぶ
矢は見事に正鵠(的の中心)を射ること
になるわけです。
出典:writerzlab.com
そうなると、
出典:matome.naver.jp
ふたつの「鏡」の組み合わせで表現
される合わせ鏡の無限のループに
しても、「プランク長さ」で打ち止め
となってしまうわけで、
出典:matome.naver.jp
この無限に繰り返されるピザの画像も
どこかで止まることになるはずですが・・・
無限ピザ 出典:writerzlab.com
ああ~、目が回る
ところで、
大袈裟でなく全宇宙の森羅万象
を網羅するような“阿吽”なる世界を
平板な2次元の壁に表現してみたいと
ダ・ヴィンチは考え 『最後の晩餐』の
構想に没頭していたわけですが、
そこには「合わせ鏡」に投影される
永遠のループへの憧れもありました。
「絵画は単なる面に過ぎぬが
鏡もまた同様である」
という言葉の裏側には、
隠された真実を無限のロンド(輪舞曲)の
ように「時空劇」の舞台で上演して
みせるというダ・ヴィンチのメッセージ
だったのかもしれません
さて、これまでに、今回のブログ内容と
『ダ・ヴィンチの罠 ロゴス』
http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/499.html
の記事を介して、
カオス(混沌)なる「序幕」に始まり、
ロゴス(根源的宇宙論理)の業としての
出典:www.imart.co.jp
インフレーション(加速度大膨張)と
出典:www.imart.co.jp
ビックバンから0.001秒後の宇宙
である素粒子の世界までの出来事
を第一幕の舞台で観てきましたが、
第二幕では、核融合で元素が
生成され、物質が出現します。
物質が集まり恒星が生まれ、銀河
となって、やがて銀河団が形成されます。
恒星系のひとつである太陽系の
地球には生命が宿り、育まれて
進化の道を歩み続けて行きます。
人類進化 grace-church.or.jp
そして、遂には、
人類の祖先が誕生するわけです。
そんな第二幕および第三幕では、
『岩窟の聖母』に描かれる世界
が表現される舞台となっています。
第二幕 <『岩窟の聖母』ルーブル版世界>
ユダ、ペテロ、ヨハネ、イエスによる
物質の出現及び人類の誕生と進化
『岩窟の聖母』ルーブル版 『岩窟の聖母』ロンドン版
第三幕 <『岩窟の聖母』ロンドン版世界>
イエス、トマス、大ヤコブ、フィリポ
による改竄された歴史の闇と真実
問題はこの真ん中にある個人蔵の存在で、
それが『最後の晩餐』でのイエスを
挟む6人の演技のなかに隠されている
というわけなのですが ・・・
その解説は次回以降に取って置きましょう。
膨張を続ける宇宙と悠久の過去
から永遠の未来へ続く不滅の時間
を担保する「ウロボロスの蛇」
の無限ループは、些(いささ)かながら、
危ういものとなっていますが、ダ・ヴィンチの
なかでは未だにそれは健在そのものです。
「宇宙の想像力は凄いのぉ」
それを言うなら
「創造力でしょうが !!」
でも、意外とホントは、やっぱり
冥王代の地球 NASA国際研究チーム
「想像力」だったりして ・・・
しかも、あながち、
それを否定できないことがおそろしい
もしかして、
サムシング・グレート
果たして、真実は何処に ・・・
それでは、また、
… to be continue !!
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