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将来のPHS事業廃止に向けて舵をきったことを示唆した

2015年12月11日 | 日記
b氏の意見に省令の事が書かれていまして、PHSの使用期限が2022年11月末までという事が明らかとなりました。

その部分を引用します。

無線設備規則の平成17年総務省令第119号による改正附則第5条第1項に
「平成17年11月30日までに認証を受けた適合表示無線設備の表示は
平成34年12月1日以降は表示されていないものとみなす」
とあり、これにはコードレス電話機も含まれます。
2005/11/30までに技適認証したコードレス電話は2022年12月から使用できません。
つまりこれにより、旧PHS方式のコードレス電話機は完全に終了します。

「平成17年(2005年)11月30日までに技適認証を受けたコードレス電話は平成34年(2022年)12月以降使用できない」
と明確に記述されて有るとの事。

PHS方式は平成17年の時点でPHSの終了が決定していたという訳です。
後7年半ほどでPHSは使えなくなります。

微弱な電波でやり取りするPHSは安価な端末で、医療機器などにも影響を与えにくいという事で、
医療機関をはじめとする多くの場所での構内通信手段として利用されてきましたが、医療機関と
言えども、法令無視で運用するわけにはいきませんので、直近の課題とまでは言いませんが、
近い将来代替手段は考えていかないといけなくなると思います。

こういった構内用の通信規格をどうするのか、例えばドコモが5Gの規格に内包させるように
働きかけるとか、もしくはGoogleがAndroid OSにそういった仕組みを入れていくのか等、
通信方式に含めたり、OSレベルでコントロールしたり、色んなレイアでの手段が考えられますが、
この辺り将来を見越してきちんとやってもらいたいなと思います。



2014年6月1日付けで、ウィルコムはイー・アクセスに吸収合併され解散、
合併の存続会社であるイー・アクセスとウィルコム沖縄の2社体制となった(同年8月1日より「Y!mobile」ブランド)。

2014年10月1日より、MNPの対象にPHSも加わり、
PHSの番号のままドコモやKDDIなどにポートアウトすることができるようになり、
他社の携帯電話からワイモバイルのケータイサービス(PHS)へポートインできるようにもなった
(ただし、他社携帯電話からワイモバイルのPHSへの移行の場合、
SMSに対応したPHS端末に限りポートイン可能としている。
2014年10月時点で4機種[12])。

また、ワイモバイルのPHS利用者にも、同番移行でスマートフォンへの移行も始められ、
ソフトバンクモバイルの回線を利用する「タイプ1」(旧EMOBILE 4G-S後継の通信方式)契約へ移行する場合は、
PHSで利用していたメールアドレスも移行可能とする施策を始めた。
また、2015年3月21日より、ワイモバイル(同年4月1日以降は、ソフトバンクモバイル)のPHS利用者は、
ソフトバンクのSoftBankブランド携帯電話へのMNP移行時のY!mobile側からのMNP転出手数料および
SoftBank側からの新規契約手数料の無料化を行うことになった
(先立つ同年2月26日からは、ワイモバイルPHSのメールアドレスを
SoftBankブランド端末への移行時にそのまま引き継げる施策を開始している)。

2015年4月1日、ソフトバンクモバイルがワイモバイルを吸収合併するため、
Y!mobileブランドは、ソフトバンクモバイルとウィルコム沖縄の体制となり、
両社によってPHSは継続される。

しかし2015年10月8日のソフトバンク新商品発表会での質疑応答では、宮内社長は


「PHSは、…新機種は出ないと考えてもらった方がいい。」


と発言し、将来のPHS事業廃止に向けて舵をきったことを示唆した。