愛染隼人の女の詩集 西陽の匂い

いつもこの部屋で 子供みたいに

あなたの胸に 戯れていたね

時に疲れて 愛に溶けては

愛を交わす 口づけあってた

どうぞ帰って 思いはそのまま

あなたの部屋は 西陽の匂いがする…

荷物は綺麗に 片付けられて

跡形もなく 悲しみ模様で

昨日の愛は 胸のアルバム

別れの理由 何も告げられず

明日に疲れて 生き方わからず

あなたの部屋は 西陽の匂いがする…

窓から見える 砂場の子たち

北風吹いて 寒そうにしてる

秋の夕暮れ 飛ぶ赤トンボ

愛の薄影 なみだの化粧

零れるなみだ 山影映る

あなたの部屋は 西陽の匂い…

今も帰りを 待ってるワタシ…