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愛染隼人の女の詩集 東京悲恋歌

2024-06-22 17:48:00 | 日記
    東京悲恋歌 

どうしても あんたがいいと
素直な気持ちで 囁いた
帳が降りた 夜の十字路を
気がつけば あんたの胸で
すがって 泣いていたから
何故かこの歌 何故かこの歌
東京悲恋の歌よ あゝ…

恋さだめ あるなら泣いて
時を恨んでは あなた憎まず
口紅が 色褪せてゆく
あゝ裏ひとみ 恋の端くれ
何故かこの歌 何故かこの歌
東京悲恋の歌よ あゝ…

木の葉舞う 都会のすみに
あなた風吹いて 涙にしぐれ
彷徨う夜の 道の歩道に
季節はずれの 雪が降るから
何故かこの歌 何故かこの歌
東京悲恋の歌よ あゝ…





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