夜に窓から囁く風は涼しい。
じめじめと土足で入り込んでくる熱気はもう青森にはない。
ねぶたも明日で終わり。そう、青森の夏も一つの区切りを迎える。
日中はたとえ30℃を越えていようとも、夜になると涼しい風が入り込むのが
青森の夏である。
これが好き。東京の夏は嫌い。山形の夏も嫌い。でも、青森の夏が好き。
寒暖の差、今は一番嬉しい。
時代は流れた。日本で戦争が終ってから63年。
戦争について語ることが出来る人は減り、町も音をたてて日々変化する。
戦争という名の出来事は今の日本にはないけれど、戦争らしきことは続く。
大小さまざまな事件、とんでもない自然災害、身近な事故。
毎日美味しくご飯をいただき、ふかふかのベッドで眠れる毎日をいちいち幸せだと認識することの方がナンセンス、というような現実。
決して当たり前なのではないということを、今の幸せが多くの犠牲の上に成り立っていることを考えるのが『8月』でもあるように思う。
戦争も終わりに近づいた頃の東京のある一角で、戦争がもたらした『負』はこんな結末を生んだのです。
タイムスリップして静かに、しっかり、読んで欲しい。
今とは雲泥の差があるその頃もまた現実だったと・・・。
つちやゆきお作「かわいそうなぞう」金の星社
子どもの内に読んであげてください。お父さんお母さんも今読み直してください。
この本を読んで「あっ、そう・・・」なんて乾いた感想で終る人間はいないでしょう。
戦争を体験していない私には戦争は語れません。
だから、この本を読み、読み継いで行こうと思います。
8/15の終戦記念日を前に今年もご紹介します。
じめじめと土足で入り込んでくる熱気はもう青森にはない。
ねぶたも明日で終わり。そう、青森の夏も一つの区切りを迎える。
日中はたとえ30℃を越えていようとも、夜になると涼しい風が入り込むのが
青森の夏である。
これが好き。東京の夏は嫌い。山形の夏も嫌い。でも、青森の夏が好き。
寒暖の差、今は一番嬉しい。
時代は流れた。日本で戦争が終ってから63年。
戦争について語ることが出来る人は減り、町も音をたてて日々変化する。
戦争という名の出来事は今の日本にはないけれど、戦争らしきことは続く。
大小さまざまな事件、とんでもない自然災害、身近な事故。
毎日美味しくご飯をいただき、ふかふかのベッドで眠れる毎日をいちいち幸せだと認識することの方がナンセンス、というような現実。
決して当たり前なのではないということを、今の幸せが多くの犠牲の上に成り立っていることを考えるのが『8月』でもあるように思う。
戦争も終わりに近づいた頃の東京のある一角で、戦争がもたらした『負』はこんな結末を生んだのです。
タイムスリップして静かに、しっかり、読んで欲しい。
今とは雲泥の差があるその頃もまた現実だったと・・・。


子どもの内に読んであげてください。お父さんお母さんも今読み直してください。
この本を読んで「あっ、そう・・・」なんて乾いた感想で終る人間はいないでしょう。
戦争を体験していない私には戦争は語れません。
だから、この本を読み、読み継いで行こうと思います。
8/15の終戦記念日を前に今年もご紹介します。