愛していても 愛しきれずに
惨めな思いで 泣いていた
初心な女が 壊れた恋を
悔しがってる 遣る瀬無さ
港あたりで
あゝ長崎・雨女…
夜風冷たく 体に染みて
明日が見えない 惨めさよ
恋が霞んで 月に吠えても
返る木霊の なみだ声
花が散る散る
あゝ長崎・雨女…
私を置いて 行っては嫌よ
一人で生きてく その辛さ
わかる筈がない
世間の人に
あなたを偲ぶ 未練恋い
私が枯れる
あゝ長崎・雨女…
女があなたを追って 海峡超えて
夢を荷物に 追ってきた
なのに なのに 他人行儀で
上手くいかない
そして嘘ばかりで 泣かす人…
見切りをつけたあの人
駄目だったけれど
でも愛してる 心から
でもね でもね 気持ち変わらない
町を出るけど
故郷帰り船 なみだポロリ…
最後の恋と賭けてた もう若くないと
励ましながら 夢を見た
けれど けれど 朝露の涙
花が散る散る
涙が呼んでる 逸れ恋い…
でもね でもね 気持ち変わらない
町を出るけど
故郷帰り船 なみだポロリ…
あの人この人 あなたの すべて
爪先まで 似るだけで
あげたくなるのよ
好いた心まで あああ…
夜のネオンが 身に染みるけど
紺屋町 高崎ブルース…
今夜の相手は 本気で 惚れて
打ちあけたけど 濁されて
上手くかわされた
哀しい思いで あああ
幸せ欲しい 今すぐにでも
紺屋町 高崎ブルース…
好いた心まで あああ…
夜のネオンが 身に染みるけど
紺屋町 高崎ブルース…
あなたが私と暮らしたい そんな噂を
わたし巷に聞きました
きっと照れて 恥ずかしそうに
言えなかったのね
だから私 好きだから
あゝ急いで神戸 急いで神戸
夢ひとつトランク詰めて 南は神戸
夏の終わりに行きました
日焼けの体 季節の中で
あなたが眩しい
だから これでいい
あゝ急いで神戸 急いで神戸
だから私 好きだから
あゝ急いで神戸 急いで神戸
